現在進行形のワケワカラン話を・・・

Posted on 8月 31, 2016

現在進行形のワケワカラン話を・・・

数日前、ふと腕を見たら細いペンの落書きがあった。
手首の少し下から肘までクネクネしながら1本の線。
覚えが無いから「何故?」と思いつつ、指で触ったら立体感がある。
よく見れば落書きではなく、薄皮一枚下に黒いものが。
「血管が腐った!!!」
そう思って爪で皮膚を破ってつまんだら、つー・・・・と抜けた。
髪の毛のようだ。長さは30センチほど。

昨日は、腕と腹に1本ずつ、太腿3本に入っていた。
背中のは取れないから放置している。
生えてるわけじゃない、と思うんだ。
どうなってるんだろ。怖い・・・

これは、私が体験した怖い話です。

Posted on 8月 29, 2016

これは、私が体験した怖い話です。
10年前、私がまだ小学生だった頃、兄と一緒に祖母の家に遊びに行った時の話です。
地元の駅で切符を買い、電車に乗って祖母の家にいきました。
はじめて電車に乗るのと、兄と2人だけで祖母の家にいくということで嬉しかった私は兄とはしゃいてました。すると、隣に座っているお姉さん(歳にして20ぐらいだったと思う)が粋なり悲鳴をあげた。
私はびっくりして失神した。
起きるとそこは見知らぬ部屋で、待っているとドアから人が入ってきた。
駅員さんだ。どうやら私を保護してくださったらしい。兄のことを聞くと、駅員さんはうつ向いた。
数分たち駅員さんの口から兄は死んだと聞かされた。
私は理由をきいたのだが駅員さんは口を固く閉ざして聞くことができなかった。
私は実家に帰された。
駅員さんと母が玄関で何やら話しているのが聞こえてきた。
「…くん………あくまに………じられ……ました」
あくま?
私は子供ながら悪魔に兄が殺されたと思い、それからの5年間脅えながら暮らしていた。

あくま…その意味を知ったのは私が高校生の頃、今から5年前のことです。
学校から帰ってきた私は、家に誰もいないことをしり、土曜日だったため早く終わったので、昼飯を作っていました。
私は昼飯の用意がないなんて…。まったく…と思いながらいそいそと用意をしていると、電話がなりました。
父からで母が携帯に出なくて心配でかけてきたようで、私は知らない、携帯を家に忘れたんじゃないかと、また母の携帯に電話するよう伝えました。
しかし、携帯はならず(母はマナーモードにはしない)私も心配になり、探すことにしました。
結局、母は祖母の家におり、ただ電池がなかっただけであったのだが、祖母の家にいた母はどこか、いつもと様子が違かった。
すると、母は父と顔を見合わせて頷き
「そろそろお前にもちゃんとはなさないとな…」
と真剣な眼差しで話をきりだしてきたのだ。
私は兄のことだとすぐわかった。
そして、恐ろしくて私からは聞き出すことのできなかった「あくま」の意味をしり、今でも脅えながらくらしています。

あくまは私が書いた奴です。
やっぱりオチきかないと気持悪いですよね?
あの悲鳴上げた女いるじゃないですか?
その女性の前の席に親子がいて、子供がうるさくても親が何もいわないんですよ。
で、親子のとなりに座ってた、ちょっと変わった風貌の男のひとがきれて、手に持ってる傘ではしゃいでた子供の頭を思いっきり刺したんです。
それをみた女性が悲鳴をあげたんです。
で、そのこえにびっくりした私が気絶してしまって…。今まではしゃいでた私たちも、その男に目をつけられていて…兄も傘でザックザクと頭を刺されてしまったんですよ。
その男性の風貌黒い布をまとっていて、顔が笑ってるのか、怒っているのかわからない形相で悪魔みたいだったということです。

何故駅員が私に教えてくれなかったのかは、下手したら私も殺られていたかもしれなかったし、まだ幼なかった私に心に傷を負わすのはまずいと…。
で、駅員と親が手をうって私だけには内緒ということにしてたんです。
親は兄は心筋梗塞と言っていました。
でも悪魔がどうとか玄関先で言ってたので、幼なかった私は、駅員と母が話をしている顔つきから…何かあるなと思っていたんです。
で5年たち、両親から本当のことを聞かされたのです。

病院に関する小話でもしようか。

Posted on 8月 27, 2016

病院に関する小話でもしようか。

病院って言えばそれはもう人が死んだり生き返ったりするわけで、ある意味幽霊の100や200当たり前にいそうなもんだ

けど
実際にはほとんどいない。
やっぱり霊になるにはただ死ぬんじゃなくてそれなりの恨みが必要なんじゃないかな?とオカ板住人としては思ったりし

ます。
これは自分が実際に体験にした話ではなくて、入院中に又聞きした話です。

もう20年以上前の話になるんだけど、入院患者と看護士さん(って書かないと差別になるんだっけ?)の間で色恋沙汰が

あったらしい。
患者のほうには奥さんがいたんだが、何かと狭苦しい入院生活中のお遊びというかそんな感じだったらしい。
しかし当の看護士は本気だった上、見事に処女。責任をとってくれとかなり激しく迫っていた。
困り果てた男性はまず看護士を騙し、退院した夜に奥さんと三人で会って、そこで君と一緒になると妻に告白する
ということでまず話をつけ、その裏で奥さんにも相談し、退院する前日の夜に病院から脱走してしまったらしい。
でそのまま雲隠れ。大分入念な準備をしていたようで、翌日の昼間には大分上乗せした入院費が送りつけられ
病院としてもそうした情事があったということを公にはしたくなかったため、看護士が1人泣き寝入り状態になり、
ついに自宅で首を吊って自殺してしまった。

それ以来、男性が逃げ出した日、5月17日の夜に脱走を防ごうとする看護士が夜の病院を巡回している。
という噂がたち、実際に毎年目撃情報が1~3件出ているそうです。
とはいえ、1年にたった1日なうえ、特に何かをするわけでも、恐ろしい形相をしているわけでもなく
実に自然な幽霊なので少し前までは冗談半分で細々と語り継がれてきた都市伝説に近いものだったそうです。
しかし、ある事件を境にそれが恐怖の幽霊として語られるようになりました。
ここから先は、自分がいた大部屋一番の古株だった萩庭さんが、同室の佐藤さんから聞いた体験談。

5月17日の夜、1時半過ぎ。佐藤さんは夜のどが渇いたので共同の冷蔵庫にヤクルトを取りにいった。
その途中で奇妙な看護婦さんをすれ違った
「どうもこんばんわ。こんな遅くまで大変ですね。」
(アレ?こんな看護婦さんいたっけ?)
「あ、いえいえ。大変失礼ですが、何号室のどなたでしたか?」
佐藤さんは、たまたま移動か何かでここ1日2日で来た新しい看護婦さんだと思い、特に疑う様子もなく答えた。
「ああ、316号の佐藤です。お世話になります。」
「316号室・・・どうです?お体の具合のほうは?」
「ええ、まだ抜糸はできないですし、腰を屈めるだけで痛くてトイレが大変ですが、それ以外は大分いいですよ」
「そうですか。どうかお大事に。早めに寝てくださいね。」
こうしてその看護士はその場を去っていった。

(結構かわいい顔してるなぁ。)と鼻の下を伸ばしながらベッドに戻った佐藤さんは、翌朝さっそく萩庭さんを始めとした
同室のメンバーに、新しく来た看護士が美人だと言いふらしていた。
しかし、そんな話とは裏腹に病院内が妙にざわついている。
そこで事情を聞きに行ったTさんが、青ざめた顔で戻ってきてゆっくりとこう話した
「327の大田さんが、昨日の晩に自殺したらしい・・・」
何となく嫌な空気が漂い、そこで彼女の話題は途切れてしまった。
後に入ってきた情報だと、大田さんは順調に回復していて退院のメドも経っていたし
特に現状を苦にするような状況にもいたわけでもなく、何故自殺を?と皆首を傾げていたようだ。
17日の夜に、普段は閉められている屋上からの飛び降り自殺。
しかし見回りの際に閉まっていたことは確認されていたらしく、どうやって鍵を開けたのかは分かっていないそうだ。

佐藤さんは退院する直前、萩庭さんにこう漏らしていた。
「俺さ、調べてみたんだけどあの夜俺が見た看護婦さん。少なくともこの階にはいないみたいなんだ。
今考えてみると、あの看護婦さんは例の自殺した幽霊じゃないか?って思うんだ。
勿論偶然かもしれない。でもなんとなくそんな気がするんだ。」

その夜太田さんは一体何を思い死を決意したのだろう?
もしそれが自殺ではないとするならば、太田さんは誰を見て、何をされたのか?
それは誰にもわからない。
萩庭さんは自分にこういって締めくくった
「その霊にあったら次の二つを守ればいい。
1つ目はまだまだ退院までには時間がかかるということ。
2つ目は部屋を聞かれても決して個室の番号は言わないこと」
今もその噂が続いているのかどうかわからないけど、入院先でそんな噂を聞いたら注意するといいかもしれない。

電話を使った交霊術についてのこんな話をご存知だろうか

Posted on 8月 23, 2016

電話を使った交霊術についてのこんな話をご存知だろうか?
「さとるくん」はこっくりさんの一種で、公衆電話に10円を入れて自分の携帯に電話し、携帯側から「さとるくん、さとるくん、おいでください」と唱えると、数日以内にさとるくんから電話がかかってきて、どんな質問にも答えてくれるという。

ありささん

Posted on 8月 23, 2016

今から20年前、ありさという女性が仕事帰りに通り魔に殺された。刃物でズタズタに切られ、内臓が飛び出た無惨な姿で発見されたのだ。
それから3日後、警視庁が遺体を発見場所から検死室に移動させ、保管していたときのこと。
保管しておいたはずの遺体が無くなっていたのだ。
すぐに捜索をしたところ、遺体は殺害現場で発見された。警視庁は不思議に思いながらも、再び検死室に運んだのだった。
しかし、遺体を持ち帰っても持ち帰っても、次の日には殺害現場に戻ってしまうのだという。
それを繰り返すうち、遺体はどんどん腐敗して形が崩れていった。
それから2ヵ月、ある奇妙な噂が立ち出した。
女性の惨殺事件が相次いで起こっているというのだ。調べてみると、先の事件の話を読んだり聞いたりした女性ばかり殺されているということだった。
この話を知ってしまったあなたの所にも、24時間後にありささんが訪れる。あなたは確実に殺されるのだ。本当に。
最後に忠告をしておこう。ありささんが目の前に訪れても、決して目を見てはいけない。目を見たらあなたは終わる。
死をさける唯一の方法は、この話をどんな方法でもいいので24時間以内にできるだけ多くの人に知らせること。
あなたの幸運を祈る…

4年程前のまだ夏と呼ぶには肌寒い頃、

Posted on 8月 19, 2016

特に霊感がある訳でもなく、あまり生々しい話ではないですが…。

4年程前のまだ夏と呼ぶには肌寒い頃、
当時「2人で朝日を見る」というシュチェーションに憧れていて、
あまり乗り気ではない彼女と一緒に、
当時住んでいた地方都市から車で3時間位の岬にドライブした。

駐車場に到着したのが、4時頃だっただろうか。他に車が数台。
まだ辺りは真っ暗で、Iモードの天気予報では日の出まであと1時間近くあった。

「外は寒いし眠い」と機嫌が悪い彼女を車内に残し、
ワクワクしていた俺だけが朝日スポットを探しに岬へ向かい散歩した。
「何だか、嫌~な空気」を感じてそそくさと車へ戻ると彼女は助手席で爆睡。

仕方なく運転席のシートを倒して眠った。
結局2時間以上眠ってしまったと思う。もう朝日が登っていた。

夢を見た。
詳細は覚えていないが、赤いコートを着た男が登場したことと、
とても後味が悪かったことは、目を覚ましてからもおぼろげに記憶にあった。

ほぼ同時に起きた彼女が、真っ先に言った言葉が、
「すっごく怖い夢を見た。赤いコートを着た知らない男の人が、車の窓を叩いて…」

「うわーっ、それ以上言うなっ! 帰るぞっ!」と、遮って車を発進。
市街地に降りてから、似たような夢を見たことと、怖いから詳しい夢の話は止めよう。
と、話して帰路に着いた。

後で、地元出身の友人に、そこが自殺の名所であることを聞いた。
それ以来、気味が悪く、その岬には行こうと思わない。

私には霊感がありません

Posted on 8月 19, 2016

私には霊感がありません。
ですから、幽霊の姿を見たことはないし、声を聞いたこともありません。それでも、ものすごく怖い思いをたった一度だけ、中学生の時に体験しました。その話を聞いていただきたいと思います。
 
14歳のころ父を亡くした私は、母の実家に引っ越すことになりました。母方の祖父はとうに亡くなっていたので、祖母、母、私と、女3人だけの暮らしとなります。
私は親が死んだショックから立ち直れないまま、新しい環境に早急に馴染まなくてはいけませんでした。
不安はあったのですが、私の身の上に同情してか、転校先の級友も優しく接してくれました。特にS子という女の子は、転校してきたばかりの私に大変親切にしてくれ、
教科書を見せてくれたり、話相手になってくれたりしました。彼女と親友になった私は、自然に周囲に心を開いてゆき、2ヶ月もたつころには、みんなでふざけあったり、楽しく笑いあったりもできるようになりました。
さて、そのクラスには、F美という可愛らしい女の子がいました。私は彼女に何となく心惹かれていました。
もちろん変な意味ではなく、女の子が見ても可愛いなと思えるような、小柄できゃしゃな感じの子だったので、同性として好意を持っていたのです。
(私はちょっと地黒で背も高いので、今考えると、多少の羨望もおそらくあったのだと思います)
好かれようとしていると効果はあるもので、席替えで同じ班になったことからだんだん話すようになり、彼女が母子家庭であることがわかって、余計に親しくするようになりました。
もっともF美の場合は、死に別れたのではなくて、父親が別の女性と逃げたとか、そういうことだったように聞きました。
彼女も女だけで生活しているということを知ったとき、この子と友達になってよかったなと心底思いました。ただそれも、彼女の家に遊びに行くまでの短い間でしたが・・・
その日、私が何故F美の家を訪ねることになったのか、私は覚えていません。ずいぶん昔の話だからというのもありますが、それよりも、彼女の家で見たものがあまりに強い印象を残したので、そういった些細なことがあやふやになっているのでしょう。
その時はS子もいました。それまでもS子はF美のことをあまり好いておらず、私が彼女と仲良くすることを好ましくは思っていないようでした。
それなのに何で彼女がついて来たのか、私には思い出せません。しかしとにかく、学校の帰り、家が全然別の方向なのにもかかわらず、私とS子は何かの用事でF美の家に寄ったのでした。
彼女の家は正直古さの目立つ平屋で、木造の壁板は反り返り、庭はほとんどなく、隣家との間が50センチもないような狭苦しい場所にありました。
私はちょっと驚きましたが、おばあちゃんの家も年季は入っていますし、家計が苦しいのはしょうがないだろうと思って、自分を恥ずかしく思いました。
「おかあさん」
F美が呼ぶと、少ししわは目立つものの奥からにこやかな顔をした綺麗なおばさんが出てきて、私とS子に、こちらが恐縮するほどの深々としたおじぎをしました。洗濯物をとりこんでいたらしく、手にタオルや下着を下げていました。
「お飲み物もっていってあげる」
随分と楽しそうに言うのは、家に遊びに来る娘の友達が少ないからかもしれないと、私は思いました。
実際にF美も「家にはあんまり人は呼ばない」と言ってましたから。もしF美の部屋があんまり女の子らしくなくても驚くまいと、私は自分に命じました。
そんなことで優越感を持ってしまうのは嫌だったからです。しかし、彼女の部屋の戸が開いたとき目に飛び込んできたのは、予想もつかないものでした。
F美が綺麗だということはお話ししましたが、そのぶんやはりお洒落には気を使っているということです。
明るい色のカーテンが下がり、机の上にぬいぐるみが座っているなど、予想以上に女の子らしい部屋でした。たった一点を除いては。
部屋の隅に立っていて、こっちを見ていたもの。
マネキン。
それは間違いなく男のマネキンでした。
その姿は今でも忘れられません。両手を曲げて縮め、Wの形にして、こちらをまっすぐ見つめているようでした。
マネキンの例にもれず、顔はとても整っているのですが、そのぶんだけその視線がよけい生気のない、うつろなものに見えました。
マネキンは真っ赤なトレーナーを着て帽子を被っていました。不謹慎ですが、さっきみたおばさんが身につけていたものよりよほど上等な物のように思えました。
「これ・・・」
S子と私は唖然としてF美を見ましたが、彼女は別段意外なふうでもなく、マネキンに近寄ると、帽子の角度をちょっと触って調節しました。
その手つきを見ていて私は鳥肌が立ちました。
「かっこいいでしょう」
F美が言いましたが、何だか抑揚のない口調でした。その大して嬉しそうでもない言い方が、よけいにぞっと感じました。
「ようこそいらっしゃい」と言いながら、トレーにケーキと紅茶を乗せたおばさんが入ってきて、空気が救われた感じになりました。
私と同じく場をもてあましていたのでしょう、S子が手を伸ばしお皿を座卓の上に並べました。
私も手伝おうとしたのですが、お皿が全部で4つありました。あれ、おばさんも食べるのかなと思い、ふと手が止まりました。
その時、おばさんがケーキと紅茶のお皿を取ると、にこにこと笑ったままF美の机の上に置きました。そこはマネキンのすぐそばでした。
とんでもないところに来たと私は思いました。服の中を自分ではっきりそれとわかる冷たい汗が流れ続け、止まりませんでした。
F美はじっとマネキンのそばに置かれた紅茶の方を凝視していました。こちらからは彼女の髪の毛しか見えません。
しかし突然前を向いて、何事もなかったかのようにフォークでケーキをつつき、お砂糖つぼを私たちに回してきました。
私はマネキンについて聞こうと思いました。彼女たちはあれを人間扱いしているようです。しかもケーキを出したり服を着せたりと、上等な扱いようです。
ですが、F美もおばさんも、マネキンに話しかけたりはしていません。彼女たちはあれを何だと思っているのだろう?と考えました。
マネキンの扱いでは断じてありません。しかし、完全に人だと思って、思い込んでいるのだとしたら、『彼』とか『あの人』とか呼んで、私たちに説明するとかしそうなものです。
でもそうはしない。そのどっちともとれない中途半端な感じが、ひどく私を不快にさせました。
私がマネキンのことについて尋ねたら、F美は何と答えるだろう。どういう返事が返ってきても、私は叫びだしてしまいそうな予感がしました。どう考えても普通じゃない。
何か話題を探しました。
部屋の隅に鳥かごがありました。
マネキンのこと以外なら何でもいい。
普通の学校で見るようなF美を見さえすれば、安心できるような気がしました。
「トリ、飼ってるの?」
「いなくなっちゃった」
「そう・・・かわいそうね」
「いらなくなったから」
まるで無機質な言い方でした。飼っていた鳥に対する愛着などみじんも感じられない。もう出たいと思いました。
帰りたい帰りたい。ここはやばい。長くいたらおかしくなってしまう。その時「トイレどこかな?」と、S子が立ち上がりました。
「廊下の向こう、外でてすぐ」とF美が答えると、S子はそそくさと出て行ってしまいました。
そのとき正直、私は彼女を呪いました。私はずっと下を向いたままでした。もう、たとえ何を話しても、F美と意思の疎通は無理だろうということを確信していました。
ぱたぱたと足音がするまで、とても長い時間がすぎたように思いましたが、実際にはほんの数分だったでしょう。
S子が顔を出して、「ごめん、帰ろう」と私に言いました。S子の顔は青ざめていました。F美の方には絶対に目を向けようとしないのでした。
「そう、おかえりなさい」とF美は言いました。そのずれた言い方に卒倒しそうでした。
S子が私の手をぐいぐい引っ張って外に連れ出そうとします。私はそれでもまだ、形だけでもおばさんにおいとまを言っておくべきだと思っていました。
顔を合わせる勇気はありませんでしたが、奥に声をかけようとしたのです。F美の部屋の向こうにあるふすまが、20センチほど開いていました。
「すいません失礼します」
よく声が出たものです。
その時、隙間から手が伸びてきて、ピシャッ!と勢いよくふすまが閉じられました。私たちは逃げるようにF美の家を出て行きました。
帰り道、私たちは夢中で自転車をこぎ続けました。S子が終始私の前を走り、1メートルでも遠くへ行きたいとでも言うかのように、何も喋らないまま、自分たちのいつもの帰り道まで戻っていきました。
やっと安心できると思える場所に着くと、私たちは飲み物を買って、一心不乱にのどの渇きをいやしました。
「もう付き合うのはやめろ」とS子が言いました。それは言われるまでもないことでした。
「あの家、やばい。F美もやばい。でもおばさんがおかしい。あれは完全に・・・」
「おばさん?」
トイレに行った時のことをS子は話しました。
S子がF美の部屋を出たとき、隣のふすまは開いていました。彼女は何気なしに通りすぎようとして、その部屋の中を見てしまったそうです。
マネキンの腕、腕が、畳の上に4本も5本もごろごろ転がっていたそうです。そして、傍らで座布団に座ったおばさんが、その腕の一本を狂ったように嘗めていたのです。
S子は震えながら用を足し、帰りにおそるおそるふすまの前を通りました。ちらと目をやると、こちらをじっと凝視しているおばさんと目が合ってしまいました。
つい先刻の笑顔はそのかけらもなくて、目が完全にすわっています。マネキンの腕があったところには、たたんだ洗濯物が積まれてありました。その中に男物のパンツが混じっていました。
「マ、マネキンは・・・?」
S子はついそう言って、しまったと思ったのですが、おばさんは何も言わないまま、S子にむかってまたにっこりと笑顔を見せたのでした。
彼女が慌てて私を連れ出したのはその直後のことでした。
あまりにも不気味だったので、私たちはF美が喋って来ない限り話をしなくなりました。そしてだんだん疎遠になっていきました。
この話をみんなに広めようかと考えたのですが、とうてい信じてくれるとは思えません。
F美と親しい子にこの話をしても、傍目からは、私たちが彼女を孤立させようとしているとしか思われないに決まっています。
特にS子がF美とあんまり仲がよくなかったことは、みんな知っていますから・・・。
F美の家に行ったという子に、こっそり話を聞いてみました。でも一様に「おかしなものは見ていない」と言います。
だから余計に私たちに状況は不利だったのです。ただ一人だけ、これは男の子ですが、「そういえば妙な体験をした」という子がいました。
F美の家に行ってベルを押したが誰も出てこない。あらかじめ連絡してあるはずなのに・・・と困ったが、とにかく待つことにした。
もしかして奥にいて聞こえないのかと思って、戸に手をかけたらガラガラと開く。そこで彼は中を覗き込んだ。
ふすまが開いていて(S子が見た部屋がどうかはわかりません)部屋の様子が見えた。
浴衣を着た男の背中が見えた。向こうに向いてあぐらをかいている。音声は聞こえないが、テレビでもついているのだろう。
背中にブラウン管かららしい、青い光がさして、ときおり点滅している。だが何度呼びかけても、男は振り返りもしないどころか身動き一つしない・・・気味が悪くなったのでそのまま家に帰った。
F美の家に男はいないはずです。
たとえ親戚やおばさんの知り合いであったところで、テレビに背中をむけてじっと何をしていたのでしょう?
それとも、男のパンツは彼のだったのでしょうか。もしかしてそれはマネキンではないかと私は思いました。
しかし、あぐらをかいているマネキンなど、いったいあるものでしょうか。もしあったとすれば、F美の部屋にあったのとは別の物だということになります。
あの家にはもっと他に何体もマネキンがある・・・?
私はこれ以上考えるのはやめにしました。
あれから14年がたったので、今では少し冷静に振り返ることができます。私は時折、地元とはまったく関係ない所でこの話をします。
いったいあれが何だったのかは、正直今でもわかりません。もしF美たちがあれを内緒にしておきたかったとして、仲の良かった私だけならまだしも、なぜS子にも見せたのか、どう考えても納得のいく答が出ないように思うのです。
そういえば、腕をWの形にしているマネキンも見たことがありません。それだと服を着せられないではないですか。
しかしあの赤い服は、マネキンの身体にピッタリと合っていました。まるで自分で着たとでもいうふうに・・・
これが私の体験の全てです。

子どもの頃の話

Posted on 8月 19, 2016

子どもの頃の話。
子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一人のことが多かった。
ある日、夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。「おかあさ~ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ~い」と応える声がする。もういっかい呼ぶとまた「はあ~い」。
自分を呼んでいるような気がして、2階へあがる。階段をあがったところでまた母を呼ぶと、奥の部屋から「はあ~い」と声がする。
奇妙な胸騒ぎと、いっこくも母に会いたいのとで、奥の部屋へゆっくりと
近づいていく。
そのとき、下で玄関を開ける音がする。母親があわただしく買い物袋をさげて帰ってきた。「しゅんすけ、帰ってる~?」明るい声で僕を呼んでいる。
僕はすっかり元気を取り戻して、階段を駆け下りていく。そのとき、ふと奥の部屋に目をやる。奥の部屋のドアがキキキとわずかに動いた。
僕は一瞬、ドアのすきまに奇妙なものを見た。こっちを見ている白い人間の顔だった。

これは学校にまつわるっていうか俺の体験談なんだけど

Posted on 8月 19, 2016

これは学校にまつわるっていうか俺の体験談なんだけど。
うちの学校(とはいっても十数年くらい前の卒業生なんだが)は半寮制の学校で学校から遠い人は学校の近くの寮に入るっていうシステムだった。
ちなみに中高一貫教育で 大体中1~中2、中3~高1、高2~高3で別の寮っていう感じに3つの寮があった。
んで俺が高1の時、つまり2番目の寮に移った時の話なんだけど。
その寮は地下1階地上3階の造りで(正確に言うと傾斜地に立てられているので見方によっては4階建て)各階がL字型をしていた。
問題の話は3階の部屋に部屋替えで移ってきた時に起こった事なんだ。
ちなみに各階にトイレは2ヶ所づつあるんだけど、なぜか3階のトイレだけは1ヶ所にしかなかった。
他の階のトイレがある位置はなぜか「あかずの間」になっていた。
俺は丁度その「あかずのトイレ」の隣の部屋に移ってきたんだ。
丁度学校は2学期を迎えるくらいの時だったから9月の上旬くらい。まだ夏の蒸し蒸しした感じが強い頃だった。
俺が移ってきたその部屋は、入ったときからいやーな感じがしていたが、その寮自体が老朽化していた事もあり、ぼろいからこそ嫌な感じがするんだろうなーくらいにしか感じてなかった。
ちなみに部屋の構成は2段ベッドが2つ。高1が二人で中3が二人といった感じで俺は2段ベッドの上の方にいた。
大体高1がベッドの優先所有権を持っていて大体の奴は下を選択していたが、その寮は極めてぼろく、部屋の中にムカデやゴキブリがたくさん出るような状況だったから、その手のモノが大嫌いな俺は、迷わず上のベッドを選択していた。
そんなある日の夜、俺はなかなか寝付けずに、寝苦しい夜を過ごしていた。周りからは周囲3人の寝息くらいしか聞こえない。なんかやだなーといった漠然とした不安があった為、どうにかして寝ようと悪戦苦闘していた。
そんな時、不意に俺の体が動けなくなった。いわゆる金縛りの状態だ。
よく金縛りにあう状況の時はラップ音を聞くとかいうが、そんときはそんなもんは聞こえず、いきなり固まった。
しばらくその状態でもがいていると隣の「あかずのトイレ」が開く音がした。
「ギイィィィィ。。。。。」
「うわっ やばいっ!!」
俺は必死で目を閉じた。(金縛りだったがどうにか目を閉じる事は出来たので)すると「あかずのトイレ」からは
ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
と何者かが出てくる気配がする。
そして「あかずのトイレ」の前の部屋に止まる。
(この時そのモノがどこにいるのか、何故か明確に把握出来ていた)
「俺の処に来るなーーー!!」
そう念じてみるものの、そのモノは俺達の部屋の前まで移動を開始した。
ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
「うわぁぁーーー」心のなかではまさに半狂乱。
しかしそのモノは、俺の心が通じたのかどうか、また移動を開始した。
ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
ホッとはしたもののまだ金縛りは解けない。でも自分の部屋を通り過ぎた安堵感で正直嬉し泣きしそうだった。
そのモノは各部屋の前で一旦停止し、また動くという事を繰り返し、結果として3階全部の部屋をまわった(見てないので はずだ。)
L字の先のところまで辿り着いたはずだ。
相変わらず俺の金縛りは解けない。そしてそのモノはまたこちらのほうに向かって歩き出した。
ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
今度は各部屋の前で止まらずまっすぐ開かずのトイレに向かっている様子だ。
「はやく自分の居場所に戻ってくれーーーー」
俺はずーーーっとそう念じていた。
ところが、、、
そのモノは俺の部屋の前で止まった。
その上俺の部屋に入って来た!!
ヒタッ ヒタッ ヒタッ ヒタッ
「うわぁぁぁぁ!!!!!!」(号泣)
もう半狂乱どころの騒ぎではない、大泣きである。不思議と涙は出なかったが(笑)
そして俺のベッドの前に来てしまった(涙)
もう、そいつが人間のようなものであるという事が、鋭敏に伝わってきていた。
なにしろ、前述の通り俺は2段ベッドの上の方。そいつの顔が俺の真横にあるのを感じるのだから・・・
そいつの鼻息のようなものまで、リアルに感じる。
その時そいつはこう言った。
「オレノベッド・・・・」
俺はその言葉を聞いた瞬間に、遠のく意識を感じた。
ようするに気絶してしまったのだ。ちなみに気絶したのは先にも後にもこれが初めて。2度としたくない。
~後日談
その日の事を「どうせ信じて貰えないだろう」と舎監に話したところ、
「そうか、お前も会ったのか・・・」と一言。
それを話したその日に、俺の嘆願通り部屋替えをしてくれた。
舎監が言うには、大体2年か3年に1度くらいはそういう事を言ってくる輩がいるとの事。
さらにこれは卒業後に聞いた事だが、昔心臓に病をもった俺の先輩にあたる人がいてその人はその病を苦に現在「あかずのトイレ」になっているそのトイレで自殺を図ったらしい。
そしてその自殺をした時に使っていた部屋は俺の部屋で、当然寝ていたベッドは俺の寝ていたその場所だったらしい。

おじいちゃんのお通夜の日の話です

Posted on 8月 17, 2016

おじいちゃんのお通夜の日の話です
当時高2の俺は、別に手伝う事も無かったので、準備が終わるまで自分の部屋で音楽を聞きながらマターリとしてたんです。
それでちょっと眠くなってきた頃にドアがノックされて
「おい、○○(←俺の名前)そろそろお坊さんが来るから、こっち来とき」
と、父に呼ばれ、おじいちゃんの遺体がある部屋に行きました。
部屋に行って、みんなでおじいちゃんの遺体を囲んで、お坊さんが来るのを待ってたんですけど、俺がよそ見をしてた間におじいちゃんが生き返ったんです!マジで!
普通に「あー、よう寝た」とか言いながら目を覚ましたみたいな感じで。それで、みんな怖がるとかじゃなくて、感動して喜んでたんですけど、誰かが「オイ!遺影とか隠せ!」って言ったんです。
俺は一瞬意味が分からなかったんだけど、多分そういう葬式とかに関係あるものを見たら気づいて、おじいちゃんがショック死するからかなぁ、とか思いながら俺も手伝って、大きい花みたいなのを隠してました。
でも蘇ったおじいちゃんは異常にに力が強くて、父を力づくでどかせて、父が隠してた祭壇を見つけたんです、おじいちゃんはそれを見て
「うわ、今日誰かの葬式かなんかか?こういうのを乱暴に扱ったらあかんやろが」とか言いながら、祭壇を整えてたんですけど、そのうち自分の遺影を見つけて「あ、わし、死んだんか。そうか」とか言い残してまた死んでしまいました。
それから俺はまた部屋に戻ってマターリとしてたんですけど、じきにまた父が呼びに来て遺体のある部屋に行ってみたら、もう祭壇とかを片付け始めている。
俺は不思議に思いながらも片付けを手伝っていたんですが、片付けている時に、父とか母とかは違う部屋に行ってて、そのおじいちゃんの遺体がある部屋には俺1人で、おじいちゃんの遺体と二人っきりになった瞬間があったんですね。
そして、俺がまたおじいちゃんの遺体から目を離してる隙にまた生き返ったんです、おじいちゃんが!
でも今度は前とは違って明らかに様子がおかしくて、なんか映画のゾンビのように、奇声を発しながら暴れまわってるんですよ!
それでおじいちゃんが外に出ようとしてるので、俺はそれを必死で止めてたんです。
そして、おじいちゃんに「おじいちゃんは死んだんやで!もう気づいて!」と言ったところで俺はある事に気づきました。
俺は高2の男なんかじゃない、俺自身が今目の前にいるこの老人なんや。わしは死んだんか?これは夢か?
と思ったところで目が覚めました。ああ、まだわしは死んでない。でも、最後に嫁はんや孫の顔でも見とくか、と思ったんだけど、目も開かないし、体も動かない。
そうか、やっぱりもうわしは死んでんのか。まわりからは皆の泣いている声が聞こえる。
と、いうような夢を一昨日みました。
オチが洒落になってなくてめちゃくちゃ怖かったです。この直後に目が覚めたんですけど。