多少、文章がおかしいかもしれないけど、思い出しながら書くんで許してくれ。

Posted on 5月 30, 2016

多少、文章がおかしいかもしれないけど、思い出しながら書くんで許してくれ。

三年ほど前の実話。
うちの父方の実家は田舎の旧家なんだけども、特に怪しいものはなかったわけ。
いや、都会には無いような神棚とかはあるけど、別に珍しくもなんとも無い物だしね。
俺も幼少の頃からよく行っていて、普段は触れられない自然に大はしゃぎしてた。
都会にはクマゼミ?が多いんだけど(ていうかこれしかいねーw)田舎ではレアで、
現地の子供とかに「めずらしくもねーよ」なんて講釈たれてた記憶がある。
最後はそんなやつらに混ざって真っ黒になって帰ってきてた。
そんな気心知れた場所だから、夜中とかは信じられないぐらい暗くて静かになっても怖く無い。
広い家の中に俺と祖父と祖母しかいないんだけど、
普通に一人で、八畳の和室で寝てたわけ(祖母たち二人は二階)。
そしたら夜中に、外で話し声(歌?)と楽器(鈴みたいなもの?)の音。
それと大勢の人が歩く足音が聞こえんの。足音は揃っていて、軍隊の行進みたいだった。
時間は良く覚えていないけど、夜一時から三時の間ぐらいかな。
うちの庭から門を抜けると田んぼしかない。ちなみにコンビニなんて気の利いたものもないから、
そんな大勢の人間が歩いてるはずは無い。

俺は布団でごろつきながら、最初はあまり気にしてなかった。ていうか夢現って感じ。
ぼんやりと実家にいるような心持で「事件かな。火事でもあったか」とか考えてた。
そしたらその足音が庭にまで入ってくんの。そこではっきりと目が覚めたね。で、ありえねーって起き出した。
廊下に出て雨樋っていうのかな?よく分からないけど板の戸を開けようとしたんだわ。
その時は好奇心だけで、恐怖は感じなかった。事件現場を覗く野次馬みたいな心境。
幽霊とか妖怪とか、そんなものに結びつけもしなかった。
そしたら、ドタドタって別の方向から足音がしてさ祖母が走ってきたの(どっちかというと、そっちにビビった)。
七十超えた年寄りとは思えない速さで。そりゃあもう、なにがあったってぐらいの形相をしてた。
「○○君(俺ね)。開けたらいけん。こっち来なさい」
「どうしたん?」
「いいから!」
入れ歯してなかったから何言ってるのか聞き取りにくかったけど、
概ねこんな会話をして神棚のある部屋に連れて行かれた。
俺はそのときも、凄い事件でもおきたのかとワクワクしてた(不謹慎だw)
そんでもってそこから、祖母は朝までお祈りのしっぱなし。
祖父は飾ってあった日本刀を持ってドアの前に仁王立ち。
いやね、正直笑ってしまった。なにがあったのかと。
しばらくは俺も大人しくしてたんだけど、いい歳した男が守られてるみたいなのはどうかと思って、
「どっか強盗でも入ったん? 俺もバッドでも持ってこようか?」
とか言って立ち上がった瞬間、
「ここにいなさい!」
二人揃って絶叫。マジで長年連れ添った息の合いかただった。
俺は訳も分からないまま、夜が白み始めて蝉が鳴き始めるまで、唯一置いてあったアルバム見てた。
昔はあんなに可愛かったのに、今はいい歳してコギャルスタイルな従姉に、何があったのかと黄昏ながら。
んで、次の日は祖父も祖母も大慌て。近くの神社に行って話を聞いて、俺も夕方になって簡単なお祓いをされた。
なんか知らない人も何人か来てた。
そこでようやく俺は事情を教えてもらったわけ。
なんでも、俺が聞いたのは百鬼夜行の足音らしい。
といっても、それは意訳的な意味で、なんとかウンギョウ?リョウ?行列とか言ってた(すまん聞いたこと無い単語で忘れた)

以下、聞いて覚えてたことを箇条書き。
・そいつらは人間霊ではなくて、もっと違うものらしい。
・妖怪に近いものだが悪戯はしない。ただ、姿を見ると連れて行かれる。
・良いものと悪いものに分けるとしたら、悪いもの。関わらない方が良い。
・神社の井戸と、祠の間を同じ道で行ったり来たりしてる。
・俺のうちはその通り道だった。それで神社にお願いして道を変えてもらってたらしい。
 (確かにここらには、昔から通らない方がよいと言われている道がある)
・その日、祠が壊されたので昔の道を通った。
・家に入らなかったのは、神棚とご先祖様が守ってくれたから。
いやね、俺は最初「カルトじゃないんだから」とか「あーあー、我が家もかよ」とか白けてたんだけど、
よくよく考えると普通じゃありえないよね。なんで家に入って騒ぐ必要があるのかと。
寒くなって帰る時にその祠に寄って、神社の人に渡された棒切れを置かされた。
なんかミミズみたいな文字が縦に書かれてるやつ。
その祠自体は始めて見た。川の向こうだったから行くことが無い場所だったんで。
石造りなんだけど、粉々になっていた。コンクリートじゃない固い自然石で出来ていたのに本当に粉々。
マジであんな潰れ方は普通はしないね。断言できる。大人が数人がかりで鈍器を持ってもまず不可能。
車が突っ込んだわけでもないらしい。
その時はなんにも考えなかったけど、後から色々考えて怖くなった。
話を聞いた後だからかもしれないが、嫌な雰囲気をしてたよ。
刺すような敵意じゃなくて、薄く延ばした狂気みたいなものが充満してる感じ。お祭りみたいに浮ついてた。
手を合わせようとして祖父に怒られたw
帰り道に祖母に「よう気がついたな。俺が外に出ようとしたの」って聞いたら、
「神棚においてある鏡が転げ落ちてきた。それで気付いた」みたいな事を言われた。
俺は生まれて始めてその神棚に手を合わせたw

中学の修学旅行で泊まった旅館は、原爆ドームのすぐ近くで、部屋によっては、窓からドームが良く見える。

Posted on 5月 28, 2016

中学の修学旅行で泊まった旅館は、原爆ドームのすぐ近くで、部屋によっては、窓からドームが良く見える。
で、私達の部屋からも木々の間からドームが見えた訳なんだけど、真下を見ると狭い墓地になっていて、墓がビッシリ。
中学生の私たちは面白がって窓辺に座って写真を撮ったり、心霊写真狙いではしゃいでたんだけど、すぐに隣の部屋の子が慌てて入った来たのね。
「トイレのドアが開かないから貸して!」

建て付けの悪い旅館だなっと思ったんだけど、友達が言うには、
「中からドアを叩く音と水が流れる音がするの!」
もうみんな一斉に、我先にと隣に走ったW
でも、何も音がしないし、ドアも普通に開くんだよ。
その子達が私達を脅かす為に嘘をついたんだと思って、興ざめして部屋に帰った。
その日は期待してたようなことは何もなく、終わろうとしてた。

でも夜になって、友達に起こされて目覚めた。
友達は凄い顔して足元を指差してる。
見ると、ボロボロで焼け焦げた人の集団がこちらを見ている。今にも襲って来そうな勢いで。
それは原爆記念館で見た被爆者に似ていた。でも、記念館の人形よりも全然痛そうで苦しそうで、私は怖いよりも悲しさで胸が張り裂けそうになった。

この中学の時の体験から7年?
今年心霊特集の番組を見ていたら、男性タレントがほぼ同一の体験談を話していた。
ドーム近くの、真下に墓地のある旅館。被爆者が足元に。

ぞっとした。

これは、とある市で実際に起きた事故である。

Posted on 5月 28, 2016

交通事故の現場で、両足がちぎれた男の子に、お母さんがものすごく笑いながら、
「どうせ死にますから!殺しましょ!ね!それが正しいでしょ!ね!殺そ!ね!どうすんの!こんなん助かってどうすんの!」
と石で殴り殺そうとして、周りの人が止めたのだった。
「あんた親だろう!親は信じろよ!親は最後まで信じろよ!ダメだよ!」
と八百屋のお兄さんが泣きながら叫んでいた。
これは、とある市で実際に起きた事故である。
近隣住民、現場に居合わせた人は全てを見ていた。

ラジオでやってた

Posted on 5月 26, 2016

ラジオでやってた

いつもの仕事が終わって、
僕は地下鉄に乗ったんです。で、しばらく乗ってると、
ケータイがなってるんですよ。そこで思ったんです、
あれ?ここ 地 下 だ よ な?
おかしいなーと思いつつもケータイをみてみるとやっぱり圏外です。
で、受信メール欄をみてみると、どうもおかしいんです。今の時間は
22:50なのにそのメールが来た時間は2 2 : 5 5
5分後から来たメールなんです。自分のケータイは
自分でズレを調節する機能がついてるんですけど、
たしかに5分後なんです。 件名にはなにもかかれてなく、ここら辺で
僕は「ヤバイ!」と思い、そのメールを消しました。
その直後ちょうどななめ前の人のメールの着信音らしいのが聞こえてきました
その人も一瞬「ん?」
という顔をしたと思うと顔を真っ青にしました。

俺が小学生の頃、近所の家が空き家になっていた。

Posted on 5月 24, 2016

俺が小学生の頃、近所の家が空き家になっていた。
大分ボロ屋で、誰も手入れをしていなかったのか家の周りが草と木で覆われており安易には中に入れなかった。
それを良い事に俺と友人Yはその家に勝手に入って遊び場として使っていた。
玩具を持ち込んだり、漫画を読んだり、お菓子を食べたりする2人だけの秘密基地だった。

ある晩にYの親から電話がかかり、Yが未だ戻っていないと言ってきた。
俺はその日Yとは遊んでおらず、電話では学校以外では会っていないと返事をしたが、
気になって懐中電灯を持って隠れ家へ行ってみた。昼間とは違って真っ暗で、家の中に入るのは勇気がいったが
いつも出入りしている勝手口にYの靴があったため勇気を出して入った。
真っ暗の廊下を進んで一番奥の本棚が並んでいる部屋へ行くと、Yがそこにいた。
しかしただそこにいたのではなく、裸で体中をビニール紐で縛られ、猿ぐつわをかまされていた。

身体のあちこちに叩かれたような跡があり、特に尻周辺が真赤に腫れていた。
俺は最初ぐったりしているYが死んでいるのかと思ったが、
気を失っていたのか眠っていたのか、身体を揺り動かすと動いたため紐を解いた。
その後Yは何も言わずに服を着て一人走って家を出て行き、当時何もわかっていなかった俺はそのまま自分の家に帰った。
その事についてYから口止めされたわけではないが、ボロ屋で遊んでいた事がばれるのが恐かった為誰にも言わなかった。

そんな事があってから、Yは俺を避けるようになっていた。
いや、俺だけではなく誰とも会話をしない様になっていた。あの日を境に俺達は友達ではなくなっていた。
俺はあの日からボロ屋が恐くなりそこでは遊ばなくなっていた。
知らない男の人達がボロ屋に出入りして物騒になった、と夕飯の時にお父さんが言っていたからだ。
でもYはそこへ行っていた。以前より頻繁に通っていた。
その証拠に、彼の目はいつだって飼育され虐げられた犬のような瞳をしていたから
あれから18年、Yの身に何が起きたのかおぼろげに想像は付くが、Yが今何処でどうしているのかは知りたくもない。

13階段は不吉なことがおきると言われているのだ。

Posted on 5月 24, 2016

ごくまれに格安の物件があったりするが、それが世に言う、訳有り物件というものである。何らかの事情により亡くなった人が出た場合、その物件は安くなるのだ。
場所はあえて伏せておくが、安い部屋を探していたある男性が、格安物件を見つけ、借りようとした。
あまりの安さに不動産屋に確認したところ、この半年の間に4人契約したが、3人は夜逃げをするかのように引越しをしたそうである。
残りの一人は、部屋の中で窒息死していたという。原因は未だに不明のまま・・・。
話は聞いた上でとにかく安い部屋を探していた彼はそのまま物件を契約することに。
引越し初日、引越しの疲れで寝ていると何か騒がしく、目を覚ますと時間は深夜2時22分。
何か気持ち悪いと思っていると、外で子供が大勢走っているような足音が・・・。
数日間それが必ず深夜2時22分に起きた。
ただ日ごとに変わっていったことは、外の階段を駆け上がってくる音がだんだん自分に近づいてくる。
そして13日目・・・。
今までは子供たちの足音だったものが、明らかに違い大人の足音になり、玄関を何度も力強く叩くのだ。
怖くなった彼はそのまま朝まで寝ることが出来ず部屋の片隅で震えていた。
不動産屋が言っていた2週間。
14日・・・ 明日がその14日目だ。
彼は友達に声をかけ、レンタカーを借りてきて引越しをすることにした。話を聞いていた友人達は、半信半疑だったが、いつもと違う雰囲気の彼の様子を見て、近くの神社からとりあえずお札やお守りをたくさん買ってきて、彼に渡したのだった。
彼らが引越しの準備をしていると辺りが薄暗くなってきてしまった。早く終わらせなければと急いでいると、突然ブレーカーが落ちたのだ。
友達の1人が、慌ててブレーカーを探し、上げると彼がいない。皆で慌てて探すと、彼は玄関の外で、苦しみながら倒れていた。すぐに救急車を呼び、病院に運ばれると、
彼の喉の中には、友人達が買ったお札やお守りが、人の力では不可能なほど圧縮されて、喉に詰まっていた。
友人達がすぐに病院に運ばなければ、彼は窒息死していたのである。
一般的にマンションの階段数は14階段だが、そのマンションは13階段だった・・・。
13とは不吉な数字とされている。
13階段は不吉なことがおきると言われているのだ。

当時野球部だった俺は先輩たちとランニングしてた

Posted on 5月 22, 2016

俺が厨房の時の話
当時野球部だった俺は先輩たちとランニングしてた
俺の中学は山のすぐとなりで消防のときは虫取りしたりして遊んでた山だ
その山を見ながら走ってると先輩が小声で
「あれが見えるのか?」と
聞いてきました

あれ?と思いながら先輩が指差したほうを見ると
和服?を着たひとのようなものが山にはいっていった
その先輩は実体験のような怖い話をしてくれる先輩で
俺が「体験した話なんスか?」って聞いても
「別にいいジャン」
ってはぐらかすような人でした
で俺はこの人はみえるひとなんだなと思っていた

俺が和服のものを見ていると
「あれは神様だからな」と
先輩が言ったんですが俺はもっと、こう、なんか
邪悪ってかなんて言うか神様とは逆のものに思えた

そんな事を思ってるとランニングが終わって
休憩のときに山をみたら和服のものがこっちに近づいてきた
俺は和服のものに見とれていた

見とれていると先輩が
「どうした」
と話しかけてきた
俺は「あれが近づいてくるんです、だから見てるんですよ」
と答えた
もうその時から俺と先輩はやばかったのかもしれない
先輩は
「そろそろ休憩終わるからな」といってなぜかそれに
近づいて
        落ちた
なぜ、どこに 
確実に先輩は落ちていった
そこで記憶が途切れた、途切れる前に声を聞いた 

  「お前も落ちるか?」
その声は若い男の声だった
俺の目が覚めたのは一週間後、病院のだった
医者は熱中症で意識がとんだと説明してくれたが
俺はあれのせいだと思った
先輩は山に落ちて岩が頭に当たって意識不明の重体
半年後に退院してきて無事に卒業
ただひとつ、よりよく不思議なもの(霊など)がよく見える
ようになった
俺は先輩と今も遊び仲間となっていろんなスポットに言ってる

日本のどこかの地方の話

Posted on 5月 22, 2016

日本のどこかの地方の話。
そこでは、男性が結婚せずに若くして死んでしまった時、棺の中に名前をつけた花嫁人形を一緒に入れて、あの世で幸せな結婚生活を送れるようにと一緒に燃やすらしいのですね。
で、ある男性が女性にふられて自殺してしまった。その両親は花嫁人形にその男性をふった女の名前を付けて、その女の写真と共に棺に入れて燃やした。
そして、仏壇には遺影の横にその花嫁人形の写真が一緒にあって、写真の裏にはそのふった女の名前が書いてあると言う話。
あ、もしかしたら、棺に入れずに人形を遺影と一緒に置いてあるんだったかな。
その辺、書いている内に記憶があやふやな事に気づいてしまったよ……。とにかく、普通は架空の女の名前をつけるのだけどその家族はまだ生きてる女の名前を付けて、その写真まで付けたのね。
雑誌では子を思う悲しい親の話として紹介してあったのだけどなんか、物凄く怖かった記憶があります……。

蛆といえば。

Posted on 5月 20, 2016

蛆といえば。

いつだったかなー多分5、6年前だけど、

名古屋が40度記録したときに水族館の外で走り回ってて、
もうふらふらになったんでコーラ買いに一番近い(多分
そこから10mもない)自動販売機目指したら、暑いんで蜃気楼みたいに
揺らめいてて、「あれほんとにあんのー?幻覚じゃないのー」なんて
友達とはしゃぎながら(熱に浮かされてるのでハイテンション)たどりついて、
普通のよりちょっとお得なロングサイズのほうを買った。

そしたら出てくるとき派手にがこっと言って、取り出したら中身もう漏れてる
から、「くそ、不良品」とか思った。
で、出したばっかなのに表面が熱いんだ。
あんまり気温高いとそうなるみたいだけど火傷するかとおもってハンカチでくるんで
ぶしゅーっと溢れるの覚悟でプルタブあけたら、やっぱしゅわーーーっと。
で、泡の中になんか固体っぽいのを見つけたんで、日陰に入ってダチと確認した。
掌に泡を移してしばらくしたら、泡が震えて、なんか掌かゆくなって、不審に思って
泡を振り落としたら、それ蛆だったんだよ。
自動販売機の苦情の電話番号にかけたら、問題の商品をお送り下さいって
平謝りされたけど、あれは誰かのいたずらだったのかな
ちゃんと出てきたから、仕込むなら、自動販売機開けなきゃできないはずなのに。
今もこれトラウマになってコーラは缶で買えません。何故かコーラだけ

大学に進学することになり私は引越しの準備をしていました。

Posted on 5月 18, 2016

大学に進学することになり私は引越しの準備をしていました。
物に溢れて汚い、実家の部屋を少しずつ片付けながら
いる物といらない物を分けていたら3つの古びたカセットテープを発見
昔ダビングした懐かしい曲でもはいってるんじゃないかと思い
その中の一つを興味本位で聴いてみた。

「ザー つっかもうぜ ドラゴンボール! ザーザー」

幼い歌声を少し聞いた瞬間わかった。自分の声だ 懐かしい
小さい時にやった事がある人もいると思うが
当時は自分の声を聞くというのが不思議で楽しかった

幼少から小学生にかけて隣に木村優斗くん(仮名)という同年代の子が住んでいて
優斗くんは私に色々な遊びを教えてくれた。
その中のひとつがテープレコーダーでの自分達の声の録音だ
当時二人とも、ファミコンとかそっちのけで録音に夢中になったのを記憶している。
小学校に入学する直前に優斗くんは親の転勤により引っ越してしまい
録音テープの事なんてすっかり忘れていた。

すごい懐かしいなぁ。なんて思いだしながら二つ目のテープを聴いてみる

「さぁ何話そうか?」
『なんか録音してるって意識すると話でてこんよね』
「わかるわかる。あはは」
『あはははは』
「かめはめ波うてるようになったらどうする?」
『敵倒すよ』
「敵って誰?」
『フリーザとか悪い奴』
「そんなのいねーじゃん あははは」

こんなような会話をずっとしている。しかし違和感を感じた
自分の声はわかるとして、話している相手の声は明らかに子供じゃない
私は優斗くんと話していたと記憶してるが十数年前の記憶なんてあてにならない
おそらく優斗くんの父親と話してたんだろうと認識した。
そして私はよっぽどドラゴンボール好きだったんだなと苦笑い

少し休憩をと思い居間にいくと両親がいた
さっきの事もあり懐かしいので少し話してみた
「優斗くんって昔、隣に住んでたよね」
そう話すと両親が渋い顔に  
え?なんで?と思った時、母が言った
「木村さんの事覚えてるんだ・・実は」

母は木村さんのその後を話してくれた。
神戸に引っ越した木村家は阪神淡路地震に巻き込まれ被災していた
両親は焼死、優斗くんに至っては行方不明のまま遺体すら見つからなかったらしい
少ししかない記憶の人だが物凄く切なくなった。
自分の部屋に戻って、優斗くんの声が聴きたかったのもあり三つ目のテープを聴いてみた

テープを再生する

『なんか緊張するな』

さっきの人の声だ、子供の声じゃない。少しがっかりしたがそのまま続きを聴いてみる

『○○くんへ、僕は神戸に引越します』

あれ?このセリフには覚えがある。はっきりと覚えてる
優斗くんが引っ越す直前に私にくれたお別れテープのセリフだ

『神戸に行っても僕は○○くんの事を忘れないから。僕達ずっと友達だよな』

間違いない。優斗くんから貰ったテープだ。しかし声が違っている・・

『今度会った時はもっと新しい遊び考えてくるかさ、楽しみにしててよ
 それから二人して巨人に入団する約束も忘れるなよ。
 それから・・それから・・もう話す事ないな。あはは。んじゃまた会おうね』

ここで終わりだ。このテープだけは印象に強かったので覚えていた
10秒くらい呆然としているとまたテープから声がした

『俺だけ歳とったな』