昨日リックドムのプラモを作っていたら、その中から低い男の 「リックドムとドムセカンドバージョンの区別付かねえよぉ…」 っていうくぐもった声が聞こえてきたんだ。

Posted on 12月 31, 2013

85 :本当にあった怖い名無し:2009/12/20(日) 16:13:09 ID:/QFJuy5U0
何かテーマを出してくれよ。
「このお題でやってくれ」とか「この一文から書き始めてくれ」とか。

俺なら、それでも幾らでも作れるがな。

88 :本当にあった怖い名無し:2009/12/20(日) 16:49:40 ID:15rnIxcF0
>>85

お題「ハゲ」「トンガリコーン」にまつわる話で

「昨日リックドムのプラモを作っていたら、その中から」
で始まる文から書き始めてくれ。

89 :本当にあった怖い名無し:2009/12/20(日) 21:14:37 ID:IN001LY10
昨日リックドムのプラモを作っていたら、その中から低い男の
「リックドムとドムセカンドバージョンの区別付かねえよぉ…」
っていうくぐもった声が聞こえてきたんだ。
最初はびっくりしたけど、何度もモビルスーツの識別ができない自分を
責め続ける男の声があまりにも物悲しげだったから、俺は何故か
『なんか言ってあげなきゃ!』って気になって思わず
「ぼ、僕だって亀井静香と船場吉兆の女将の区別付かないよ!」
って叫んだんだ。
そしたら辺りの空気が急に軽くなった感じがして、声も聞こえなくなったんだけど、
最後に「ありがとう…安心したよ」って、言われたような気がするんだよね。
やっぱり人間、心残りみたいなのがあると成仏できないんだね。
俺、昔からそういうのけっこう見えたりする方だったから、他にも
「家のしつけが厳しくて、一度も指にとんがりコーンをはめた経験のないまま
事故で死んじゃった子供」とか、「課長のあからさまなカツラを指摘できないまま
過労死しちゃったサラリーマン」とか、一風変わった未練のせいで
成仏できない人の声を聴いちゃったりしてたのよ。後者なんてあんまりしつこいから
本人にその会社の場所訊いて、わざわざ乗り込んでって課長のズラ引っぺがして
来てやったよ。そしたら課長からも「隠し事のない新しい自分になれた!」
とかめっちゃ感謝されちゃってさ。あれはよかったね。
…とまぁ、そんな荒唐無稽な話、誰に言ったって信じてくれるはずもなし。
ずっと誰かに話したくてうずうずしてたわけよ。
今更だけど話せて良かった。じゃ、俺いくわ。

八王子2トンネル

Posted on 12月 31, 2013

私がつい先日、心霊スポットとして知られる八王子市鑓水にある

『八王子2トンネル』周辺へ行った時の体験です。

友人と二人で自転車で八王子バイパスの歩道を走っていたのです

が、なんとなく片倉IC付近高架下にある心霊スポットの『八王子3ト

ンネル』へ行ってみたくなり、脇に自転車を止めて自転車のライト

を持ち、高架下へと下りました。

夜の10時頃だったため、八王子3トンネル内部は真っ暗でした。

八王子3トンネルでは特に何も起こらなかったのですが、内部壁を照

らすと、10cmはあるゲジゲジがいたるところにいて、気持ちが悪

かったのでさっさと出ました。

帰りにそこから御殿山料金所方向に行き、そこからバイパスを下っ

て現在も片車線側のみ使われている八王子2トンネルへと出ました。

そこで、ちょっとした悪戯気分でトンネル脇にあるスイッチをオフ

にしてトンネル内の電気を切ったのです。

そのままトンネルを通り、都道20号方向へむかいました。

すると、国道16号と都道20号の抜け道の為、いつもはこの時間でも

数台の車が走っているはずなのに、全く来なくなりました。

気になったのですが、二人とも何も言わずトンネルを抜け、産廃処

理場先の広い畑のあたりを走っていました。

すると、畑の奥の森から、『キャー』・・『キャー』と断続的に女

性の声のような物が聞こえてきました。

その森はあの有名な心霊スポットの『道了堂跡』がある場所です。

私達はすぐに自転車を飛ばして都道へ抜けました。

あれが何だったのかは分かりませんが、私には初めての体験でした。

私はあるメーカーの研究所に勤務しているものです。

Posted on 12月 30, 2013

私はあるメーカーの研究所に勤務しているものです。
私の研究所がある棟は、過去に二人の自殺者が出ています。
夜遅く帰るときにそのことを思い出すのは、気持ちの良いものではありません。
そしてこれから語る短い話は、そんな夜遅くにおきました。

私の仕事の一つに、電子顕微鏡観察があります。
試料表面に電子ビームをあてて形態を観察するのですが、
対象物が有機物の場合などは往々にして、高倍率にすると
ビームのエネルギーによって見る間に変形・縮小することがあります。
そのとき私が見ていたのは、直径1μmにも満たない円形のもので、
基板に付着した有機物と推測されました。
もっとよく見ようと拡大した途端、付着物は変形を始め、
人の顔をあらわし始めました。
穴のあいたようなうつろな目、鼻、少し開いた口。
見る見るうちに口が大きく開かれ、口の中にはきちんと並んだ歯列までが見えました。
顔は断末魔のような恐ろしげな様相となり・・・
そして5秒ほど後には基板についたただのシミと化していました。

短いようで長い5秒でした。私はしばらく凍り付いていましたが、
とてもこれ以上仕事を続ける気はありませんでした。
慌てて荷物を片付け、装置を止め、帰途につきました。(終わり)

こんな夢を見た 俺は、出所した後そこそこの会社に就職し、結婚して妻や息子と幸せに暮らす。

Posted on 12月 30, 2013

こんな夢を見た

俺は、出所した後そこそこの会社に就職し、結婚して妻や息子と幸せに暮らす。

そこで、目が覚めた。
今日は遂に出所だ。
刑務官に呼ばれ、俺は刑務所を出た。
「もう来るなよ。」といって俺を送り出してくれた刑務官。
俺は彼らと、5年もいた刑務所に静かに頭を下げた。
そして、大きく深呼吸。ああ、おいしいシャバの空気。
よし、これからは心を入れ替えて、一生懸命働くぞ!!

そこで、目が覚めた。
はあ、まだ一日目か……。

付き合って2ヶ月の彼女に「今日親いないから」って家に呼ばれた。

Posted on 12月 28, 2013

付き合って2ヶ月の彼女に「今日親いないから」って家に呼ばれた。
まだ交わりをかわしてなかった俺は今日がその日だと思った。
彼女の家のあるマンションに着いて、大事なものを用意していないのに気付いた。
運よくマンションの一階に薬局が入ってた。
店主がおっさんだったので気楽にゴムを買えた。
レジでそのおっさんがニヤニヤしながら「兄ちゃん、いまからか?」と聞いてきた。
俺もにやつきながら「今日初H」と答えた。
おっさんは「がんばれよ」とか言って送り出してくれた。
彼女の家に着くなり「ごめんもうすぐ親が帰ってくる」と言われた。
今日はダメか・・と思ったが「とりあえず挨拶だけしていって」ということだったので彼女の親の帰宅を待った。
5分ほどで彼女の父親が帰ってきた。
下の薬局のおやじだった。

数年前の夏、バイクでG県のK川に釣りへ出かけた。

Posted on 12月 28, 2013

数年前の夏、バイクでG県のK川に釣りへ出かけた。
土手を走りながらポイントを探して、
いいポイントを見つけたのだが、土手は急で鬱蒼とした薮に阻まれ、
辿り着くには更に進んだところから、降り戻るしかなかった。

ポイント迄、巨大な岩に阻まれ何度も後戻りしながらも、辿り着いた。
絶好のポイント!僕は釣りに没頭し日暮れかけているのも気付かなかった。
辺りは真っ暗”さて帰るか”と思ったが、困った。真っ暗で何も見えない。
後ろを見ると、おじさんが一人夜釣りをしてる。
”釣れますか?”と尋ねると”今日はだめやぁ。もう帰るわ”
しめた!このおじさんに付いて行けば土手の上に出られる。
帰り支度を素早く済ましおじさんに訳を話し、後に続いた。

しかし、このおじさん、歩くのがもの凄く早い。
必死についていったがやがて見失った。
おろおろしてる僕に”おーい。こっちだぁ”とおじさんの声。
助かったぁと声の方へ。しかし、おじさんの姿はない。
”こっちだぁ”と再びおじさん。
どうやらその声は、土手の薮の中から聞こえる。
最初に降りた場所より遥かに及ばない所だ。
近道なのかな。と声のする方へ僕は急な土手を上っていった。
しかしそこは道というには、あまりにお粗末な道。
ふと静かなのに不安を感じ”おじさん”と、問いかけると
”こっちだこっちだ。はやくしろぉ”とおじさんの声。
ほっとして進むが、あまりに道が酷いので、思わず尋ねた。
「おじさん、ここから、本当に上に出られるの?」
 ・・・・・・
?返事がない。

「おじさん?いるの?」
「ああ、こっちだぁ」
「この道で出られるんだね?」
 ・・・・・・
「おじさん、この道でいいんだね?」
「そうだぁ。はやく来いぃ」
「もう土手の上に、いるの?」
 ・・・・・・
「おじさん!?」
「はやく、こぉぉ?いぃぃ」
間延びした嫌な声…何か変だ…”
土手の上に出れられるのか”と尋ねると口を閉ざす。
人が通ったにしては草が倒れていない。蜘蛛の巣にもひっかかる。
嫌なものを感じた僕は、急に恐ろしくなって転がるように土手を降りた。
すると”ちっ”上の方で舌打ちが聞こえた。
僕は背筋の凍る思いで、とにかくがむしゃらに走った。
何とかここへ来たとき降りた場所に辿り着き、
急いで駆け上がりバイクに乗り来た道を帰った。
土手の上を走るバイクの軽快な音。
もう大丈夫とほっとして、なにげなく薮の方を見降ろした僕が見たものは、
薮の合間にある無縁仏と、その脇でこっちを睨んでいるおじさんの姿だった。

沖縄でスキューバダイビングのインストラクターをしているYと言う男性がいます。

Posted on 12月 28, 2013

沖縄でスキューバダイビングのインストラクターをしているYと言う男性がいます。
Yさんはその日も10人の生徒を連れて海に潜っていました。
生徒たちはダイビングを楽しんでおり、海も綺麗で、いつもと何ら変わった
ところはありませんでした。

水中では手でサインを作って、手話のように会話をします。
ボンベの空気にまだ余裕があるならば、人差し指と親指で丸を作った『OK』の形。
もう空気が少なくなっているなら、顔の前辺りで掌を下に向けた形。
空気はどうかというYさんのサインに、生徒の半分くらいは空気が少ないと言う
サインを出しました。

(じゃあそろそろ一度上がろう)

Yさんはそう思って生徒を見渡しました。
すると、少し離れたところにいる一人の女性に自然と目が行きました。
赤いウエットスーツを身に付け、長い髪がゆらゆらと水中に広がっています。
女性は『OK』のサインを出しています。

(そういえばあの人、さっきからずっと『OK』だな。もう俺も空気残量が少なく
なり始めたのに・・・)

自分の吐く息がゴポゴポと泡になるのを見ながら、Yさんはハッと気がつきました。

女性のレギュレーターからは、まったく気泡が出ていません。
女性はまだ『OK』のサインを出し続けています。

Yさんは生徒を連れて急いで海から上がりました。
船の上で人数を数えたところ、丁度10人。もちろん海に入る前と人数に変動はありま
せん。船の上にいる生徒の中に、赤いスーツで髪の長い女性はいませんでした。

その夜、Yさんは宿所でインストラクター仲間にこの話をしました。
すると、海の中ではなく船の上でですが、同じような格好の女の人を目撃したという
仲間が数人いたのです。

「見間違いじゃなかったんだなあ、あれ・・・」
「幽霊だったら、ダイビング中に死んだ人とか?」

そんな風に、怖い怖いとしばらく盛り上がっていると、一人が不思議そうに言いました。

「何でずっと『OK』出し続けてたんだろうね?」

みんな顔を見合わせて考え込みます。
すると、一人の男性がぽつりと言いました。

「『OK』じゃなくて、『ゼロ』だったんじゃないか?」
「え?」
「もうボンベに空気は無いって、残量はゼロだって、始めから言ってたんじゃないか・・・?」

爺さん、キツネに化かされたことがあったそうです

Posted on 12月 27, 2013

262: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2003/05/12 21:54:00
うちの爺さんから聞いたんですが。
この爺さん、キツネに化かされたことがあったそうです。
もちろん、もうずうっと前のこと。50年はゆうに経っているでしょうね。
親戚の結婚式の帰り、「いまからだと狐狸に化かされるから泊まっ
ていけ!」という親戚の勧めを断り、ほろ酔い気分で自分の家まで
歩いていた爺さん。いや、当時は若かったんでしょうけど(藁

ふと気づくと、自分の歩いている方向のちょっと先に、とんでもない
美人が歩いている。しかも、こちらを振り向いて、妖艶な笑みを浮か
べていた。
「ははぁ、キツネだな。化かされるもんか!」と爺さんは用心しなが
ら歩いていた…つもりだったみたいですが、はっと気づいたらすで
に朝。

山道を大きく外れたけもの道(?)で我に返ったそうですが、手にし
た風呂敷包みの中のご馳走は全てなくなっていたそうです。
やっぱり騙されたんでしょうね。

ちょうど梅雨時で、玄関脇にナメクジが大量発生していました

Posted on 12月 26, 2013

小学生のころの話です。
ちょうど梅雨時で、玄関脇にナメクジが大量発生していました。学校でナメクジは
その80%が水分である、と教わった私は、塩に変わるナメクジ除去方を考えていま
した。塩をかけただけでは、縮んだナメクジはまた水分を吸収して復活してしまう
からです。
 そこで私が考えたのは、「火であぶる」というものでした。これは思った以上に
効果があり、火にあぶられたナメクジ達はまたたく間に白く変色していきました。
白くなったものは、水につけてもまはやピクリともせず、嬉しくなった私はその
方法で、その日だけで10匹以上のナメクジの駆除に成功しました。あぶられたナメ
クジはみな一様に、体をくねらせ苦しみもだえているようでした。今思うと、よく
あんな残酷な事をしたものです。

ところがその日から、我が家で買っていた猫の姿が見えなくなったのです。元々
野性的な性格だったので、またどこかに遊びに行ってるのだろうと思ってましたが
三日後に帰ってきたとき、家族と仰天しました。猫の右手首にナメクジがミッチリ
へばりつき、うごめいていたからです。その右手首は膿んでいるようで、猫もビッコ
をひくように歩いて帰ってきました。慌ててナメクジを剥がしましたが、取っても
取っても肉の奥から沸いてくる感じで、全部取りきった時は大小会わせて30匹以上の
ナメクジが庭に山になり、その処置にホトホト困りました(親が市販の駆除剤を使い
駆除していました)

 結局、獣医さんに運びましたが猫の右手首は切断せざるを得なくなり、その手術
で弱ってしまった猫はそのまま病院で死んでしまいました(元々高齢な猫だったの
で、手術に耐えられないかも、と言われていました)。母に私がナメクジを火で
あぶっていた事を話すと「ひょっとしたら生存本能で、死を予感したナメクジ達が
必死で猫に取り付いたのかもしれない」等と言われとても悲しかったのを覚えてい
ます。自分のせいで愛しの猫が死んでしまったのだと思い知りました。

 また、この事件(猫の死)の後もしばらくの間、いつのまにか家の廊下やお風呂
や洗面台にナメクジがへばりついていた事がありました。潔癖症な父が設計した我が
家はゴキブリや害虫などが侵入できない造りになっているので、両親ともにとても
不思議がり、気味悪がっていました。私はと言えば、もう生きた心地がしませんでした
というのも、私の体のどこかにナメクジが寄生しているのではないかと思ったから
です。右手にナメクジが寄生されていた猫も、ナメクジを駆除しようとしても全く
痛そうな素振りをしなかったので、ひょっとしたらナメクジの寄生は痛みや違和感を
伴わないのかもしれない、と思いました。そこで毎日お風呂に入るたび、濃い塩水
を作って浴び、体の隅々まで異変は無いか観察していました。眠っている時に襲われ
たら、と思うと、夜も眠れない日々が続きました。

 しかし結局何事も無く私は今も無事です。ただ、毎年この時期になるとナメクジ
を見つけるたびに恐怖してしまうのです。また、猫の名前は伏せてあります。

妙なしゅうだん

Posted on 12月 26, 2013

417 :本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 00:05:26.64 ID:YDkjWFfb0
去年の夏、某温泉地での話です。
私が所属する研究室の先輩と二人で学会参加を兼ねた二泊三日の温泉旅行に行きました。
初日は学会を適当に切り上げ温泉を堪能しました。
二日目、朝からブラブラ気の向くまま車を走らせ、途中寄った観光地として有名な滝で先輩が写真を撮ったところ、変なものが写りこんでいました。
画面中央、大きく写した滝のあちこちに顔のようなものが。というか顔でした。
お互いこんなものを撮ったことは初めてで、非常に不快で、すぐにデータを消去しました。
そんなことはすぐ忘れようと、楽しく旅行を続けました。
途中知り合った三人組の大学生の男の子とご飯を食べ、9時くらいに宿に戻るため車で出発しました。
先輩は運転のため、お酒は飲みませんでしたが、わたしはちょっと酔ってしまい、助手席で寝てしまいました。
宿に着き、先輩に起こされるまでの二時間ほど熟睡してしまったようでした。
しかし、私を起こした先輩は顔面蒼白でわんわん泣きはじめました。

418 :本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 00:08:20.90 ID:YDkjWFfb0
私が寝てしまったあと、先輩は一人で車を運転していました。
ナビによると宿までもう少し、というところで赤信号につかまったのをきっかけにタバコを吸って休憩しました。
半分山道のような道路で、他に走る車もなく、信号手前の道のど真ん中で停車し、タバコを吸っていたそうです。
すると、サイドミラーに後方から歩いてくる妙な集団が写りました。
近づいてきてはっきりと見えました。
十数人ほどの銃や重そうな荷物を抱えた軍人でした。
どう考えても普通じゃない、逃げなきゃと本能的に察した先輩は急ぎぎ発車しようとするも、突然エンジンかかからなくなってしまいました。
集団はどんどん近づいてくるが、焦る先輩をよそに、エンジンはまったくかかってくれない。
集団はやがて車に接近し、ぐるりとまわりを取り囲むと、中を覗きこんできました。
真っ暗やみのなか、ヘッドライトに照らされ、彼らの顔立ちがはっきりと見えました。
日本人。なんとなく今風の感じではない。みんな泥にまみれ、血糊がついているものや、怪我人もいる。
先輩はもう気が気ではなく、目をつぶり、念仏を唱えました。
しかし、念仏はナミアムダブツまでしかわからず、これじゃだめだ、と
ミラーにかけたお守り(安全運転のものですが)を握りしめ、
助けてください、助けてください、
と祈りました。
ふと、誰かがなにか話しかけてきたたのが聞こえました。
なんといっているのかわからず、思わず目を開けると、運転席を覗きこむ一人の男がもう一度言いました。
今度ははっきり聞こえました。
「おい女、なにをしてるんだ。ふざけるなよ。」
まるで耳元で囁かれたかのような感覚を感じました。
先輩は叫びだしたい衝動をこらえ、もう一度エンジンをかけると、今度はしっかり起動しました。
跳ねても轢いてもかまわない、という勢いで急発進し、猛スピードで立ち去りました。
不思議なことに、フロントガラスの前にいた者たちに衝突した感触はなかったとか。
その後、ほうほうのていで宿までたどり着き、ようやく一息つき、私を起こしたそうです。

420 :本当にあった怖い名無し:2011/06/21(火) 00:09:44.24 ID:YDkjWFfb0
私は泣きわめく先輩からその話を聞き、現実味が沸かなかったものの、先輩の様子から、これはただ事じゃないのかもしれないと感じました。
車にはなんの異常もなく、一体なんだったのかは不明です。
彼らは誰だったのか、写真と関係があるのか、なぜ彼らが怒ったのかまったく想像もつきません。

しかし、先輩は、
あなたを起こさないように必死で我慢した。
泣いて、叫んで助けを呼びたかった。
でも、あんなものを見たらきっと正気じゃいられない。
先輩として、あなたを巻き込むのだけはダメだと思った。
と帰りの車内で話してくれた。