裏稼業の人間

Posted on 5月 31, 2015

544 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:04
某チェーン店の居酒屋で、バイトしてた頃の話。

Mさんという40代の常連がいた。
常連といっても、俺がバイトを始めた頃から店に一人でやってくるようになったのだが、
ほぼ一月ほどは毎晩のように通ってきた。
何でも、居酒屋近くのビジネスホテルに滞在しているらしく、
だいたい閉店間際にふらりとやって来て、本人定番のつまみを注文する。
それでお互い顔を覚えて、いつしか気安く対応する間柄になっていた。
何せ小さな店舗で、オヤジ系居酒屋だったこともあって、
カウンター内で洗い物をしていると良く話し掛けてきた。

546 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:06
いつものようにモツの煮込みを出すと、Mさんは気味の悪い話を始めた。
若い頃にヘマをしでかし、その筋の方に拉致されて、ダムの工事現場に連れて行かれた時の話だそうだ。
Mさんは普通の労働者とは違って、飯場のような所に軟禁させていたらしい。
そこには似たような境遇の人たちが、十人ほどいたという。
場所は人里離れた山の中。
食事の支度は飯炊き女(50代)がまかなっていたそうだが、当然食材は近くの村から配達してもらったという。

ある夜、工事現場に繋がる唯一の道路が、大雨で不通になってしまった。
復旧の目処がたたないうちに、三日が過ぎたそうだ。
蓄えていた食料も底を尽き、全員パニックに陥ったらしい。
その時みんなが目をつけたのは、飯炊き女が残飯を食べさせていた雑種犬。
Mさんは詳しく話さなかったが、とにかくその犬を食べて飢えをしのいだという。
「それからなんだよ。動物って分かってんのかね?俺を見たらどんな犬も吠えやがるんだ。睨みつけてよ」

547 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:08
俺も、Mさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。
相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。
でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。
最初は断っていたが、ある夜。すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。

「顔の利く店があるから」
Mさんは、東南アジアからタレントを連れてくるプロモーターだと自称していたが、実はブローカーだった。
連れて行かれた店もフィリピンパブ。
かなりきわどい店だったが、貧乏学生だった俺は結構楽しんでしまった。
Mさんは女の子と延々カラオケを歌っていたが、俺はカタコトの英語で片っ端から女の子を口説いていた。

548 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:09
一人すごくかわいい女の子がいて、その子にも話し掛けようとした時、
Mさんは突然マイクを置いて、テーブルに戻ってきた。
「その子はだめだぞ。俺のお気にだからな」
Mさんの目は笑っていなかった。
ぞっとするくらい凄みがあった。
回りも雰囲気を察して、場はしらけたようになった。
俺も萎縮して、すっかり酔いが覚めてしまった。
Mさんは何も無かったように、再びカラオケで歌いだした。

その姿を黙って見ていた俺に、さっきのお気にの女の子が、つたない日本語で耳打ちしてきた。
「店ノ女ノ子、全部アイツ嫌イ」
「何で?」と俺が訊ねると、
「ワカラナイ。デモ、ナンカ見エル時アルヨ」
「何が?」
「死ンダ女ノ子ネ。イッパイ見エルヨ」

俺は思った。
Mさん。分かるのは犬だけじゃないみたいだぞ。

不動産の仕事をしていたので、 この手の話はよくきいた。 一番強烈だったのは、とあるマンション。

Posted on 5月 30, 2015

不動産の仕事をしていたので、
この手の話はよくきいた。

一番強烈だったのは、とあるマンション。
私「4LDKで1980? ここ安いですねー」
上司「あーー。そこはただでも人は住まんよ」
私「…え?」
上司「一家惨殺あった部屋や。
飛び散った血が何度壁紙はりかえても壁にうきよる。
そこに入ると基地外になるで」
私「まさかぁー」
上司「包丁で家族めったざししたから部屋は血の海や。
そいつはマンションの踊り場から飛び降りて死んだ。
その後に部屋に入った住人も2人飛び降りた。
あそこ通ったことある?」
私「はい・・・」
上司「夏でも寒ないか?」

確かに。
あのマンション。いつも日陰で、うすぐらい。

マンションは南北の通りに面している。
この通りは地元の不動産では有名な霊の通り道。
深夜、馬に乗った甲冑姿の侍が走り抜ける。
踏切に立つと、向こう側に「足だけ」が見える。
特急がくると背中を押される。
飛び込みが起きると、決まって「同じ場所」に
「首だけ」が飛んでくる。
なお道を北に進むと古い塚がある。
信長に「根切り」をされた一族を奉っている。
ここの椿を切ろうとすると大ケガをする。

吹き込まれた声は基本的に可美村(かみむら)緋那(ひな)のものだけである。 彼女は警視庁の刑事であると共に、IZUMO社航空機墜落事故の唯一の生存者である

Posted on 5月 29, 2015

事件に関する重要な記録をここに公開する。
ICレコーダーによる記録である。
吹き込まれた声は基本的に可美村(かみむら)緋那(ひな)のものだけである。
彼女は警視庁の刑事であると共に、IZUMO社航空機墜落事故の唯一の生存者である
可美村貴代(たかよ)ちゃん(事故当時十三歳)の叔母でもある。
貴代ちゃんは事故の怪我によって、長らく植物人間状態と見なされていたが、
先日、意識をはっきりと回復していることが確認された。会話が出来るほどには回復していないため、
奥歯に電極を取り付け、歯を噛み合わせると電子音が鳴る仕組みでコミュニケーションを可能にした。

イエスの場合は二回、ノーの場合は一回、歯を噛み合わせてもらった。
貴代ちゃんの精神安定のため、部屋には緋那さんと貴代ちゃんの二人だけである。
カメラなども設置していない。

以下が記録である。

「他の乗客の人たちは普通でしたか?」
 二回。
「飛んでいる最中に何かが起こったのですね」
 四回、間断なく。
「それはYESということ?」
 三回。
「つらい? この話、やめましょうか?」
 しばし後、一回。

「続けられる?」
 二回。
「じゃあ、もう少し頑張ってくださいね」
 二回。

「事故の前、飛行機は揺れましたか?」
 二回。
「恐かった?」
 やや後、一回。
「その時には、もう落ちると思いましたか?」
 一回。
「大したことはないと思ったんですね」
 二回。

「窓は」
 二回。
「それは窓を壊して入ってきたということ?」
 二回。
「その何かは、乗客に酷いことをしたのですか?」
 二回。
「貴代ちゃんの傷も、その何かのせい?」
 何度も。

「傷口から唾液が」
 何度も。
「牙が生えてた?」
 何度も。
「ぬめぬめしてた?」
 何度も。
「目が真っ黒で、葡萄みたいに小さくて、びっしりと」
 何度も。
「子供みたいに小さい」
 何度も。
「手が、ううん、足? たくさん生えてて、這い回るみたいに」
 何度も。

「変な声で、何かを擦ったみたいな声で」
 何度も。
「すごく小さな穴や隙間から、ずりずりって出てきて」
 何度も。
「身体に張り付いてきて」
 何度も。
「登ってきて」
 何度も。
「噛みついて」
 電子音は以降、一切鳴らなくなる。
「食べられ」
「痛い」
「助けて」

以上が記録された二人のやり取りである。
後半、何かをこするような音や、ピタピタと吸盤の張り付くような音、
引きずるような音などが入り乱れたが、詳細は不明である。
可美村緋那の声が後半で震えていたことと何らかの関係があるのかも不明。
この記録は桜美赤十字病院女性二名惨殺事件の重要参考物件として
県警に保管されている。
この事件の真相は未だ謎に包まれたままである。

わたしが母方の田舎にかえったとき良く遊んでいたサキちゃんという女の子がいたのですが・・

Posted on 5月 28, 2015

わたしが母方の田舎にかえったとき良く遊んでいたサキちゃんという女の子がいたのですが・・
当時小2の夏休みでした実家の裏山でいっしょに遊んでいるときにいたずら心からか
山中の空き地に放置されていた冷蔵庫にサキちゃんを閉じ込めてしまったのです

子供の頃は好きな子に逆にいたずらとかをして気を引こうとしてしまうそんな行為からでした・・・
すぐに冷蔵庫をあけてあげるつもりでした、ところが一度しまってしまった冷蔵庫はわたしがどんなに引っ張っても開かなかったのです・・・そこで事の重大さに気づきました
わたしは「開けてよー開けてよー」と泣き叫ぶサキちゃんを後にその場を立ち去ってしまったのです・・・

もちろん親を助けに呼ぶためでした・・・しかしいざ家に着くとこのことを話せば酷くしかられるのでは・・・
そう思った私はなかなか言えずにいました、そして昼食を出されたときわたしの記憶からそのことがすっかりと抜け落ちてしまったのです・・・昼食後私は眠気に襲われそのまま眠ってしまいました

気がつくと父親がものすごい形相で私を起こしていました
「おい、お前サキちゃんを知らないか!?」
それを聴いた瞬間私は体中が一瞬で冷たくなっていくのを感じとっさに「知らない」と返事をしていました
あたりはすでに夕暮れでした・・・「まさか・・まだあの冷蔵庫の中に・・・」
その夜、捜索隊など地元の人たちが総出で山中を探したそうですが未だにサキちゃんはみつかっていません

捜索隊が出たなら冷蔵庫も発見されて中も調べられているはず・・・それでも見つからないのは
きっとサキちゃんはどうにかして冷蔵庫からは出れたんだ・・・その後山の中で迷ったのか
誘拐されたか・・・・きっとそうだとわたしは自分に思い込ませています・・・
ですが今でも冷蔵庫だけでなく・・・戸棚やドアを閉めるたびにサキちゃんの
「開けてよー開けてよー」という声が聞こえてくる気がするのです・・・・

あるところにAさんBさんCさんという人が居た。三人は同じ学校の同じクラスの友達で、とても仲がよかった。 そんな三人の耳にある話が飛び込んできた。

Posted on 5月 27, 2015

あるところにAさんBさんCさんという人が居た。三人は同じ学校の同じクラスの友達で、とても仲がよかった。
そんな三人の耳にある話が飛び込んできた。

「Dさんが昨日突然死んでしまった。」

Dさんは隣りのクラスの友達で、Aさん達三人は非常に驚き、悲しんだ。
その後葬式に出席した三人は、Dさんの母親と話をしていた。するとその時、ある話を聞いた。

「以前Dが、『悪戯電話があった』と言っていた。受話器を取るとずっとノイズの様な音が聞こえ、
こちらが問い掛けても何も応えないからそのまま切ったらしい。」
というものだった。

母親曰く、その時は別になんとも思って居なかったらしいが、Dが死んだ原因が不明な事もあり、気味が悪くなったそうだ。
一方三人はその話を聞いても、考え過ぎではないか?というくらいにしか思っていなかった。

しかしDさんが死んだ一週間後、Aさんが同じ様な電話がかかって来たと二人に言って来た。

「昨日学校から帰ってきたら家に誰も居なかったんだ。そしたら電話が鳴ってさ、
出てみたら声とかは聞こえないんだけど無音ってわけじゃなくて、ずっと何か聞こえるの。

気味悪くなったから『あーはいはい。それじゃあね。』って言ってそのまま切っちゃって…これなんかやばいのかな?
Dの時もこんな電話来たんでしょ?」

B「考えすぎだよ~。たまたまだって(笑)」
Bさんはそう言ってあまり深く考えていなかったが、Cさんは内心気味が悪くなっていた。
しかしAさんがBさんの言葉に安心した様子だったので、それを壊すのも悪いと思い黙っていた。

しかしそうも言って居られなくなった。
電話がきてから一週間後、今度はAさんが謎の死をとげたからだ。

更にはAさんが死んだ翌日、今度はBさんに同じ電話がきたのだ。

BさんはCさんに泣きついた。

「なんでみんな死ぬの!?なんでみんな電話貰ってるのよ…こんな偶然ないでしょう!?」

電話が来たとき、あまりの恐怖にBさんはすぐに電話を切り、その場に泣き崩れたらしい。
そしてBさんはその次の日から学校を休んだ。

Bさんが休んでいる間、Cさんは次は我が身かもしれないと怯えていた。
どうにか助かることは出来ないかと考えていたその時、Dさん、Aさん、Bさんの共通点に気付いた。

皆こちら側から電話を切っているということに。

そして一週間後Bさんも死んでしまい、Cさんはまたも悲しみにくれた。

そして次の日、葬式を終えて帰ってくると家の電話が鳴った。

ついに自分のところに来たと怯えるなか、Cさんはある考えがあった。

(聞こえてくるノイズ音には何か意味があるのでは?)

そう思い、意を決して受話器を取る。
すると聞こえてくるのはやはりノイズ音だった。もしもし?と問い掛けるも応えは返ってこない。
足を恐怖で震わせながらもCさんはそのまま受話器を耳に当て続けた。

するとノイズ音に混ざって何か聞こえてきた。

「もしもし?」と再び問い掛けてみると、

『…は…し……う?』
と微かに声が聞こえてくる。

「もしもし?もしもし?」

『あ…は…に…? あな…』

よく聞いてみるとその声は謎の言葉をとても早口で話しているのが分かった。
すると段々聞こえてくる声が大きくなりはっきりと聞こえてきた。

『あ…たは…し…たい…で…う?あなたは…たい…しょう?…あなたは』

ブツン!!

「…え?」

すると電話の向こうで何かが千切れる様な音が聞こえ、謎の声が聞こえなくなった。

ブツン!!ブツン!!ブツン!!ブツン!!

そして何度も千切れる様な音が連続で聞こえてきた。
高まった恐怖にもう電話を切ろうと考えたとき、急に電話の向こうがシーンとなった。

(終わった?)
と思い電話を切ろうとした次の瞬間。

『…でしょう?あなたはしにたいんでしょう?あなたはしにたいんでしょう?あなたはしにたいんでしょう?
あなたはしにたいんでしょう?あなたはしにたいんでしょう!?あなたはしにたいんでしょう!?あなたはしにたいんでしょう!?』

突然、今度は大きな声ではっきりと繰り返される言葉に息を飲むと同時に気付いた。

(これにちゃんと答えなかったから…皆殺されたんだ…!!)

「私は死にたくない!!」

Cさんは恐怖で震える声を振り絞って、受話器に向かって叫んだ。
すると先ほどまで聞こえていた声がぴたりと止まり静かになった。
そしてすぐにザーッとノイズ音が一瞬聞こえ、プー…プーという音が通話終了を知らせた。

その後一週間、一か月、一年と経ってもCさんが死ぬことはなかった。そしてCさんのところに電話がきて以来、
Cさんの学校で謎の電話が誰かの家にかかってくることは無くなったという。

6年前の冬12月27日か28日だったか、その日の昼は仕事場の年末大掃除を終えて 粗大ゴミやら古雑誌なんかをゴミ置き場に出しに行った。

Posted on 5月 26, 2015

すみませんお待たせしました。
ここの人たちだったら信じてくれると思います。
霊感とかそんなもん無いと思うが、実体験を書いておきます
というか僕と友人の話しなのですが、どちらかというと友人の方が霊感みたいなものがあったんだろうと思います。
ひょっとして怖くないかも知れません。最初に言っておきます。
長くなります上に、文章へたくそなので面倒な人はスルーしてください。
大阪弁が使われており、読みにくいかもしれまん、ある程度再現するには言葉もそのままの方が
良いと思いそうさせていただきました。

6年前の冬12月27日か28日だったか、その日の昼は仕事場の年末大掃除を終えて
粗大ゴミやら古雑誌なんかをゴミ置き場に出しに行った。
その時、ふと目の端っこに何かが見えた。
何となく古いっぽい桐製の箱が捨てられていた。中身が何となく気になりフタを開けてみると
白い薄紙に何重にもくるまれた奇麗な青っぽい石で出来た玉が入っていた。
すげえモン拾ってしまった!値打ちのある物かも!と思いゴミの中からその箱と石を持った帰った。
夜家に帰って、部屋に飾ろうと床に置いてあった箱を持ち上げると、昼間よりも重く感じた。
え?と思い中の石を取り出そうとした瞬間、ビリっというかバチンと静電気?のような衝撃が手に感じた。
その時は静電気としか思わなかった。
反射的に手を引っ込めてもう一度石に触ると静電気は無く、なぜか温かい感じがした。
取り出すと青っぽかった石が真っ黒になっていた。昼間明るいところで見るのと
部屋のどちらかといえば暗い白熱灯の下では見え方が違うのかなと思った。
そう思って石を手に持ち光にかざしていたら、携帯電話が鳴った。

久しぶりに友人Aが近所のバーで飲んでるから来ないかという。珍しい事もあるんだな、あいつと飲んだ事あったっけ?
しかし懐かしさが勝ち、誘いにのってバイクで5?6分くらいのところにあるバー目指して行った。
11時くらいから飲んで夜中の3時くらいまで懐かしい話しと、馬鹿話で盛り上がった。二人ともかなり酔っぱらっていた。
帰りがけにAが「やっぱ今日オマエ誘っといてよかったわ。これに懲りずに付き合ってや。」と言ったので
「あたりまえやん!いつでも誘って、誘って」といって別れた。
酔っていたがそのやり取りだけは何故か鮮明に覚えている。
その後バイクで家に帰るのだがその道中は覚えていない(警察の人ごめんなさい、家に帰れた事が奇跡かも)。
家に帰って即ベッドで寝たのだろう。朝起きた時は服はそのまま、カバンも肩からかかったまま、
何故かジーパンだけは脱いでいた(w  何でや。と思いジーパンをつまみ上げると膝から下が
真っ黒にと言うかどす黒く濡れていた。ドブに浸かった感じに。においは特にしなかったと思う。
うわっと思い、ジーパンを放した。すぐにバイクでコケてドブかどこかに落ちたのかな?
と体の異状を探す。すぐに見つかった。
右手(腕から肩)が上がらない。例えるなら鎖骨の間の神経通ってる部分をものすごい力で押さえつけられてる感じ。
無理をすれば激痛が肩から下に走る。変な寝相だったかなと思いつつも、今度はガレージにバイクを見に行った。
バイクはまったく無傷だった。という事はコケテいないという事らしい。でも痛い。
親に話すと病院に行けという事で、自転車に乗り(片手運転w)救急病院へ。(車で送らない親は鬼w)
レントゲンやMRIやらの検査をしたが、全く異常はなかったし、医者からはホントに痛いの?上がらないの?と聞かれたが
痛いもんは痛いし、上がらんもんは上がらんとちょっとした押し問答になる始末。
家に帰ったら姉ちゃんに 「何かに取り憑かれてんちゃう?」との一言で無性に昨日拾ってきた石の事が気になりだした。
最近で変わった事といえば、昨日石を拾って来た事くらいだった。そういう幽霊とか、超常現象とかは全く信じてなかったが
何となく石が気になって仕方が無かった。
急いで部屋に戻る、戻る間何故かこの痛みは石のせいだと強く思うようになっていた、感というやつか。
机の上の石は黒い透明?になり中が真っ赤になっていた。

それを見て背筋がゾクッとなった。姉ちゃんにこの事を言おうと部屋を出ようとすると体がうまく動かなくなった。足が動かない。
金縛りか?これが?あれって寝てる時やろ?と初めてなる金縛りに焦りまくった。
そん時不意に「やっぱ今日オマエ誘っといてよかったわ。これに懲りずに付き合ってや。」というAの声が聞こえた。
聞こえたというか、頭の中で響いた。何回も言葉がぐるぐる回ってた。
そのうち何かぼーっとなって、ふと気づいたら部屋の床で寝ていたらしい。もう夕方になっていた、夢か?何だったんだろう。
すぐに机の上の石を見た真っ黒だった。昨日の夜といっしょだ。
何か急に怖くなり、その石を処分しようと考えた。
晩飯を家族と食べた時も昼間の事は言わない事にした、どうせまともな答えが返って来るとは思えないから。
会話はテレビの年末特番(レコード大賞?忘れた)の話しか何かだったと思う。
夕食後すぐに部屋に戻り石をどうしたものか考えた。とにかくここには置いておけない。
元の場所に捨てに行くか、適当なところに捨てるか。
何となく元の場所に戻す(捨てる)方が良いと判断し、明日仕事場のビルのゴミ捨て場にいく事に決めた。
真っ黒の石を箱にしまい、風呂に入ってさあ寝ようと思ったときに家の電話が鳴った。
友人Aだった。「今日暇やねん、○○(昨日(今日)行ったバーの名前)で飲もうや」

おいおい、昨日も飲んだやんwと思いつつも、まあ別にする事も無く寝ようと思ってたからOKした。
「オマエもたいがい暇やな。でも俺今日起きたら右手上がれへんくって、バイクでは無理やわ、自転車でいくわ」と返事し、
「うそ!怪我したん?原因わからんの!大丈夫なん?そら大変やな、ほんじゃまた今度にしようや」とAは言ったが
「ええよ、行けるから」といく事に。
距離的にもまあ行けない事もないし、片手がちょっとなれてきた事もあり、難なく到着。
年末だからかバーに客はAしか居なかった、
第一声僕が「でもそういやオマエ、何で家に電話したん?携帯にくれたら良かったのに」というと
A「ひっさしぶりやなーしかし、元気しとったか?って手上がらんねんなw、つうかオマエの古い番号しか知らんし」
僕「アホ、何言うてんのん。今日やん別れたん。今日。まだ酔うてんのかぁ?w」
A「今日て?。何言うてんの?オマエ、今日なんか会ってるわけないやん」
僕「昨日から今日という意味や。もうえぇって!とりあえずちゃりんこ片手運転して来てんから、ビールぐらい飲ませろや」
A「わけわからん、久々に会ったらキモさ爆発やなオマエ」
僕「おっ!とりあえず。何かわからんけどお疲れー!」乾杯。
僕「つうか、昨日の帰りの事全然覚えてないねんけど、オマエちゃんと帰れた?」
A「オマエな、さっきから何キモいこと言ってんのん?頭おかしいんちゃうか?」
僕「○○さん!(マスターの名前、以下マ)昨日こいつと俺来てたやんな!」
マ「いや、二人とも来てへんかったよ」
気になって携帯の着信履歴をみた、昨日の着信は3件、その中にAの名前は何故か無かった。

というかマスターいたっけ?と自問自答。
A「あ?ぁ、こいつの嘘バレバレですよね?」
僕「ちょ..嘘ちゃうって」
と昨日の状況を思い出そうとしたが、何故かどうしても思い出せない。
かろうじて覚えている「やっぱ今日オマエ誘っといてよかったわ。これに懲りずに付き合ってや。」という事を言うと
A「俺そんなん言ってないし、夢ちゃうん?それ、夢やって。ああ夢、夢」
僕「いやそんな事無いって、でも全然思い出されへんねん。何でやろ?」
A「オマエ一回病院行った方がいいんちゃう?記憶ないって何か怖いやん」
僕「ちょう待てって。じゃあオマエの言う事がホンマやとして。」
A「俺はオマエの携帯番号も知らんし、昨日オマエと飲んでも無い。というか大阪におらんかった。証拠もある。」
といって福岡市にあるホテルの領収書を見せてきた。日付は今日の午前チェックアウト
どうなってんの?これ。俺頭おかしくなったんかな?と思っていたら、
僕が整理のつかない頭で、うおー!思い出されへん!ともがいてる時
Aが突然言い出した
A「ちょっと真剣に聞いてほしいねん。」
Aはちょっと寂しそうに話した。

A「明日な、○○(Aの弟)の命日やねんな?でやな、何かしらんけどお前らの夢を見た訳よ。
で、懐かしくなってというか、まあ後で言うけどオマエに会わなあかんと思った。
弟死んだん5年も前の事やからオマエは忘れてるかも知れんけどな、昔はよう遊んだな悪さしてw
あの日な俺、弟死ぬん何となく知っててん。これは後やから言える事かも知れんねんけどな、
何かな、俺昔から知ってる人とかの夢を何日か立て続けに見る事があるねん、何か最初は白黒やねんけど、
途中からセピア色というか真っ赤に変わって行くねん。
その後その人にあんまり良くない事が起きるような気がするねん。怪我とか、あと、死んだりとか..。
で、弟の時も1週間くらい前からそういう夢見てて(弟の夢)、偶然かも知らんけど弟の時も真っ赤になってん。その後あいつ死んでもうた。
僕「死ぬんがわかる?んなわけないやん!オマエもうちょっとマトモな嘘付けって!言っとくけど俺のは嘘ちゃうで!」
マ「いや、死期がわかる人っておるらしいで。俺の連れもそんな事言ってた奴おった。そいつのオカンもそういう人やった。」
A「まあ、おれがそうかどうかは知らんけど、結果そうなってしまったんや。」
僕「まあええわ、で?その死ぬんがわかる夢って」
A「そう、昨日見た夢や、いきなり3分の2くらい真っ赤やった、正直こんなん初めてやしどうして良いかもわからんし、
とりあえずオマエに会いに来たっちゅうわけや。詳しく言えば何か草原みたいなとこにオマエと弟がいて、その草みたいなゆらゆらした
地面が真っ赤やった。ちょうどこれくらいかなぁ。」と膝下位をさした。

A「だいたい赤い夢見る時は、白黒からジワーってゆっくり変わって行くんやけど、いきなり赤いのは見た事無いから
びっくりしてん。」
僕「俺どないかなるかも知れんってこと?この手かな?」
A「それはわからん、そうかも知れんし、違うもんかも知れん」
僕「死ぬかも知れんという事?」
A「わからんねん、そればっかりは」
僕「でもな、いきなりそんなん言われても、信じられるわけないやん!」
そんなやり取りをしてるとAが泣きそうな顔で言った。
A「その夢にな、俺もおってん。」
僕「俺と弟ちゃうんか?そんなん最初に言わんかったやん」
A「言うたら死ぬんちゃうかと思って、言えんかった」
僕「そうか、俺は死んでもええと、オマエ最悪やな」
A「死ぬとは決まった訳じゃないって、ただの夢やし」
僕「そうやな、ただの夢でギャアギャア言うなよwシャレにならんでほんま」
実は僕はかなり怖かった、ただAの出来の悪い夢を笑うしかなかった。
でもそれは笑えない事だと思い始めた。
今朝見たジーパン!
頭の中がむちゃくちゃになって来た、昨日僕はAと会ったのか?会ってないとすれば一体誰に会ったのか?というかどこに行ってたのか?AではないAと?
携帯の番号も知らない、バーにも来てない、Aの見た赤い夢、膝下が赤く染まる夢、今朝見た膝から下がどす黒く濡れていたジーパン。
一気に押し寄せて来て頭が痛くなり、耳鳴りもする。あまり酔っては無かったと思う。
今はもう何も考えられない、無理だ、もう帰ると言うと。Aが送って行くと言い出した。
それを僕は断った、何となく嫌な気分になったから。

Aと僕はバーを出たAはまだ何か言いたそうにしていたが、構わずに自転車に乗った
Aは最後に「気をつけて帰れよ」と言った。
僕は「オマエ、人の事言えへんねんで。」と言った。笑うと思ったがAは真顔でうなずいた。
僕はあわてて目を逸らした、何か分からんけど嫌な感じだった。
自転車片手運転で家に到着。
到着するなり、誰かに後ろからドンと背中を押された。その直後携帯が鳴った。
後ろを振り返ると誰もいなかった。
電話はAだった。
僕「何?どうしたん?」
A「どうしてるかなと思って」
やたら元気な声にさっきのは、嘘だと直感した。

ふざけてるのかとAに何か言ってやろうと思った。
僕「何が、どうしてるって何?」
A「大丈夫か?」
A「昨日さあんだけ酔っぱらってたやん2人共」
僕「う、うん..。で?」
A「ちゃんと帰れたかなと思ってな」
何か違う、今度は違うのがわかった。何かさっき会ってたAじゃ無いのがわかった。
雰囲気か?空気みたいなものが違う気がして
僕「オマエ何言ってんの?..........オマエさ...A?」
A「.....迎えにいこうか?」
僕「来んでええ、来んでええ!」
A「迎えにいこうか!?」
僕「来るな!来るな!.....」
途中で携帯でしゃべってたはずが、頭の中でぐるぐる声が回る感じになり(昼と同じ)
多分気絶したんだと思う。
朝玄関の入ったところで寝ていた僕を起こした、母が一言
「あんた、ええ年しておねしょするってどういう事?」
黒のパンツが腰辺りから下がびっしょり濡れていた。においは無い。
携帯の着信履歴をみた、Aの名前はやっぱり、というか無かった。

その日の昼すぎ事場のビルのゴミ捨て場にいく事に、自転車片手運転で駅まで。
地下鉄に乗り仕事場のゴミ置き場に向かった。箱ごとビルのゴミ捨て場に捨てようと思い、
最後に恐いもの見たさで箱の中をのぞくと、腰が抜けそうになりその場にへたり込んでしまった。
石が真っ二つに割れていた
色は真っ黒に中が真っ赤になっていた。むちゃくちゃ怖かった。手がものすごく震えだして、止まらなくなった。
最初この時間くらいに見た時は青っぽかったのになぁと、怖さで混乱しそんな事を思ってしまうほどだった。
急に震えが止まった、体はかなり冷えていた。玉の入った箱をゴミ置きにお置いて、足早に駅へ。
駅までは行ったが、石を捨てた開放感?があっても、何かすっきりしないので、普段はやった事の無いパチンコ屋へ
ぼーっと玉を追いかけてると、よけいな事を考えずに済んだ。気がついたら日が暮れていたし、金もほとんどなくなっていたw
夜家に帰って夕飯を終え、風呂に入ってると、夕方から用事で出ていたオカンが帰って来て
オカンが「あんた!どこいってたんな!何回電話しても携帯も通じひんし!留守番電話聞いてないの?
あんたA君っておったやろ?亡くなったらしいで、電話あってA君のお母さんが一度電話くれって。」

Aが?嘘やろ!と思いつつA宅へ電話する。
僕「もしもし○○(僕の名前)ですが」
「ああ、○○くん..。ちょっとね大変な事になってね、ちょっと奥さん呼んで来るからまっててね」
何か向こうはざわざわしている。
Aママ「○○君?Aがね、」
僕「母から聞きました、今から行きますわ」
Aママ「いや、通夜はもうちょっと後やから今日はええよ明日でも。本人おらんしな」
僕「いや今日の方がいいんです。僕昨日Aと会ってるんです。」
Aママ「多分そうやろうと思いました、それやったら まあ、家に来てください。気をつけてね。」
電話を切りその足でタクシーを呼びA宅へ、昔はちょくちょく行ってた家だ。
A宅に着くとAママが見せたいものがあるから、Aの部屋へと案内した。
開けたとたんにちょっと嫌な感じがした、ガラステーブルに落書き帳?画用紙のやつ
がぽつんと置いてありそれを開けてみろと言った。
中に書いてあったのは僕とAママ宛への手紙だった。
中身はこんな感じ(全文ではないです)

おかんへ
おかん、これ見たら○○へ電話してこれ読むように言って。絶対に!
○○へ
昨日は変な事急に言ってごめんな。
でもオマエも十分変な事言ってたで、俺に会ったとかかなりキモイ事言ってたしな。
で、夢の内容やけどもあの後家帰って見たのは下半身全部赤かった、そんで、じわじわ
首の方まで赤くなって行きよった、もちろん俺もや。
気になってんけどオマエはなんか黒い何かを持ってて、その回りが異常に赤かった。
何かの固まりみたいなもん。それしか分からん。

今日は弟の命日やけど、ひょっとして俺の命日にもなるかも知れんなぁ。アホみたいな話しやけど..
俺ら誕生日同じ日やしな。
オカンには悪いけど先に行くかも知れんから、先に言っとくわ、生んでくれてありがとうな。

何やろうなこれは、こう引っ張られる感じって。最近何かに引っ張られる感じがするわ。

手紙はここまでしか書かれていませんでした。後半はちょっとした遺言?みたいになっていた。
死ぬのがわかったのかどうかは、誰にもわかりません。
Aママがお茶でも入れるわと、台所へ行った。その間手紙以外何も書かれてない落書き帳をぺらぺら
めくっていて思わず手が止まった。そこにはあれがあった。
真っ黒な大きな丸が書かれていた中心は真っ赤に塗り潰されていた。クレヨンで。
何度も何度も塗り重ねて黒が盛り上がってた。
ページの端の方に小さく何か書いてあった。というか鉛筆で書いて消しゴムで消した感じ?
書かれてないけど、書いた跡。
「探し物」って
しかも誰が見てもAとは明らかに違う筆跡で。
はっきり言って今でも一番鮮明に残ってる場面。後は何かようわからん話ですが..

どういう状況か分かりませんが、Aはベッドの上で眠るように亡くなっていたそうです。
Aママが昼前になっても起きないAを起こそうとしたら、呼吸しておらずに病院へ運ばれ
その時はすでに亡くなっていたそうです。
病院で服を脱がす時、足から首にかけて何本か赤いミミズ腫れのようなものがあったと
言っていました。
 Aが手紙を夢から覚めてすぐに書き、何か途中で眠たくなって寝たのでしょうか。
石の事も含めなにも分かりませんが、なぜか全てが石を拾った直後に起こった出来事です。
石に助けられたのでしょうか?Aに助けられたのでしょうか?
石とAが何か関係あったのか知りません。
12月31日夜中から1月2日の朝まで40度くらいの高熱が出た。
夢に何度もAが出て来た。何か叫んでるようだったが何か分かりません。
ゴミ捨て場にも行きました。もう無くなっていました。
僕の腕は正月明けの1月5日(たぶん)にふと上がるようになりました。
それ以来は何も起こっていません。

すみませんもうちょいあります。これで終わり
Aママから後から聞いた話しだと、偶然にも弟も亡くなった時同じ感じだったらしいです。
Aは自殺かと思われましたが、心不全みたいな事になったみたいです。<めちゃ怪死だと思うんだが。
そういう事なので、Aママの所に警察関係の人とか来て、事情聴取されてたみたいですが
外傷(ミミズ腫れは何故かすぐひいたらしい)や薬物(毒?)反応もなく殺人ではないと判断されました。
父親はAが5歳のときに亡くなったらしいのだが、Aパパは人の死期がわかる人だったらしい。

話中の台詞はこんな感じだったという記憶ですんで、そのままではないです。

ちなみに手紙にあったようにAとA弟は同じ誕生日、僕も実は同じ誕生日です。
今もちょっと年末が怖いです。

長文すみませんでした。こんな長い話を読んでくれた皆さん、ありがとう。
面白くなかった人ごめんなさい。

あの小父さんは一体何だったのかな

Posted on 5月 25, 2015

知り合いの話。

彼は幼い頃、家の事情で山奥の実家に越したのだそうだ。
実家の村には小さな分校があり、そこに通うことになったのだという。
一学年が十人程度の小さな学校で、彼はなかなかそこに馴染めなかった。
「倉庫の小父さんと知り合うまでは寂しかった」と彼は言う。

校舎の外れに小さな倉庫があり、体育用具などが納められていた。
そこに、初老の小父さんが居ついていたのだそうだ。
なぜか彼以外の人には、その小父さんの姿は見えなかったらしい。
ああ、こういうことも有るんだな。と、当時の彼は不思議には思わなかった。

彼は寂しくなると倉庫に行き、小父さんと他愛もないお喋りをした。
小父さんは彼の子供っぽい話を馬鹿にすることもなく、煙草を燻らせながら頷いて聞いてくれたのだという。
彼曰く、「ずいぶんと救われた」ということだ。

卒業間近、他の学校と合併することになり、分校は取り壊されることになった。
小父さんが別れの挨拶をしたのはその頃だった。
「俺はここから動けないから」
理由を聞くと、小父さんはそう言って薄く笑った。
ああ、そういうものなんだな。と、彼は受け入れて別れを告げた。

校舎が取り壊された翌日、彼は倉庫があった跡地に行ってみた。
いくら待ってみても、もうそこには小父さんは現れなかった。
帰り道、気がついてみると泣いていたそうだ。

「あの小父さんは一体何だったのかな」
彼は懐かしそうにこの話をしてくれた。

実体験ですが、ありがちな話しかもしれないんですけど?

Posted on 5月 24, 2015

実体験ですが、ありがちな話しかもしれないんですけど?
3年前のお盆に地元の友達と4人(俺をいれて)で肝試しに火葬場に行ったんです。
んで全員、霊感は無いくせにビビりな男なんで一緒に火葬場まで歩いていきました。
途中一応使い捨てカメラを俺が持参してて何枚か歩きながら撮ってたんですが、火葬場に着くとすでに別の友達グループがいたこともあり、みんなでふざけて写真をとりまくって特になにもなく帰ったんです。
2~3日して現像に持って行きみんなで出来上がった写真を見て必死こいて霊を探したんですけど当然なにも霊らしきものはいなかったんです。
しかし一枚の写真に違和感を感じたんです。
その写真は俺達が笑いながら歩いてる後姿が写ってるんですけど、何かおかしい、でもその何かがわからないっ思ってるとふと気付いたんです。
4人しかいないのに写真には俺達4人の後姿を5メートルくらい離れたところから写してる、と。しかも俺の手にはカメラが…

この間新しいアパートに引っ越した。 二階建てで、廊下を挟んで両側に5部屋ずつある。

Posted on 5月 23, 2015

この間新しいアパートに引っ越した。
二階建てで、廊下を挟んで両側に5部屋ずつある。
俺の部屋は二階で、201号室から小さい順に数えて4番目の部屋。
そんなに広くもないのだが、収納スペースが
結構多く、それほど狭さを感じない。
隣がうるさいわけでもないし、家賃も安いから
結構気に入っている。

今日はじめて隣の部屋の住人に会った。
デブでキモイオッサン。
朝外に出ると鉢合わせして、こちらをじろじろ
見てきた。非常に気持ち悪かった。
この年になっても独身でこんなボロアパート暮らし。
年をとってもああはなりたくない。
ちなみにオッサンの部屋は201号室から数えて
5番目で、3番目の部屋にはだれも住んでいない。

今日はちょうど真向かいの211号室の住人に会った。
昨日とは打って変わって、結構美人の若い女。
俺を見ると挨拶をしてきたので、あわてて返した。
こういうことは慣れていないので緊張した。

最近外出中、携帯に無言電話がかかってくるようになった。
相手は非通知。何度携帯の番号を変えてもかかってくる。
心当たりがなく、不気味で仕方がない。

最悪だ。
今日帰って、玄関の鍵を開けると部屋の中が物色されていた。
金目のものは無事だったが、どうやら何かを探していたようだ。
俺はストーカーに付きまとわれてるんだろうか?

今日帰ったら、引き出しやタンスがすべてひっくり返されていた。
そのうえ、ご丁寧に顔の部分だけ真っ黒に塗りつぶされて、
切り裂かれた俺の彼女の写真が散乱していた。
俺もさすがにキレた。
警察に電話しようとしたとき、携帯が鳴った。
相手は非通知。こいつか。
「おい、てめえか!!」
「・・・・・・」
「おい、なんか言えよ!!」
「・・・・・・」
何も話す気がないようだ。こいつはいったい誰なんだ?
「お前・・・女か?」
「・・・・・・」
「どうしてこんなことした?」
「・・・・・・」
「どうやって携帯の番号知った?」
「・・・・・・」
「どうやって部屋に入った?」
「・・・・・・」
「お前今、どこにいる?」
「205号室」
その声が部屋中に響いた。

「潰れて空いた店舗は借りるな。潰れるには潰れる理由が店舗にあるからだ」とだれかの本で読んだ ことがあるが、まったくその通りだと今は思う。

Posted on 5月 22, 2015

「潰れて空いた店舗は借りるな。潰れるには潰れる理由が店舗にあるからだ」とだれかの本で読んだ
ことがあるが、まったくその通りだと今は思う。

10年前、私は新築だったこのマンションに引っ越してきた。1階は店舗フロアになっていて駅前と
いうこともあり、小洒落た店が次々オープンした。
その一角に、これまた洒落た感じのスパゲティ屋ができた。
あいそのよい明るい感じの若夫婦がやっていて、おいしいし安いしで繁盛しているようだった。

ところが3年ほど経ったころ、急にこのスパゲティ屋の味が落ちた。そして若奥さんの雰囲気がみるみる
変わっていった。あれほど明るくかわいらしい人だったのに、うつむき加減の暗い雰囲気をまとい、50代
かと見間違えるほどの老け込みようだった。あまりの急激な変化を不思議に思っているうちに、店の中で
奥さんの立ち働く姿が見えなくなり、そのうち、何日間か「臨時休業」のお知らせが貼りだされていた。
事情通のマンション住人のおばさんから聞いた話では、「だんながアルバイトの女の子と浮気をして、悩
んでいた奥さんがある日ヒステリーを起こし、発作的に自殺してしまった」そうだ。
噂は尾ひれがついて広まるもので、実際奥さんが自殺したのかどうかはわからない。
ましてや噂好きのおばさんの話だ。本当のところはどうなのか知るところではないが、再開したスパゲティ
屋の店内に奥さんの姿はなかったし、なにより店の様子の奇妙な変化に噂は本当だと思わざるを得なかった。

赤を基調にセンスよくデザインされた小さなスパゲティ屋。入り口はきれいに掃き清められ、花壇には手入
れの行き届いた花々が咲いている。窓も曇りひとつないように磨かれて、窓辺にはかわいい小物が抜群の配
置でディスプレーされている。新築物件、開店三年ほど。どれもぴかぴかのはずなのに。奥さんがいた頃と
何も変わってないのに。
店の外観がなぜだかすすけて暗く見える。まるでこの一角だけが急に老朽化してしまったようだった。
飾ってあるかわいい小物達が、潰れた骨董屋のような雰囲気を醸し出してる。窓に蜘蛛の巣がかかっている
ような錯覚を覚え、店内の様子をのぞいてみて驚いた。店内を彩る塗料は色あせ、壁紙は破れ、めくれ上がり
客のいない暗いフロアはまるで廃屋そのものだった。白いコック服を着て立ち働くご主人は、廃屋をさまよう
幽霊のように見えた。驚いた。あまり驚いたので、そのまま店の中に入ってしまった。ところが店に入ってみ
ると、当然のことだが塗料もはげてないし、壁紙だってちっともめくれてない。いつもどおりの店内だった。
いつもどおり・・・いや、照明はついているのにかかわらず異様な暗さ、カビのような訳のわからない匂い・・
やっぱり変だ。主人の以前にも増した明るい態度が妙に不気味に感じられ、失礼だとは思ったが食事をする気
になれず逃げ出してしまった。

こんな奇妙な店が続くはずもなく、天井をぼーっと放心したように見上げているご主人の姿を何度か見かける
うち、「臨時休業」が多くなりそのうち開けられることもなくなって、気が付くと「貸店舗」の看板が立てか
けられていた。
おばさんいわく、夜逃げしたんだそうな。

駅前通りの最高の立地条件。大改装をして次の店がすぐ入った。が、やはりどんなに明るい色使いの店舗デザ
インをしても、廃屋の雰囲気がただよっていた。そして数ヶ月で潰れた。
その後、いろんな業種が入るがどれも一年もった店はなかった。
いくつめだったろう。「時代遅れの喫茶店」という風情の、いかにもださい喫茶店がオープンした。これもすぐ
潰れるんだろうとマンション住人で噂していたところが、なんと1年以上もった。最高記録だねーと無責任に言
い合っていたのもつかの間、店主が突然の心臓発作で店で倒れ、そのまま帰らぬ人となる。私もその場に居合わ
せてしまったので、これは事実だ。
当然喫茶店は閉店して、しばらく空家だった。
そして1年程前に漫画喫茶がオープンして三ヶ月で潰れて以来それっきり。
小綺麗なマンションに廃屋がはめこまれたような異様な外観を呈していたが、最近改装業者がやってきて店舗を
覆い隠すようにシャッターを取り付けていった。もうだれも、あそこに店を出すことはないのだろう。
スパゲティ屋の若奥さんの怨念じゃないかと、マンション住人は噂している。