山中の高速道路を走っていた時のこと。

Posted on 3月 31, 2016

友人の話。

山中の高速道路を走っていた時のこと。
腹の具合が悪くなった彼は、最寄りのサービスエリアでトイレに行くことにした。
無事にトイレに駆け込み、ホッと一息吐いていると。

 しょりっ しょりっ しょりっ

すぐ近くから、何かを混ぜるような音が聞こえてきた。
ゆっくりと米か何かを研いでいるかのような音。
自分の他には、誰も居なかった筈だけど。後から誰か入ってきたのかな。
それにしても妙な音を立てるな、何をしているんだろう?

個室のドアを開けて出ると、音はパタッと止んだ。
トイレには人っ子一人居なかった。背筋が冷えた。
思わず個室を一つ一つ覗き込んでみた。
どの個室も、白い和便器が座っているだけ。

友人の話。

山中の高速道路を走っていた時のこと。
腹の具合が悪くなった彼は、最寄りのサービスエリアでトイレに行くことにした。
無事にトイレに駆け込み、ホッと一息吐いていると。

 しょりっ しょりっ しょりっ

すぐ近くから、何かを混ぜるような音が聞こえてきた。
ゆっくりと米か何かを研いでいるかのような音。
自分の他には、誰も居なかった筈だけど。後から誰か入ってきたのかな。
それにしても妙な音を立てるな、何をしているんだろう?

個室のドアを開けて出ると、音はパタッと止んだ。
トイレには人っ子一人居なかった。背筋が冷えた。
思わず個室を一つ一つ覗き込んでみた。
どの個室も、白い和便器が座っているだけ。

ある家族がいた。その家族は祖父・祖母・父・母・子 という家族構成だった

Posted on 3月 29, 2016

ある家族がいた。その家族は祖父・祖母・父・母・子 という家族構成だった
ある日祖父が死んだ。焼く時には三途の川の渡し賃6文を一緒にいれるのが習わしだが現代そんなものは手に入らない
だから日本円で数万入れて焼く。しかし、この祖母はがめつかった。
「死んだ奴の為に金を焼くだなんて勿体ねぇ」
そう言って家族の反対を押し切り棺桶からお金を奪い取った。
子は大人が騒いでる中、静かにお小遣200円を棺桶に入れた
祖父は焼かれた。その夜子は夢を見た、祖父が船に乗り「お前のお陰で乗ることができた。ありがとう」と

時がたち、祖母が死んだ。祖母は死ぬ前に言った
「タンスにヘソクリがある、私のお金だ。一緒に持っていく。棺桶にいれてくれ」と
祖母の葬式もいよいよ最後の時が来た、焼く時だ
係りの人に呼ばれ親戚一同最後の別れと棺桶を開けられる
「死んだ奴の為に金を焼くだなんて勿体ないんだよね?バァちゃん…」
子はそう言いお金を全てとった
子はその夜夢をみた。川を流されて行く祖母の姿を

先輩から聞いた話なんだけど、俺が入ってる部活で昔洞窟探検を本格的にやっていた。

Posted on 3月 27, 2016

先輩から聞いた話なんだけど、俺が入ってる部活で昔洞窟探検を本格的にやっていた。
岩手県には洞窟がいっぱいあり、当時は今ほど観光地化されておらず、まだまだ洞窟内
部がどのようになっているかわからなくて、近くの洞窟調査を趣味でやっている人などと
一緒に測量を行うことが頻繁にあった。
 
 冬に、恒例の洞窟測量の集まりがあり、かなり広い洞窟を測量していたときの話です。 
参加者はそれぞれグループに別れ洞窟に入り、先輩たちは仲間と一緒に調査をしていた。

測量などはすでに終わっている場所もあり、何より測量はかなり面倒くさいものらしく、
先輩たちは測量そっちのけで洞窟内を好き勝手に探索しちゃえみたいな雰囲気になってきたようで
そのうちみんな落ち合うところだけ決めてそれぞれ行きたい所に入って
蝙蝠をいじめたり、記念撮影をしたりしていたようです。

そのうち一人が、何かにとり憑かれたように下りの細い穴に這って入って行った。
まわりの人は既に測量で行き止まりの場所だと知っていたので
どうせ奥のほうですぐ詰まって後ろ向きでもぞもぞ出てくるんだろう
くらいにしか思ってなかったのですが、何分たっても出てくる様子がありませんでした

遅すぎだなぁ、と思っていた頃
入っていった人がこちらを向いて這って出てきた。
 
体を反転させるスペースがあったのか、と不思議に思い
待っていた先輩が声をかけると
入っていった人がひどく震えながらモゾモゾと話し始めた
「なんか、穴の奥に、腕2本がようやく入るくらいのさらに細い穴があって
 細い穴の下の土が手で簡単にどけられて、しばらく掘っていたら
 通り抜けられた。それでその先に3畳くらいのスペースがあった」

待っていた先輩は、あぁだからこっち向きに出てきたのかと納得した。
入っていった人はさらに震えながら続けた

「で、そのスペースにライト照らしたら、なんか、泥人形が横たわってた」
 
待っていた先輩は、人型の鍾乳石を発見してビビったのか、と思ったらしいが
入っていった人が更に続けて言った
「その泥人形が、なぜか、メガネ、かけてるんだよ。誰だろうあんなイタズラしたの」

近くにいた全員が、あぁ死体だ。と思ったようで洞窟内は一気に空気が重くなった

その日、すぐ全員がその洞窟から出て、警察に連絡した。

後日、死体の身元がわかった。警察によると何年か前に突然行方不明になった
地元の村の高校生で、死因は年数がたちすぎていて不明。ロウソク一本持って
その洞窟に入ったらしい。おそらく探検か、自殺が目的で入ったのではないか
とのこと。死体のあったスペースには、溶け残ったロウソクと、菓子の袋が
発見された。死体は洞窟の空気循環の悪さや、そのスペースが長期にわたり閉空間であった
おかげで腐食が進行せずに元の形を保ったまま、上から染み出て落ちてくる泥水によって
全身が覆われたらしい。
メガネが泥に覆われていない理由はわからなかったようだ。

俺はこの話を聞いて何より恐ろしいと思ったのは、
この死んだ少年の洞窟内で生きていた時間だと思う。
たとえば沖縄のガマなんかの洞窟に入ったことがある人なら、
本当の闇の暗さを知っていると思う。ガマの中で慰霊のため電灯を消して
鎮魂したことがあるが、まぶたが開いているのか閉じているのかもわからない程
暗く、一緒に行った友達は暗さに耐えられず10秒ほどで電灯を点けた。
尋常な人でも10分平衡感覚をを保てればいいほうではないかと思う。
暗闇では幽霊は簡単に見える。

死んだ少年は、暗い洞窟内でマッチが水に濡れロウソクが消えて、おそらく
30分後にはあまりの暗闇に正気を保っていられなかっただろう。
洞窟に入ったことを後悔し、誰にも言わずに洞窟に入ったかどうか何回も頭の中で
考え、救助の可能性も考えたかもしれない。出られることを信じて暗闇の壁を
手探りで辿りあらゆるところを行き来したのかもしれない。
何日間生きただろうか。暗闇で光のあるような幻覚も見えただろうか。
得体の知れない幽霊が一晩中自分のまわりを歩く幻聴が聞こえ、起きているか
寝ているか、わからない。腹が減り、のどが渇く、どこからか声が聞こえる
「死ねぇ、死ねぇ…」とかだろうか
自分と自分じゃない物の境すらはっきりしなかったかもしれない。
発狂し暗闇で何度叫び、何度幻覚に襲われただろうか。壁を掻き毟り、幽霊から逃げるように
狭いスペースまで追い込まれ、恐怖で動けなかったのではないか。
壁を背にして眼鏡越しに見えない入り口を見つめたまま、生きているのか死んでいるのかすら
自覚できないまま死んでいったんだろう。

俺が聞いた死の中で一番怖い死に方だと思う。

旧・日本兵の格好をした見知らぬ男が入ってきた

Posted on 3月 27, 2016

先日、俺が妹の部屋で大便していたら、旧・日本兵の格好をした見知らぬ男が入ってきた。
最初は泥棒かと驚いたんだけど、無言のまま血走った眼でこちらを睨みつけてくる。
ちょっと薄気味悪くなって、「貴方は誰ですか、何をしているんですか?」って尋ねたら、
「バカヤロー!」って叫んでそのまま霞みたいに消えてしまった。
その後、帰宅した妹に事情を話したんだけど、泣き叫ぶばかりで話にならなかった。両親も怒鳴ったり喚いたりするばかりで、その男の話は何も出来なかった。
もしかすると家族は俺の知らない秘密を抱えているんだろうか?
いま思い出しても背筋が凍る思いだ。

俺がもし死んだときのために、ビデオを撮っておいてほしいんだ

Posted on 3月 26, 2016

会社の同僚が亡くなった。フリークライミングが趣味のKという奴で、俺とすごく仲がよくて、家族ぐるみ(俺の方は独身だが)での付き合いがあった。
Kのフリークライミングへの入れ込み方は本格的で、休みがあればあっちの山、こっちの崖へと常に出かけていた。
亡くなる半年くらい前だったか、急にKが俺に頼みがあるといって話してきた。
「なあ、俺がもし死んだときのために、ビデオを撮っておいてほしいんだ」
趣味が趣味だけに、いつ命を落とすかもしれないので、あらかじめビデオメッセージを撮っておいて、万が一の際にはそれを家族に見せてほしい、ということだった。
俺はそんなに危険なら家族もいるんだから辞めろといったが、クライミングをやめることだけは絶対に考えられないとKはきっぱり言った。
いかにもKらしいなと思った俺は撮影を引き受けた。Kの家で撮影したらバレるので、俺の部屋で撮ることになった。白い壁をバックに、ソファーに座ったKが喋り始める
「えー、Kです。このビデオを見てるということは、僕は死んでしまったということになります。
○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本当にありがとう。僕の勝手な趣味で、みんなに迷惑をかけて本当に申し訳ないと思っています。
僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。僕は天国で楽しくやっています。
皆さんと会えないことは残念ですが、天国から見守っています。××(娘の名前)、お父さんはずっとお空の上から見ています。だから泣かないで、笑って見送ってください。ではさようなら」
もちろんこれを撮ったときKは生きていたわけだが、それから半年後本当にKは死んでしまった。クライミング中の滑落による事故死で、クライミング仲間によると、通常、もし落ちた場合でも大丈夫なように下には安全マットを敷いて登るのだが、このときは、その落下予想地点から大きく外れて落下したために事故を防ぎきれなかったのだそうだ。
通夜、告別式ともに悲壮なものだった。
泣き叫ぶKの奥さんと娘。俺も信じられない思いだった。まさかあのKが。
一週間が過ぎたときに、俺は例のビデオをKの家族に見せることにした。
さすがに落ち着きを取り戻していたKの家族は俺がKのメッセージビデオがあるといったら、是非見せて欲しいと言って来たのでちょうど初七日の法要があるときに、親族の前で見せることになった。
俺がDVDを取り出した時点で、すでに泣き始める親族。 「これも供養になりますから、是非見てあげてください」とDVDをセット
ヴーーーという音とともに、真っ暗な画面が10秒ほど続く。あれ?撮影に失敗していたのか?と思った瞬間、真っ暗な中に突然Kの姿が浮かび上がり、喋り始めた。
あれ、俺の部屋で撮ったはずなんだが、こんなに暗かったか?
「えー、Kです。このビデオを…るということは、僕は…んでしまっ…いう…ります。○○(奥さんの名前)、××(娘の名前)、今まで本…ありが…」
Kが喋る声に混ざって、さっきからずっと鳴り続けている。
ヴーーーーーーという雑音がひどくて声が聞き取りにくい。
「僕を育ててくれたお父さん、お母さん、それに友人のみんな、僕が死んで悲しんでるかもしれませんが、どうか悲しまないでください。
僕はズヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア××(娘の名前)、お父さん死んじゃっヴァアアアアアアアアアアアアア死にたくない!
死にズヴァアアアアアアアにたくないよおおおおヴヴァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア、ザッ」
背筋が凍った。
最後の方は雑音でほとんど聞き取れなかったが、Kの台詞は明らかに撮影時と違う断末魔の叫びのような言葉に変わり、最後Kが喋り終わるときに暗闇の端から何かがKの腕を掴んで引っ張っていくのがはっきりと見えた。
これを見た親族は泣き叫び、Kの奥さんはなんて物を見せるんだと俺に掴みかかり、Kの父親は俺を殴りつけた。
奥さんの弟が、K兄さんはいたずらでこういうものを撮るような人じゃないとなだめてくれたおかげでその場は収まったが、俺は土下座をして、すぐにこのDVDは処分しますといってみんなに謝った。
翌日、DVDを近所の寺に持っていったら、処分をお願いしますという前に、住職がDVDの入った紙袋を見るや否や「あ、それはうちでは無理です」と。
代わりに、ここなら浄霊してくれるという場所を教えてもらい、行ったがそこでも「えらいとんでもないものを持ってきたね」と言われた。
そこの神主(霊媒師?)によると、Kはビデオを撮った時点で完全に地獄に引っ張り込まれており、何で半年永らえたのかわからない、本来ならあの直後に事故にあって死んでたはずだと言われた。

ある高校に空調のメンテナンス&清掃に行った時の話なんです

Posted on 3月 26, 2016

ある高校に空調のメンテナンス&清掃に行った時の話なんです。
メンテナンスは生徒が授業を受けているときに済ませてしまったんですが、清掃の方は授業中はやはり生徒がダストを吸ってしまう危険性があった為、生徒が帰ってから放課後にすることになったんです。
(清掃っていうのは普通、一気にダクト内部に圧を掛けてダストを吹き飛ばすんですけどここはなぜか掃き掃除)
それと各部屋のフィルターの清掃もしなければいけないし。それまでかなり時間があったのでとりあえず清掃するダクトにはいって、状況を確認してたんです。
空調室が校舎の1階サイドにあってそこの空調ボックス(巨大な箱のようなもの)から太いダクトが一本上方に吹き抜け状に3階まで伸びていて、各階の天井を這うように3本に枝分かれしているんです。
私が清掃(っていっても掃くだけ)するのは空調室から入って各階の天井に這っているダクト。
とはいっても、ダクトって先に進むにしたがって細くなっていくので枝から1/3辺りまで。もちろん照明なんてないんで、ライトをヘルメットと腰に付けてですけどね。
小さな入り口を開けて中へ。空調ボックスの中からとりあえず一階の天井のダクトに階段を3Mくらい登って入ってみました。
ここのダクトは天井に吊ってあるタイプでなく壁に埋め込まれているので歩いてもだいじょうぶなんです。側面からエアーが出るタイプなんです。まあ、手前は中腰で入って入っていけるんで、奥に奥に。。。
まだ、放課後で部活をしている生徒達の声が聞こえます。すぐに大変なことにきずいたんです。そう!1階の1部の部屋は部室だったんで授業なんてやっている訳もなくすでにフィルタを取っておいたんです。
す・ご・い!!!女子高生が着替えをしているではないか!!!しかも下着がすごい。レースのパンティーが最高に萌え~。
彼氏との昨晩のSEXでの体位の話なんかもしてるし。私は今でもあの素晴らしい光景を忘れることはできない。
しばらく女子高生の香りをオカズにお尻を観察していたんです。そしたらダクトが「パキンッ パキンッ」と軋みだしたんです。
重みで軋りだしたのだろうか?幸い外には聞こえてないらしいのでそんなこと気にしないで観察をつづけました。
また、こんどはもっと大きな軋みが・・「パキンッ」狭いダクトの中なんで反響してどこからだかわからない。
この近くからではないことだけは確かなんです。一つだけ確かなことはこのままでは覗きがばれてしまうということだけ。ここであることを思い出したんです。
車に現場記録用のカメラがあるではないか!
フイルムを交換してしまえば会社に提出しなくてもいい!
さっそくカメラを取りに空調室へ向かおうとした瞬間、誰かがそのダクトの出口を横切ったんです。
やばい!!
見られた、覗きがばれた!!
会社をクビになる!!
幸いここは闇の中。動かなければ発見される訳がない。このとき既にライトは切ってありました。だって生徒にばれちゃうでしょ。
しかし待てよ、、、こちらは空調口から光が漏れている。向こうは闇。こちらから向こうが見える訳がない。しかも誰も入ってこないだろう。
作業員は私一人。ん、、、上下に移動するなら階段を使えば出来るが、横に移動はどうやっても不可能だろう。空調口からは楽しそうな女子高生の笑い声が聞こえてくるし、気のせいであろうと一瞬のうちに流してカメラを取りに狭いダクトを音を立てないように出口へと向かいました。
最初は頭を下げて這うように歩いていき、広くなってきたので前方を見たんです。そこには一人の作業員が、空調ボックスから伸びている吹き抜けのところに。しかも立てる場所ではない。
なぜこちらからしかも、あんなにハッキリと見えるんだ!!
よく見ると彼は頭から血を流していて一部が陥没している。
肩と頭の位置が少しずれている。
答えは1つしかありません。過去にもこういった経験を沢山してるんで疑う余地はありませんでした。声を出すことも出来ません。
当然ですよね。覗きがバレるし。とりあえずヘルメットを外し彼を見ながら後方へ移動。
どんどん狭くなっていく。更衣室も見ないで通過、そんな場合じゃないし。これ以上は無理だ。逃げる場所がない、終わった。。。
そう思ったその時、彼が私にこう言ったんです。
「気をつけろよ」弱々しい声で。そして消えていきました。
しばらくは動けませんでしたね。別にダクトに詰まったわけではないですよ。
恐怖で動けなかったんです。「パキンッ」という音もなくなったし、彼がいた場所を通って外へ出ました。
その後、早く帰りたかったけれど仕事なんでフィルターだけは洗ってダクトは清掃したということですぐに帰りました。
やはりここで作業員が亡くなってました。転落死だそうです。会社の先輩から後から聞いたんですけどね。上司は教えてくれなかった。なんてひどい奴なんだって思ったね。
きっと死んだ作業員はケガしないように注意しに来ただけだと思う。見た目は怖い人だったけど危険ではなさそうでしたよ。
まさか、「覗きがばれないように気をつけろよ」って意味じゃないだろう(笑)

クラスメートのAと一緒に下校した時、一匹の烏が目に入った

Posted on 3月 25, 2016

クラスメートのAと一緒に下校した時、
一匹の烏が目に入った
電線とか塀の上とか、割と低いところを留まったり飛んだりしながら
気が付いたらずっと付いてくる
恐ろしげな鳴き声と恨みがましい目をして。
Aに「あの烏、キモチワルイね」と言うと
「だろ?あれ、ずっと俺に付いて来るんだ」という。
聞くと、朝、外に出るとすぐに飛んできて、周りに人がいない時は
攻撃さえしてくる、追い払ってもすぐに戻って来て回りで飛び回る。
そんな事が一ヶ月も続いてて「いい加減、気が変になる」とAは言う。

一ヶ月前といえば、同じくクラスメートのBが事故死した頃。
崖下で遺体で発見された。足を滑らせて転落死したらしい。
発見したのが偶然俺の知り合いのおじさんで
「打ち所が悪かったらしく、頭がぱっくり割れててね・・・・」って話を聞いた覚えがある。
「遺族には言ってないんだけど、脳みそがはみ出しててそれを烏が食ってたんだ」

人の脳を食った烏はその人の記憶も食うとでも言うのだろうか。
烏はBの、どんな記憶を食ったのだろうか。
記憶を食ったとしたら、何故Aに付きまとうのだろうか。
あれは、事故死、だった・・・はずなのに・・・。

私の地元は田舎で、 山の中にある新興住宅街だった

Posted on 3月 25, 2016

私の地元は田舎で、 山の中にある新興住宅街だった。 新興と言っても、結局発展し切れなかったような土地だった。
私は山に秘密基地を作り、友達とよく遊びに行ったものだった。 ある日、私は友人のN子と一緒にミョウガを取りに山に入っていた。 しばらくすると、遠くからN子が何か興奮した様子で私の元にやってきた。
N「あっちに鳥居があった!」
私「そんなの見たこと無いよ」
N「ほら、こっち来て!行ってみよう」
N子は私を引っ張り鳥居があると思われる場所まで歩いた
そこには灰色の小さな鳥居が立っており、 お世辞にも綺麗とは言えない神社(祠?)があった。
近くまで寄ってみるとなんとも不吉な感じのする場所だった N子は私の手を引っ張り、一緒に鳥居を潜った。
ところが、鳥居を潜った瞬間足が動かなくなってしまった。 もの凄く寒く、空気が凍っているようだった
頭はパニックになり、騒ごうにも逃げようにも体が動かない。 声も出ないのでN子に声も掛けられなかった
ふと、視界の中に石碑が見えた。名前が書いてあるようで昭和○子と書いてあった
(○は読めなかったごめん)
と、次の瞬間、N子が私の手を振り解き「くぁwせdrftgyふじこ」みたいな
意味不明な言葉を発しながら神社から逃げてしまった 私も体が動くようになり、N子の後を追うように逃げた
家に着き、よく分からない恐怖で胸がいっぱいだったが 夕飯を食べ、アニメを見た頃にはすっかり忘れてしまっていた。
山での恐怖など忘れ、ぐっすり眠っていた私は夜中に目が覚めた。 多分2時・3時くらいだろう。部屋の中に誰かがいる気がした。
最初は兄貴が驚かせようと私の部屋に入ってきたと思っていた。 逆に驚かせてやろうと思った私は体を起こそうとした
起きない。
動かない。動くのは目だけだった。
神社に入った時と全く同じ症状だった。
急に怖くなった私は目を強く閉じ、神様!仏様!と心の中で叫んでいた。 気配は初め私とは遠い場所にあったが、段々と近づいているのが分かった。
霊感など皆無だった私は本当に怖くて心臓が口から出そうな思いだった。
足元の近くまで気配が来たところでフッと気配が消えた 助かった。と思った 右頬に生暖かい気配がした。
目を閉じて、自分の右手を頬に近付けてみて欲しい。 何かが近くにあると分かるはずです。
その状態。
更に耳に「ンーーーー」と声だか息だか分からない物が吹きかかった。 本当にやばいと思った。うっすら目を開けてみると視界の右端に真っ黒なものがあった。
動いてる
再び目を強く閉じ、助けて!と心の中で叫んだ。 耳元の息が一瞬止まった
「オマエジャナイ」
耳元で囁かれ、気配が完全に消えた。
全身びっしょりと汗をかいて気付いたら朝になっていた。
翌日N子は学校を休んだ
心配になった私は昨日のこともあるのでN子の家を訪ねた。
N子の家はシングルマザーで家にはN子一人だった。
私「大丈夫?風邪?」
N「昨日、何かあった?」
私「風邪か聞いてるんだけど」
N「…風邪じゃない」
私「そっか。あのね昨日変な体験したよ。オマエジャナイって言われた」
N子はいきなり取り乱した。
N「やっぱり!私を探しているんだ!このままだと私殺される!助けて!!」
私「意味分からないよ。どうしたの?」
N「あの時、神社の影に女の人がいたの、その人笑いながら私を指差していた」
私「見間違いじゃないの?」
N「違うよ!じゃなきゃ怖くて逃げたりなんてしない」
あまりにも震えるN子を見て、とりあえず知っている限りの知識のことをしようという話になった
家の前に盛り塩、部屋の中にも盛り塩、真っ白な服を着せて夜7時までは一緒にいてあげた
母親は8時には帰るということだったので、1時間くらいなら問題ないと思った。
N子の家を出る時ふと玄関の盛り塩を見ると先のほうが黒くなっていた。
今思えば予兆だったと思う。 当時の私は「?」と思うだけで、自分の家に帰ってしまった。
夜9時、N子の母から電話が掛かってきた
N母「私ちゃん?N子知らないかしら」
私「家にいませんでしたか?」
N母「どこにもいないの。心当たり無いかしら?」
私「…分かりません」
実際分からなかった。あの状態で外出なんかするはずも無いし 何がなんだか良く分からなかった。
ただ、心当たりが一つだけあった。
神社だ。
もしかしたらあの神社にN子が行っているかもしれないと直感が言っていた
自分の両親にその話をした。 そして私は父に思いっきり引っ叩かれた
父「あそこに入ったのか!?どこまで入った!何か見たか!?」
私は何も見ていないこと、だがN子は見たこと
鳥居に入って足が動かなくなったこと、先にN子が逃げてしまった事等 。泣きじゃくりながらすべて父に話た。
父は誰かに電話し、N母を呼び今から神社に行くと言った。
話を聞いたN母は泣き崩れたが、気を持ち直し
父が呼んだ近所のおじさんと一緒に家を出た。
神社に行く途中、あの神社について話を聞けた
神社と思っていたものは神社では無く墓だという事
(でも以下神社と呼びます)
昔の裕福な家柄の一人娘の墓である事
娘は誘拐され・暴行され・妊娠して殺されたという事 。両親は娘の為に墓を作ったが、娘の魂はまだ現世にあるという事 。そして決して近寄ってはいけない事 。女を見てしまったら諦める事 。
そんな話をしているうちに神社の近くに着いた。 全員が酒と塩を浴び、神社の正面に立った 。
懐中電灯を神社に向けると建物の前にN子がいた。 顔を隠して俯いている 。N母がN子に駆け寄り顔を引っ叩いていた 。
N母は無理矢理N子を神社から引きずりおろし、 私たちの元へと連れて来た 。N子はぶつぶつと何か呟いていた 。私が近寄ることは許されなかったが N子が何を言っているかは理解できた
「次は私が鬼」
ずっとそう呟いていた。
ものすごい笑顔だったのを覚えている。
友達だが、本当に気味が悪かった
その後N子は転校していきました。 あれから14年。N子の行方は今も分かりません。
ここからは私の妄想です。
N子は女を見てしまった。その女は多分昭和○子 。誘拐された昭和さんは犯されているうちに精神が錯乱し 誘拐された事を隠れんぼだと思い始めたのではないでしょうか。
殺された昭和さんは成仏せず魂だけこの世に残りあの神社にいた。 そこへ私とN子が行きN子が偶然女を見てしまった 。
ここから先は言わなくても想像して頂けますよね。

俺が小学校低学年の頃の話、つってももう30年以上前になるけどな

Posted on 3月 24, 2016

俺が小学校低学年の頃の話、つってももう30年以上前になるけどな。東北のA県にある海沿いの町で育った俺らにとって、当然海岸近くは絶好の遊び場だった。
海辺の生き物を探して無意味にいじくってみたり、釣り人に餌を売りつけて小遣いもらったりとまあ、無邪気に遊ぶ毎日だったよ。
しかし、かくれんぼだけは海の近くでやってはいけないと周りの大人にきつく言われていた。
まあ、海は危険が危ない場所が一杯あるからな、変な所に隠れられて大怪我や命を落とす事故を心配してのものだろうと子供ながらに理解していた。
しかし、理解しているとか何とかいったってそこはしょせん子供、周りに誰もいなけりゃやっちゃうもんなんだよね。
俺と、近所のくそがき、A太B朗C子の四人でかくれんぼをしたことがある。
当時のガキにしちゃあ丸々と太っていた実質ガキ大将のC子がどうしてもかくれんぼしたいって聞かなかったんで、俺ら男はなんか臆病者扱いされるのも嫌だったんで付き合うことしたんだわ。
しぶしぶ始めたとはいえ海の近くで変なくぼみとか一杯あって、めちゃくちゃ楽しかった、てのを今でも覚えてる、危険な場所ってのは基本的に楽しいものだよね。
かくれんはじめて1時間くらいたったころ、A太が鬼だったんだけどC子がどうしても見つからない。
仕方なくかくれんぼを中断して三人でC子を探すことにしたが、なかなか見つからないから、
3人で手分けして探すことにした。
それでも見つからないからもうあきらめて帰ろうと思ったとき、さっき調べても見つからなかった岩場のくぼみににC子を見つけた。
ただC子一人じゃなくてなんかやたらと立派な和服をきた爺さんが一緒だった。
ガキだった俺は、家の人間が迎えに来たから勝手にかくれんぼ中断しやがったなと一瞬思ったが、どうも様子がおかしい。
普段は大人相手だろうが子供相手だろうがのべつまくなしに騒ぎまくるC子がやけにおとなしい、和服の爺さんが何か話てるのにも反応せずに一点を見つめて動かない。
これはやべーんじゃねーのと思った俺は、幸い二人ともこっちに気づいてないようだったので
気づかれないように様子をうかがうことにした。
よく見てみると和服の爺さんは、こんなうみっぺりだって言うのにぜんぜん濡れていなかった。
爺さんはひとしきりC子の体をべたべたと触ったあと、懐から鉄製の串のようなものを取り出すとおもむろにC子のわき腹に突き刺した。
俺は爺さんの行動にびびって固まった、正直しょんべんももらしていた。
しかも爺さんはその串を一本ではなく次々とC子に差し込んでいく、しかし奇妙な事に血はぜんぜん流れてこない。
C子も串を刺されまくって黒ひげ危機一髪みたいになってるのにピクリとも動かない。
そのうち、串を伝って黄色っぽい白いどろどろとしたものが流れ出してきた、すると爺さんは串の根元のほうに白い袋のようなものを取りつけはじめた。
どうやら、そのドロドロを袋に集めているようだった。多分ものの2~3分くらいだとおもうが、どうやら袋が一杯になったらしく爺さんは一つ一つ口を縛り袋を纏めていく。
一方のC子はあんなに丸々と太っていたのにいつの間にか干からびたミミズのようになったいた。
これは、冗談抜きでやばいものを見てしまったと俺が思っていると、爺さんが不意に俺のほうを向いた、そして何か言おうとしたのか口を大きく「あ」の形にした。
と思うと、
後ろから大人の声で「コラー、ドくそがきが!あんだけここでかくれんぼすんなっていってんだろ!」と
怒鳴る声がした、振り返るとA太の父。
どうやらC子が見つからなくてあせった二人が大人に報告しに行ったようだ。
俺はC子が干物になってしまったことを伝えるのと変な爺さんから逃げるのにでA太父のほうへ駆け出していた。
かなり本気の拳骨ともう一怒鳴り食らっておれが、C子のところまでひっぱってA太父をつれていくと、干物ではなく太ったままのC子が倒れていた。あの爺さんも、串で刺された跡もきれいさっぱりもなくなっていた
結局C子はかくれんぼ中にこけて頭打って気絶していたと言うことで病院に運ばれた、その日の夕方には目を覚ましたらしい。
一方で俺ら3人は死ぬほど説教食らったが、俺はさっきの光景が目に焼きついていてろくに説教も聴いていなかった。
それから数日はC子は何もなくぴんぴんしていて近所のクソガキの上に君臨していた、おれも、アレは暑さでおかしくなってみた幻だろうと思い込み始めていた。
しかし一週間ほどしたころからガキの俺らの目にも見えてやせ始め、しまいにはかその姿を見なくなっていた。
どうやら、何かの病気をしたらしく俺は母親に連れられてA太B朗やらと一緒にC子の見舞いへ行った、そこにいたC子は以前の憎たらしく太っていたC子ではなくずい分とやせ細った姿だった、しかもやせているのではなく見るからに肌に水気がなく、子供とは思えないほどしわだらけになっていた。
あの時の干物の2,3歩手前というかんじだった、俺はもうこいつ死ぬんだなと思った。見舞いから帰るとにおれは母親に例の爺さんと串に刺されたC子のことを話した。
母は俺の話を聞き終えると、そう、と一言だけ言ってどこかに電話をかけた、そして電話が終わると。
明日その時のことを聞きに人が来るから正直に答えなさいと俺に言った、普段にもまして辛気臭いな、と俺は思った。
次の日、学校の授業の途中に校長に呼び出され
校長室で見知らぬおっさんに爺さんとC子の話を聞かれた。
そのおっさんは古い絵を見せてきて、その爺さんはこんな格好じゃなかった?と聞いてきた。
その絵にはみすぼらしい格好をして頭が不自然に三角な男と、例の爺さんみたいなきれいな和服をきた男がが描かれていたので俺はこっち和服の男の格好に似ていると答えた。
すると、おっさんはため息を一つ吐いて、校長にどうやらアカエ様ではないようなのでこれ以上の心配はないでしょうと言った。
校長も何か安心したような感じだった。
そのあと、俺を無視して、今年は豊漁になるだとか、漁協からC子の家に見舞金を出すとか言う話をしていたが、俺がまだいることに気づき、すぐに追い出され俺は授業に戻った。
C子は結局そのあと割りとすぐ死んだ。C子の葬式では悲しそうなのはC子の家族だけで、他の大人はみんなニコニコにしていてうれしそうな感じだった。
正直、俺もC子が嫌いだったので心のそこではうれしかったが、今まで経験した葬式との違いにすこし不気味におもっていた。
俺の父親もC子の両親に、神様が持っていったようなものだから。と変な慰めをしていたのを覚えている。
その年の秋は、あの時の盗み聞いたおっさんと、校長の話どおりここ数十年で一番の豊漁になった。
しかし俺の町以外の港ではそれほどでもなかったらしく、俺の町は大分潤ったらしい。俺もA太もB朗も、栄養状態がよくなったせいかみんなころころと太った。

ちょっと長いし、あまり怖くないかも知れないけどまあ聞いてください。

Posted on 3月 23, 2016

ちょっと長いし、あまり怖くないかも知れないけどまあ聞いてください。
今からもう10年以上の話。
当時小学生だった私は近所の駄菓子屋でラムネを買って飲みながら帰っていた。
すると路地の向こうから小学2年生くらいの男の子が走ってきた。
その時「なんか見たことあるなー。友達の弟かな?」と思ったのを覚えている。
その男の子は私の所へトトト・・・と寄ってきて「お姉ちゃんダメだよ、早くしないと雨が降ってくるよ」
と言った。
ハッとして上を見ても、絶対に降らなさそうな感じ。でもその子は私の服の袖をグイグイ引っ張る。
まあ弟よりも小さいような子を邪険に扱うわけにはいかないなあと思い、近くの
家の車庫に一緒に避難することに。
その瞬間ポツポツポツ・・・と雨が。狐の嫁入り(?)というやつか、晴れ雨が降ってきた。
はあーすげーと素直に感心し男の子に「すごいねえーよくわかったねー」と言った。
男の子はにっこりと微笑む。
雨は暫く続いた。私たちは適当な話をしながらすごした。
ふと男の子に目をやると、男の子はラムネの中のビー玉に興味があるようだった。
ビー玉で遊ぶような年でもなかったのでその子にビー玉をあげることに。
そうこうしてるうちにいつの間にか雨はやんでいた。

おーやんだやんだと思い、男の子に行こうかと促そうと横に目をやると
どこにもいない、男の子が。ついさっきまでいたのに忽然と消えてしまった。
先に行ってしまったのか・・・まあいいか、と気を取り直し帰路についた。
家の近くまで来た時、黒い服を着た大人がたくさん出入りする家の前を通った(多分
法事)。
その瞬間頭の中にサァーッとさっきの男の子の顔が蘇ってきた。
そうだ、あの子・・・小さい頃よく遊んだ・・・三年前に交通事故で・・・忘れてた・・・・
子供心に((((゜Д゜;))))となった私は出来るだけその家を見ないようにそろそろと歩いた。
見たら何か、見てはいけないようなものを見てしまうような気がして。
でも見てしまった。というか視界に入ってしまった。
ビー玉が、玄関の前に落ちているのを・・・。