幽霊を視る方法を試して一週間以内の話。

Posted on 2月 27, 2016

幽霊を視る方法を試して一週間以内の話。

生まれて初めて夏バテにかかった。陸上とかをやってたこともあり、体力には自信があった私だけど食事は流動食以外採れなくなるくらい、なぜか急にバテた。

ある夜急に目が覚めた。昼間予定がある時以外はぐったり寝ているので、目が覚めても当然かな…とぼんやり考えていた。
時計を見ると1時50分。寝苦しくて寝返りをうつと少しして、部屋の中心に何か黒いモノが浮いて見えた。

眼が暗闇に慣れていなかったのか、ぼや~っとした黒いモノしか分からない。
おまけにコンタクトをしてないので、かすんで見える。ぼっーっとそれを見ていると何となく大きくなった気がした。

何日か前に試した「アレ」が頭に浮かんだ。

まさかそんなはずはないと思い、だるさの残る体を起こして勇気を出して思いっっっきり近づいた。
手を伸ばせば届くその距離30㎝。その物体は

人 間 の 生 首

…だった。

黒く乱れた髪をしていたそれをみて、しばらく凝視したまま凍り付いた。(睨まれていた気もする)

びびった私はそれから周りが見えないよう、ベッドの隅に放置してあった羽毛布団をクソあちぃ中、頭まですっぽりかぶり汗をダラダラ流しながら眠った。

次の日のこと。
昨日の事もあって遅くまでテレビを見ていた。一階は部屋数が少ないので仏間にテレビを置いている。

どうしても自分が見たもののことが信じられず、やっぱり疲れてるのかと思い込もうとしていた。

少ししてテレビに集中していた時、仏壇を縦長の白いモノが横切る。
最初はテレビの光が眼に焼き付いて見えてるだけかと思った。
何度か仏壇を西に横切るものが見えて、いい加減怖くなってきて部屋から出ようと立ったとき東に横切る人型のそれをハッキリ見てしまった。
白装束の黒髪の長い女性。ゾッとしたのはその右顔面。赤黒く焼けただれていて怖くて目をそらしてしまった。もう一度目を向けるとすでに消えていた。

部屋を出て居間にいた母に打ち明けた。仏壇を東と西に横切る白い人が見えると。
真剣な顔で母は教えてくれた。「仏壇を西に横切るひとは天国へ行く人。東へ横切る人は地獄へ行く人だよ」

つまり私が見たモノは…。

私は編集者をしており、主にイベントや食べ物屋さんなどの紹介記事を書いています。

Posted on 2月 25, 2016

私は編集者をしており、主にイベントや食べ物屋さんなどの紹介記事を書いています。
こちらから掲載をお願いする事もあれば、読者からの情報を参考にしたり、
その他お店からハガキやFAX、電話などで掲載以来を受ける事もあり、
その場合、なんとなく興味がわいたら取材に行くという感じ。
お店を選ぶ基準は、このお店なら色々書くことありそうだな~、
こっちのお店はなんかいまいちだな~といったフィーリングによるものが大きいです。
ある日、締め切り明けで暇になり、みんなどこかに遊びに行ったり、
得意先まわりに行ったりで編集部からほとんど人が消えました。
私は特に行く所もなく、何か面白いことないかな~と、
その日届いた読者からのハガキを眺めていました。
その中にあった一通の封筒の中には、1枚の写真と便せん。
写真にはいかにも老舗って感じの古めかしい和菓子屋さんが写っていました。

便せんには、なんだかインクのしみというか…
書いて乾かないうちにこすってしまったような…
とにかく汚い字で「おいしいですよ ぜひ来てください」と書かれているだけです。
なんだか気味が悪かったんですが、逆にちょっと興味を引かれ、
「暇だしのぞくくらいならいいか」という気分になりました。
「来てください」というなら恐らく自薦だろうと、
便せんに書かれた住所を見て、だいたいの位置を把握しました。
…いつもは道路地図やネットで(最低でも店の名前くらいは)調べてから行くのですが、
その時は暇だったのもあり、なんだか調べるのが面倒にだったんです。
見つからなければそれでいいや、くらいの軽い気持ちで出かけました。

1時間ほど車を走らせ、目的地周辺まで到着した私は、
近くにあったスーパーに車を止め、そこからは徒歩で探す事にしました。
写真を見ながらてくてく歩く事、十数分。
だいたいの住所はこの辺だな…と見回すも、
そこは閑静な住宅街といった感じで和菓子屋さんなんてありゃしません。
裏道かな?とわき道にそれると、一軒の(恐らく)空き家がありました。
雨戸は閉められ、庭は荒れ果て雑草が生い茂り、一目見ればわかるじめっとした雰囲気。
なんだか気持ち悪くなり目を逸らすと、突然上の方から視線を感じました。
はっとその方向を見ると、2階の一室だけ、雨戸が閉められていない窓がありました。
まさか人がいるのか…と、余計に気味が悪くなり、早々にその場から立ち去りました。

しばらく周辺を歩くもやはり写真のお店は見つからず、
そのまま少しはなれた商店街まできてしまいました。
私は近くの雑貨屋さんに入り、ジュースを買うついでに
店主のおじいさんに写真を見せ、詳しい場所を聞いてみました。
おじいさんは写真を見るなり怪訝そうな顔でしばらく考え込み、
思い出したように言いました。
「ああ、これ、○○さんとこか!で、あんた、この写真どうしたの?」
「あ、私Aという雑誌の編集者なんですよ。
 それで、そのお店の取材に行こうと思いまして。
 写真はそのお店の方が送って来てくれたんですが」
「んん?そんなわけ無いよ。この店、10年くらい前に火事おこして焼けちゃったから」

「え!?…お店の方は?」
「みんなそれで焼け死んじゃったと思うけどなあ」
「…それで今はその場所、どうなってるんですか」
「そのあと新しく家は建って誰かしら引っ越して来たんだけど…
 いや、まあ、その家族なんだかで長くしないうち引っ越しちまったから、
 いまは空き家だよ。しかしタチの悪いイタズラだなあ」
空き家…先程の家かもしれませんが、視線を感じたこともあり、
確認するのが恐かったので、おじいさんにお礼を言い、
そのまま編集部に帰りました。帰って来ていた編集長に事の経緯を話し、
例の封筒を見せようとカバンの中をあさりましたが、なぜか無いんです。
どこかに落としたのかもしれません。車の中か?と戻ろうとすると、
「多分無いと思うよ、それ」と編集長に引き止められました。

「5、6年前かな。俺が新人の頃さ、同じようなことがあったんだよな。
 そこに行ったのは俺じゃなくて先輩だったんだけど」
「あ、そうなんですか。行ったのはどなたですか?」
「いや、もういない。取材に行ったきり帰ってこなかったんだよ。
 ××町の和菓子屋さん行くわってふらっと出掛けたっきり。
 当時はけっこう大騒ぎになったんだよね。車ごと消えたから。
 先輩も車も、結局見つからなくてさ。
 で、俺は先輩が行く前にその封筒も中身も見たんだけど、
 お前が言ってたのとだいたい同じ感じだったかな。
 先輩のは確か「きてください」としか書いてなかったんだけどね。
 もちろん、いたずらかもしれないけどさ。気味が悪いよなあ。」

…その後、車の中を探しましたがあの封筒は見つからず…。
誰があの封筒を送って来たのか、なぜその先輩が消えたのか、
私が呼ばれたのはなぜなのか…結局わからないままです。
それから3年たちましたが、郵便が届くたびにあの封筒が来ないか、ビクビクしています。

三・四年生くらいだったかな。担任の先生(男)が 、今でいう体罰教師ってやつだった。

Posted on 2月 23, 2016

小学生の時の話
三・四年生くらいだったかな。担任の先生(男)が
、今でいう体罰教師ってやつだった。
男女かまわず殴られた。
大嫌いな教師の一人だった。だけど、時々してくれる恐い話が面白かった。
先生は、いつも話の最後に、「俺は霊がみえるんだ」というのが恒例だった。
ある日、俺は夕方近くまで学校にいた。下校時刻の放送が流れたんで、
あわてて帰り支度をして誰もいない、夕方の廊下を歩いていた。
すると正面の曲がり角からボソボソ人の声がした。
なんとなく担任だって分かったんで、俺は非常口の陰に隠れてやりすごすことにした。
(その日、怒られたばっかりだったから。気まずかった)
先生の声が近くに聞こえる。すごく優しい声だったから驚いた。
なんとなくだけど(帰りなさい)とか(一人でいけるか)とかいっとていた。
陰からみると先生以外だれもいない。
先生は、一人で話していた。
先生は、理科室のドアをあけると、手で誰かを招くような、背中を押すような仕草をしたあと、
一人で理科室に入っていった。
俺は恐くて上履きのまんま非常口から出て、そのまんま家に帰った。

もう十年以上前の話。
先生は【見える】人だったのかなぁ。

昨年の年末にちょっと信じられない体験をしました

Posted on 2月 23, 2016

私はドコモ関連の設備管理の仕事をしている者ですが、昨年の年末にちょっと信じられない体験をしました。
これまで幽霊とか妖怪とか、そういうものは信じていませんでしたし、 そういった現象に出くわしたこともなかったのですが、 今回の出来事は、自分のそういう認識をひっくり返してしまうようなものでした。
未だに、あれが現実の出来事だったのか、自分の幻覚だったのか、確信は持てないのですが・・・
去年の12月27日、私と上司2人は、山頂にあるアンテナ鉄塔の点検に出かけました。 山道を車で登っていったのですが、途中で雪が深くなってきて、 その時はスタッドレスタイヤを履いていなかったので、それ以上進めなくなり、 しかたなく神社の前に車を置いて、1キロくらい歩く事になりました。
雪は表面が凍っていて、踏むとザクザクと音がします。 不思議と木には雪が積もっていなかったので、上司(Kさん)に聞くと、 「木の枝に積もった雪は、すぐに下へ落ちるからな」と答えました。
そうやって周りの景色を見たり雪に足を取られたりしたので、 鉄塔に近づくまでに30分以上も掛かってしまいました。
鉄塔が間近に見えて、車道から林の中の道に入ったあたりで、Kさんが上を見上げながら言いました。
「木の枝に何か引っかかっているぞ」
私ともう一人の上司(Tさん)が上を見ると、木の枝に地面から5メートルくらいの枝に、細くて白い布みたいなものが絡んで、風になびいていました。
更に行くと、鉄塔の回りに張ってあるフェンスやゲートの鉄格子にも、 同じものが絡みついているのが見えてきました。
近づいてよく見てみると、それは布ではなくて紙でした。 黒で何か書かれた紙を細く裂いたような感じで、まだらになっています。
「山仕事に入っている人のイタズラかな?」「気持ち悪いなぁ」
などと言い合いながら、ゲートの鍵を開けて中に入りました。 続いて、鉄塔のドアに鍵を突っ込んで回して開けようとしたのですが、開きません。
おかしいな~と思って反対に鍵を回したら、今度はすんなりと開きました。 「ここ鍵が開いてたみたいですよ」と私が言うと、 Kさんに「そんなはずはない。前に来た時にちゃんと鍵を閉めたはずだ」と言い返されました。
中へ入ると、ちょっと変な臭いがしました。それは他の2人も気が付いたみたいで、「なんだか臭いな」とか言っています。
電源や通信のパネルを点検していると、奥の方でTさんが「んんん?!」と声を上げました。
近づいてみると、階段の下あたりに動物の毛がバサッと落ちていました。
「これ鹿じゃないかな?」
それを見たKさんが言いました。
毛を足でどけてみると、その下に血痕がいくつかありました。 「ここで食われたのかな?」とTさん。
それにしては骨も残っていないし、血も少ない気がしました。 それに入口のドアは閉まっていたので、鍵が開いていたとしても動物が入れたとは思えません。
おかしいなぁとは思いながらも、原因が分からないので、とりあえず毛を集めて外に捨てました。
血痕は、外から雪を持ってきてこすったら少し薄くなったので、そのまま放っておくことにしました。
寒いし気味が悪いしで、早く点検を終わらせて帰りたい一心で、私はチェックリストを埋めていきました。
「ホゥゥゥゥ」
遠くの方でそんな感じの声が聞こえました。アンテナの方に行っていたKさんの声かと思って、「Kさーん!」と叫ぶと、 「何だー!」と、別の方向から声が返ってきました。
あれ?と思ったのですが、その時はTさんが外で仕事していて声を出したのだろうと思って、
気にしませんでした。
ようやく点検を終えてドアの外に出ると、自分一人でした。 Tさんを捜して周りをグルリと回ったのですが、見当たりません。
何となく中に入るのが嫌で外で待っていると、すぐにKさんとTさんが一緒に出てきました。
「Tさん、さっき外で呼んでませんでしたか?」
「いやぁ呼んでないよ。俺とKさんで上のボルトの点検してたから」
「おかしいなー。さっき『ホゥ』って誰かが叫んだのが聞こえたんですけどねえ」
「それ俺らも聞いて、てっきりお前だと思ったんだけど…」
「違いますよ」
「いや、お前が俺を呼んだ声が意外に近かったから、おかしいなぁとは思ったんだけどな」
そんな事を言い合いながら、今度はドアに鍵を掛けたのを3人で確認して、フェンスの外に出ました。 細長い紙切れは気持ちが悪かったので、あまり触らずに放っておきました。
日が暮れて暗くなりかけていたので、急いで車の所へ戻ろうと歩き始めました。 KさんとTさんの後ろを、私が少し離れてついて行く形で、 下り坂は滑るので、足元を見ながらうつむいて歩きました。
辺りの林はとても静かで、ザクザクと雪を踏みしめる音だけが聞こえてきます。 灰色っぽい雲の隙間から、遠くの夕焼けが見えていました。
私はさっきの事を考えながらボンヤリと足元を見つめるうちに、ちょっと奇妙な事に気が付きました。
私達は上りも下りも道の左側を歩いていて、つまり上りと下りとは反対の側に足跡が付いていました。
私の目の前には、TさんとKさんの長靴の跡が並んでいたのですが、 その間にもう一つ、小さめの足跡がありました。
最初は自分が上った時の足跡かな?と思いましたが、それは道の反対側にあるはずです。 上りの時には真っ新な雪面だったのが強い印象として残っているので、 私達が上る以前に誰かが歩いた跡とは思えません。
となると、これは自分達が上った後に付いた足跡だという事になります。 良く見てみると、その足跡は下を向いていました。
だから、これは誰かが自分達よりも先に下った時の足跡なのだと、その時はそう思いました。
でも、その誰かは、いつ、どこから山に上ったのでしょう?
それよりももっと気になる事がありました。その足跡はどう見ても裸足だったのです。 雪の上を裸足で歩く人間は、多分まともではありません。 私は前の二人に声を掛けるために、視線を上げようとしました。
その時、視界の上の方、つまり、自分の足元のすぐ前の方に裸足の足が見えました。 うわッ!と思って思わず足を止めました。
すると視界から足が消えたので、恐る恐る視線を上げて前を見ました。 少し離れた所にKさんとTさんが並んで歩いている他に、人影は見えません。
周囲を見渡しても、動くものなど何もありませんでした。 不思議に思いましたが、どうしようもないので、再び足元を見ながら歩き始めました。 しばらくすると、また前の方に足が見えました。
驚いて足を止めると、スッと視界から消えます。が、歩き出すとすぐに見え始めるのです。
小さくて白い裸足が1.5mくらい前を、自分と同じ速さで歩いているようです。 ちょうどかかとの辺りに、白っぽい布が掛かっているのが見えました。
もう怖くなって前を見ることができませんでした。ひたすら足元を見ながら道を下って行きます。
耳を澄ますと、前の方からKさんとTさんが低い声で話すのが聞こえてきました。 それにザクザクという足音が被さっているのですが、それが3人なのか4人なのかは分かりません。
何となく、目の前の足は音を立てていないように思えました。
やがて、先を行く2人の足音が途絶えました。と同時に、視界から裸足の足がスッと消えました。
怯えながら目を上げると、いつの間にか車の所まで来ていました。 私は心底ホッとして、すぐに車の方に駆け寄りました。
するとKさんとTさんが、「これから神社に詣ろう」と言い出したのです。 もう暗くなりかけているし、こんな所で時間を潰していたら、路面が凍結して帰れなくなってしまいます。
そんな事は分かっているはずなのに、
2人は「ここまで来て神社へ行っておかないとダメだ」「すぐに済むからお前も行こう」などと言うのです。
入口から見ると、鳥居の奥は木が鬱蒼と茂っていて、どこに何があるのか全然分かりません。こんな所へ入って行くのは絶対に嫌だったのですが、 だからと言ってここに一人で置いていかれるのも怖かったので、 必死の思いで2人を説得して、どうにか車に乗せることができました。
急いで車をスタートさせたのですが、雪道なのでスピードを出すと滑ります。 なんどか危ない場面があったのですが、2人共声を上げるでもなく黙ってシートに座っていました。
バックミラーで見ると首がグラグラ揺れていて、まるで寝ているようでしたが、 目は開いていてジッと前を見ていました。
と、ここで来て変な事に気が付きました。2人とも後部座席に座っているのです。 いつもは必ずTさんが助手席に座るはずなのに・・・
そう思い始めると、もう助手席の方を見ることが出来なくなりました。
極力前だけを見て運転するうちに、ようやく麓まで下ってきました。 すると、今度はKさんとTさんが、2人揃って「ここで下ろしてくれ」と言い出しました。
「近くに知り合いがいるから会いに行く」と言ってききません。
「じゃあ、その家まで送りますよ」と私が言うと、「お前はここで帰れ」と言い張ります。
「ここから先は道がややこしいし、帰りにお前が迷ってしまうかもしれない」
「早く会社に戻って、先に帰ったと言っておいてくれ」と。
正直自分も早く帰りたかったので、最寄りの店の前で2人を降ろしました。 車から降りる際に、Tさんが何気ない様子で助手席のドアを開けてすぐに閉めたのを見た時、 全身にゾワッと寒気がきて、すぐに車を飛ばして会社に戻りました。
翌日、KさんとTさんは2人とも休みでした。年末年始の交代勤務があるので、この時期に休むのはおかしくないのですが、 私は昨日の事があったので凄く気になりました。
携帯に電話すると、Tさんには繋がりませんでしたが、 Kさんは「休みの日にまで電話するなよ」と笑っていたので、その時は少しホッとしました。
しかし結局2人とも、正月の交代勤務には出てきませんでした。 その後、年明け早々にTさんは会社を辞めました。
理由は聞いていませんが、辞表が郵送されてきたそうです。 Kさんには誰も連絡が取れないそうで、あれ以来、携帯に電話しても通じません。
山を下りた時に、無理にでも連れて帰れば良かったと後悔しています。

若い女性があるマンションに一人で住んでいた。

Posted on 2月 22, 2016

若い女性があるマンションに一人で住んでいた。
彼女には、交際して2年の彼氏がおり、いつかは結婚もありえるくらい交際は順調だった。
ある日の晩、彼氏からのメールを受信した。
『今から家に行っていい?』
あまりに急だったが、明日は仕事も休みのため彼女は『いいよ』と返事をしたのだった。
数分後、また彼氏からのメールを受信した。
『タクシーで行きたいけど、正確な住所が分からないから教えて』
彼女は、詳しい住所を彼氏にメールした。
しばらくしてまた彼氏からのメール。
『ちょっと遅くなる。先に寝てていいから鍵開けておいて』
彼女は言われるがままに、玄関の鍵を開けてベッドに横になり、彼を待つことにした。
どのくらい時間がたったのか・・・
人の気配に目を覚ました彼女が見たものは・・・
見知らぬ男が鋭いナイフを自分に振りかざす瞬間だった。
彼氏が携帯をどこかで落としてしまい、その携帯を拾った変質者が、メールのやり取りを見て、彼女の存在を確認した上で彼氏になりすまし、彼女の住所を聞き出して殺しに来たのだった。

よくある話なんだろうけど、実際に体験してみたら奇妙なことだった。

Posted on 2月 21, 2016

写真の話で思い出した。
よくある話なんだろうけど、実際に体験してみたら奇妙なことだった。
十数年前になるけど、仕事で現場監督やってて、工事現場の現場写真撮ってた。
先輩のKさんの作業しているところを写真に撮ってその日に現像。
次の日の夕方、写真整理しながら、その作業中のKさんの写真、足がない。
ちょっと笑った。まさか、ね。
立った状態で作業しているKさんの足は写真には写ってないけど、
左右で作業している作業員の足はちゃんとある。なんじゃこりゃ?
隣の机に座るKさんが「どうしたん?」とオレに言ったんで、
「別に・・・」と言ってその写真はKさんには見せなかった。

でもその作業中の写真は現場では重要な作業の写真だし、撮りなおしも効かないし。
いつもの写真屋に行って、「この写真何かおかしいよね?足がないけど。露出?」
写真屋の社長が「ちょっと、待ってて・・・。」
数分後、写真屋の社長が笑いながら
「これ、TV局とかに投稿すれば?たぶん、そんな写真。ははっ。」
「まじで?」「だって、Kさんの足だけ写ってないなんて考えられないし、
Kさんの後ろにあるトラックはきれいに見えてる。足だけが透けてる感じだよね。」
「えー、勘弁してよ、もー。」なんて言いながら、写真のネガを二人で凝視した。
「やっぱりネガにも写ってないねー。」「写ってない。」

結果を言えば、それから数日後、Kさんは飲酒運転で大事故を起こす。
両足が切断?とかじゃなかったけど、とにかくKさんの両足の折れた大腿骨が、槍のように
もうすぐで肝臓に突き刺さる直前だった。たまたま、救急病院にいた当直の外科の先生が、
「交通事故で運ばれた血だらけの患者」を運びながら、「両足の位置がおかしい。」
と考えて調べたところ、Kさんの両足は腰から上に随分とめり込んでいたそうだ。
オレはその話を明け方の5時に聞いて、寝ぼけた頭の中であの足のない写真を思い出す。
あの足のない写真はまだ会社のオレの机の中にしまったままだった。

「実はこんな写真なんだけど・・・。」
会社の事務員に、神主の知りあいがいて、半信半疑でその写真を見せることにした。
もしかしたら、そんな写真を撮って、ほったらかしにしていたオレがいけないのかも
しれないと思ったからなんだけど。神主はごくごくフツーに
「お祓いしなきゃね。」と、言いながらその写真とネガを丁寧に持ち帰ってくれた。
後日、「足のない写真はちゃんとお祓いした。」と、その神主から手紙が届いた。
手紙の最後のほうに、オレについて書かれていた。
「T君はもう随分前に、事故で左足の大腿骨を骨折しましたよね?」
だから何なんだ?もう随分前の話じゃないか?十代の時に単車で事故っただけだろ?

初対面の神主とやらに自分の過去を見られるなんて、って感じだった。
彼はその手紙の最後に
「あなたの身近な親族で足の不自由な人はいませんでしたか?」
と、書いて、?でその手紙は終わっていた。
いたよ、じいちゃん。オレが生まれた時からずっと車椅子だった。
じいちゃんの葬式の日に、生前ずっと愛用していたお茶碗をみんなの前で割った時、
確かにまだ5才のオレの左ふくらはぎにその破片が刺さって、3針縫った。
何かあるのか?何かあるのか?何かあるのか?
足のない写真を撮ったオレが悪いのだろうか?Kさんにとって。
そうなんだろうか?
あれからKさんはずっと車椅子なんだけど。  終。

通学路から少し外れたところに さくら池という、かなり大きい農業用水池があった

Posted on 2月 21, 2016

僕が、小学校の頃のはなし。通学路から少し外れたところに さくら池という、かなり大きい農業用水池があった。
僕たちが住んでいた団地は、さくら池の先にあったから 下校途中、大きく迂回する通学路をはずれ、そのさくら池の ほとりを通る近道を通って帰るのが常だった。
大人たちに見つかり、学校に通報されると、当然、叱られる。昼でも暗いような竹やぶを抜け、赤土むき出しの切通しをくぐり、池の土手の未舗装の道を行くそのルートは、人通りも無くいろんな意味で、やばい感じがしたけど、またそれが魅力だった。
五年生の秋口の頃、そんな僕たちの学校に、奇妙な噂が広まった。日が暮れてから、その近道をあるいていると、さくら池の真ん中あたりに、火の玉が浮かぶというものだった。
いつの間にか「その火の玉を見つめてはいけない」という警告も加わっていた。その警告の出所は、地元の生徒のおじいちゃんやおばあちゃんらしい。
親の代に越して来た僕ら団地の住人には、今ひとつピンと来なかったが、地元の生徒は近づかなくなった。きっと僕らの知らない、古い言い伝えでもあったのかもしれない。
僕自身、その火の玉をはっきり見る事はなかった。確かに、下校が遅くなった時に、夕暮れの土手から、暗い湖面を見下ろすと、真ん中あたりに、薄ぼんやりと白い霧のようなものが見えた気がしたことはあったけど、はっきりとは確認していない。
やっぱり、それを見つめることは、怖くてできなかった。
ある朝、同じクラスで同じ棟の五階に住むシゲルを誘うと、シゲルのかあさんが、彼は具合が悪くて学校を休むからと言った。
放課後、シゲルに宿題のプリントを届けると、共働きだったので、シゲル本人が、ドアに姿を現した。目が血走っていた。
とても具合が悪そうに見えたので、僕はすぐに帰ろうとしたが、シゲルに引き止められた。彼のベットに並んで腰をおろし、シゲルの話を聞いた。夕べから、眠っていないこと。
そして、シゲルは、さくら池の火の玉を見つめてしまったらしいこと。すると、薄ぼんやりした火の玉が、はっきりと形をとりはじめ、ドッジボール大の球形の発光体になって、甲高い金属音をさせつつ、シゲルに向かって飛んで来たらしい。
足がすくんで逃げられないシゲルの、1メートルほど前方に、空中静止した火の玉は、白い光を放ちつつ、実は透明な物体で、そして、その中に、気味悪く痩せた小人が、しゃがんでいた。
さらに目の前に近づくと、その小人が立ち上がり、シゲルむかって切れ目だけの口をしきりに動かし、何かを語りかけてきたという。
しかし、周りに響くのは、例の聞いた事も無い金属音だけで、そいつの声は聞き取れず、しばらくして火の玉は池の対岸の方まで飛んで行き、ようやく見えなくなったという。
シゲルは怯えて、最後に「どこにも行きたくない」といった。僕も心底恐ろしくなり、シゲルのかあさんが帰って来たのをいいことに、そそくさと、シゲルの家を立ち去った。
それから、二週間もしないうちに、シゲルの家族がいなくなった。学校では急な家庭の事情で済まされた。団地では、たぶん夜逃げだということで落ち着いた。
奇妙な事があった。当の夜逃げした夜、シゲルのかあさんが、団地のベランダから外に向かって、シゲルの名前を何回も呼ぶ声を聞いた人が、たくさんいた事だ。僕は、それ以来、さくら池には近づいていない。

雀塚

Posted on 2月 19, 2016

雀塚

東北地方の民族文化を研究してる大学の教授が雑談として話したんだけど、
東北地方に雀塚というのがいくつかあるらしい。
何も雀を弔ってる訳ではなくて、子供を弔ってる。
どういうことだろうと思ってると、なんでも昔から飢饉や食料不足になると口減らしとして、
長男は家督を継ぐし女の子は女郎として遊郭に売れるからいいのだけど、
長男以外の息子・次男や三男なんかは、正直いてもしょうがない存在になるそうだ。
で、飢饉や食料不足になると村の大人達が口裏を合わせて、ある晩ある事を決行する。
それは子供達が寝静まった頃、一軒一軒大人達が回って次男以下の男の子を総出で抱きかかえ、
村の近くに掘った深い穴に投げ込むそうだ。
で、投げ込まれた男の子達はそこで自分の運命に気付くわけ。
最初の数日は助けを求める声がしてくるのだけど、誰も素知らぬ顔で、
でもそれがだんだんと小さくなって聞こえなくなったら、穴を埋めに行く。
穴にいくのだけど、まだ数人は生きてる。なぜなら共食いをしてるから。
それでもまぁ死んじゃって、大人達は穴を埋めて塚にする。
彼らの魂が鎮まるようにって、でそれが雀塚。
そのおかげで食料不足は越えられるんだけど、それをやってしまうと、
なぜかその集落はそれから男の子が生まれなくなって、集落はいずれなくなってしまう。
そういう集落がたくさん出てきたらしく、彼らは考えた。
長男の名前に似た名前を一つ考えて、
次に生まれた女の子に少し変えて名前をつけた。
かずあきならかずこみたいに。
それでその女の子を次男以下の男とみなして、遊郭にも売らず大切にした。
なんでも人の気持ちの持ちようで、それで大丈夫だろうと思うと普通に男の子も、
生まれるようになったらしい。教授は呪いなんかじゃないって言ってたけど……
なので、自分の名前と妹の名前が似てるなと思ったら雀塚の集落の名残かもな。

ガキの頃、買ってもらったトランシーバーで近くの墓地で弟と遊んでた。

Posted on 2月 17, 2016

ガキの頃、買ってもらったトランシーバーで近くの墓地で弟と遊んでた。
結構離れても聞こえるもんで、俺はズンズン奥に入っていった。
ふと、あるお墓をみるとプラスチックの車のオモチャがおいてあった。
「お、ケースも新しいし、いいなぁ」なんてことをその車のオモチャを
さわりながら思っていると、トランシバーがザザザ・・・と鳴り出した
「?」おれはオモチャをおいて弟にはなしかけた。
「聞こえますかー?、ドーゾ」
「・・・」
「おーい、聞こえるかー?」
「・・・」
聞こえねーのかな?
「・・・み、水をちょーだい・・・」
「!?」
それを聞いたとたんダッシュで弟のトコに行って頭をこづきましたよ
でも、弟はそんなことしないって泣き喚いた。
ま、確かに弟の声じゃなかったんだよ。
んで、なんかその声の後ろで、何人かのうめき声も聞こえた。
それ以来墓場でトランシーバーをやるのはやめた。
そんな小4の夏の思い出。

平成17年度の防災標語を募集しております。

Posted on 2月 17, 2016

「平成17年度の防災標語を募集しております。
五・七・五形式で防災に関する標語を、三つ連なる形式で投稿して下さい。」

・燃え盛る 炎の中に お爺ちゃん
・燃え尽きた 瓦礫の下に お爺ちゃん
・夜遅く 廊下を歩く お爺ちゃん       ○市○町 ○○美奈ちゃん(小学二年)