道徳の時間

Posted on 7月 30, 2012

小学生の時の「道徳」の授業。

当時私の学校で使っていた道徳の教科書には、不気味な少女の絵が表紙になっていました。

ただ不気味なだけではないのです。

その絵の少女は、「生きている」のです。

絵のモデルになった少女が生きてるという意味ではありません。

その絵の少女そのものが生きているのです。

私のクラスに「祥子ちゃん」という女の子がいました。

美人とまでは言わないけれど可愛い雰囲気の女の子でした。

ところがある日を境に、道徳の授業を異常に怖がるようになったのです。

なぜ怖がるのか、理由を聞いて驚きました。

「教科書の表紙の女の子がやってくる」と言うのです。

当然、そんな訳も分からない話は誰も相手にしませんでした。

でも、祥子ちゃんの様子が気になった私は、彼女と遊ぶ約束をして、詳しい話を聞いてみる事にしたのです。

彼女が言うには、「表紙の女の子が徐々に近づいてくる。もう手が表紙から出かかってる。」との事でした。

私は、実際にその表紙を見せてもらおうと彼女に頼みました。しかし、何故か彼女は異常ほど抵抗をするので、その場は諦めるしかありませんでした。

次の日、彼女は学校には来ませんでした。

私は嫌な予感がしましたが、彼女は不登校になり、その後会う事が出来ませんでした。

しばらくして、彼女は卒業を間近にして転校したと先生が皆に知らせました。

私は祥子ちゃんの事を忘れないまま卒業の日を迎えることとなったのです。

そんなに目立つ子ではなかったのですが、何故か私は強く印象に残っていました。

卒業式が終わった後、私は以前祥子ちゃんが使っていた机が気になって何となく近づいてみました。

何気なく机の中を覗いた時、教科書がひとつ、ポツンと残っていました。

私は急に寒気に襲われ、全身に鳥肌が立ちました。何故か怖い…

まるで私が見つけるのを待ってたように、教科書はそこに置いてあったのです。

あの時祥子ちゃんが言ってた話。

あの話しを知っているのは、多分…私だけ。

その教科書を手に取ってみると、表紙の絵は書き換えられていたのです。

教科書の表紙に描かれているはずの「女の子」は真っ黒く塗りつぶされていました。

いえ、良く見ると、女の子が描かれていた部分だけ、ポッカリ穴があいたように真っ黒なっていたのです。

彼女は今、何処で何をしているのでしょうか…

そして

道徳の女の子は、今誰の教科書にいるのでしょうか…

引っ越し

Posted on 7月 28, 2012

343 :声1:2011/07/22(金) 11:28:33.24 ID:+eNqpK4B0
引っ越して三ヶ月、大家のじいさんが亡くなった。
すると息子がやってきて、ボロアパートを新築するから
出て行って欲しいと言った。
貧乏学生だった俺は当然のようにごねた。
引っ越す金と時間がない。当分無理。
40くらいの息子は条件をだしてきたので、似たような
アパートをそっちで手配してくれ。それと敷金、礼金、
引越し代全て負担するなら、すぐにでも出て行く。

俺が妥協案を出すと、その週の土曜日に運送屋がやってきた。
そして、あっという間にそのアパートからちょっと離れた物件
に入居することになった。

344 :声2:2011/07/22(金) 11:30:36.77 ID:+eNqpK4B0
木造モルタル二階建て、1DK、ユニットバス付、築30年くらい。
外観は若干マシ、何よりも家賃が同じで、ユニットバス付が嬉しかった。
内心息子と不動産屋に感謝したくらいだった。
銭湯通いと共同トイレから解放されたが、コンビニや外食には不便なこと
もあり、それまで寝るだけだった部屋で過ごす時間が増えた。
この部屋なら女の子を招くこともできるし、金があればデリヘルも呼べる。
そんな期待さえでてきたが、仕送りなしの貧乏暇なし生活が変るはずもなく、
彼女とかは儚い夢に過ぎなかった。

あいかわらずバイトと学校で毎日くたくた。だが引越して以来、
休みの日は外出もせず、部屋で過ごすことも多くなった。

345 :声3:2011/07/22(金) 11:32:06.52 ID:+eNqpK4B0
そんなある休日。部屋で地味に試験勉強してたら、壁越しに
女性の笑い声が聞こえてきた。
角部屋の隣人はサラリーマン。ほとんど不在で、これまで
話し声はおろか、テレビの音さえ聞こえてきたことはない。
しかし見た目は普通で30代前半、彼女がいてもおかしくない。
俺は勉強よりも隣人がやるであろう行為が気になった。
男と女が部屋にいれば、いつ始まってもおかしくない。

思い余った俺は壁にコップを押し当て、耳を澄まして気配を窺った。
物音はせず、なぜか甲高い女の笑いしか聴こえない。
後に気がつくが、それが事の起こりだった。

346 :声4:2011/07/22(金) 11:33:51.69 ID:+eNqpK4B0
その日から一週間くらいして、夜になり再び女の声が漏れ聴こえた。
俺はそっと部屋を出て、外から六世帯の部屋をチェックした。
十時過ぎくらいだったと思うが、隣も下も部屋の明かりは消え、
人の気配はなかった。
平日ならだいたい隣人が部屋にいる時間帯だったが、ドアの開け閉め
くらいしか聴こえてこない。
みんな他人の迷惑にならないよう、ひっそり暮らしている感じだった。

アパートは最寄の駅から徒歩20分以上、まさに閑静な住宅地で、
時々人恋しくなることもあるくらい静かだった。

347 :声5:2011/07/22(金) 11:35:39.69 ID:+eNqpK4B0
いったいあの声はどこから聞こえてくるんだ?
気になって仕方がなくなった頃には、三日おきくらいに
女の笑い声に聞き耳を立てていた。
住人に女性は一人もいない。それがどこから聞こえてくるのか、
誰なのか、そして何を笑っているのか、俺は半年後に神経を病んだ。

いつしか女の笑い声はせつない喘ぎ声に変り、俺は眠れなくなっていた。
もう壁に耳を当てる必要もなかった。
女の声は俺の頭の中で聞こえ、俺の名前を囁き、俺を誘惑するようになった。
恐怖は全然なかった。ずっと夢だと思っていたし、女の呼ぶ声で眠りに落ちるようになっていた。

348 :声6:2011/07/22(金) 11:39:49.01 ID:+eNqpK4B0
やがて学校やバイト先でも睡眠不足からミスが重なり、数人の友人が気にかけてくれるようになった。
そのうちの一人がなぜか
「最近彼女できたろ。やり過ぎは気をつけろよ」と、
目の下にできたクマを笑った。
最も仲のいい友人から「どこで知り合ったんだよ、今度紹介しろよ」
と言われ、俺は答えたそうだ。
「紹介はちょっと無理かな」俺は覚えていないが、はっきり言ったらしい。
「彼女は39歳の会社員で、ずうーと勤務先の男と不倫を繰り返してきたんだ。
やっと独身の男と知りあえて、結婚まで決めてたけど捨てらたんだ。
年はいってるけど凄い美人だよ。会社の受付嬢や秘書をやってたくらいだから」
友人は驚いて訊ねたという。
「どうやって彼女にしたんだ?てか、写真とかないの?」
この時の俺は笑みを浮かべ、うっとりしとた表情だったらしい。

「だから無理だって。彼女は首吊って自殺したんだよ。ずっと前に死んでる。あと、知り合ったのは今住んでる部屋」

俺は友人によって命を救われたようだ。
けれど、今でも最愛の彼女を失ったような気がする。

ガード下

Posted on 7月 28, 2012

286 :本当にあった怖い名無し:2011/02/20(日) 16:00:13.70 ID:Bcz8ZzmB0

ガード下で怖い思いした後のこと。
というか、実は正確には何もないような時に突然背中が粟立つとか、やたら一点が気になるっていうことがその前から度々あったけど、幽霊見た事のないし、本当になんの変哲もない所だから特に気にしてなかった。

そんなゾワワワスポットが、国道6号線に一カ所ある。
古本屋チェーンとラーメンチェーンが隣接してる辺りで、東京方面に走ると、そのちょっと先に歩道橋がある。
その古本屋の駐車場に差し掛かると、例のゾワワワが例外無く来て、歩道橋抜けるとすぅっと引く。
決まった様に毎回。

続きます

287 :本当にあった怖い名無し:2011/02/20(日) 16:00:56.09 ID:Bcz8ZzmB0
ガード下の一件以来、もしかしてここにも?と思い始め、霊感があるという友人の友人に話をしたことがあった。

その子(以下A)は、母親と二人の妹さんも所謂「見える人」ということで、相談してみたところ、「多分そういう所には、居るんだと思う」って言われた。
そう言われて、妙に信じてしまったのは、Aの行動から、話が嘘と思えなかったから。
Aは、一時期松戸に住んでたらしい。引越しが多い人で、今は全然違う所に住んでる。
その引越しが多い理由というのが、「家に寄ってくるから、怖くてすぐ引っ越す」んだそうで、特に松戸にいた時は家族みんな色々見てしまって、一番ひどかったと。
Aも二人の妹さんも、きちんと働いてて、引越しが重なれば不便だろうに、それでも引っ越すぐらいなんだから、本当なんだろうと思った。
Aの具体的な体験談も聞いたけど、いっぱいありすぎてまとまらないので、Aの話はここまで。とにかく、なんか居るのかも知れない、と気付かせてくれたのがAということで。

続きます

288 :本当にあった怖い名無し:2011/02/20(日) 16:02:43.20 ID:Bcz8ZzmB0
少し話が前後するけど、ガード下の件で車を運転してた同僚も、子供の頃は当たり前のように見えてた人。
大学生の頃をピークに、仕事が忙しくなるにつれて、段々鈍感になってきたらしい。
ある日、その同僚(以下B)とラーメンを食べに行こうということになった。
Bたっての希望で、例の古本屋と隣接してる店へ。
ゾワワワの事もあって、余り気は進まなかったけど、「もしかしたらBなら何か教えてくれるかもしれない」と思い、今度は私の運転でその店に向かった。
国道を走り、古本屋に近付いてきた所で、ゾゾっと来た。
ラーメン屋の駐車場は古本屋と共同なので、私は背中をゾワゾワさせながら駐車場へ入り、車を停めた。
初めて停めた駐車場の奥は暗い茂みになっていて、奥に民家らしきものが見えた。暗くて本当に民家かはわからないけど。
そんなことより、その暗がりから目が離せなくて、怖くなって無理矢理視線を引き剥がして、ラーメン屋に向かった。
ラーメン屋で腰を落ち着けたあと、Bが「あそこ、立ってたよね?」と言って来て、ああ、やっぱりそうなんだって確信した。
私には見えないけど、Bには見えたそうだ。
ラーメンを食べた後は、下を向いて車まで小走りし、早々にお暇した。
その時もやっぱり、歩道橋を抜けたら鳥肌が消えた。
その場所で何かあったのかはわからないけど、今でもそこを通る度に身震いしています…。

まだあと幾つかある。
長文でスレ消費して申し訳ないが、この機会に吐き出させてくれ。
まとめたらまた来ます。
290 :本当にあった怖い名無し:2011/02/20(日) 16:36:57.63 ID:Bcz8ZzmB0
すまんこれで最後。
吐き出しておきたいから、箇条書きで。
1
・金縛りにあったとき、瞼の裏にすごい早さで新聞記事みたいなのが駆け巡った。
・それを同僚Bに話したら、急に泣き出した
・理由を聞いたら「よくわかんないけど、女の人の悲しさみたいな感情を感じて泣けてしまった」
・金縛り中女の人の声が聞こえたけど、Bには伝え忘れてたことだったのでゾッとした。
・因みに、その時うちの近所に、同棲してた彼女を殺害した男が、仮釈放か何かで帰ってきてた。(今はまた刑務所にいるらしい)
・何か関係あったのかなぁ…
2
・職場に残って、Bが学生時代に富士五湖で体験した話を聞いていた
・線香花火してたら、背後に気配を感じたらしいが、気付かないふりしてたら、両二の腕を撫で上げられて、びっくりして線香花火の玉を落としてしまったそうだ
・とかいう話してたら、ものすごいラップ音。木材の軋みとかいうレベルじゃない
・三人で話してたんだが、三人ほぼ同時に「そろそろ帰ろっか…」って言った
3
・Bと二人で別の職場に巡回に行った
・Bが「この辺りで見た事がある」と言ったその場所は、私が以前から気になってた場所だった
・「それってあの標識の左あたり?」って聞いたら「そうだよ」って言われた
4
今、コピーもペーストもしてないのに、いきなり
・Bが「この辺りで見た事がある」と言ったその場所は、私が以前から気になってた場所だった
ってのが貼り付けられて慌てて消した。正直今のが一番怖いわ…。

死の入れ歯

Posted on 7月 27, 2012

とあるクリーンセンター。
ここでは鉄くずなどの処理も行われているのだが、
そのときに巨大で強力な電磁石を使って作業をしている。
電磁石を使って鉄くずを集めていたときに悲劇は起こってしまった。
最近入った老人作業員が電磁石の下で自分の作業に追われていたのだが、
バタリと倒れてしまった。すぐに病院に運ばれたが、死んでしまった。
死因は、作業員がしていた入れ歯の金属部分が強力な電磁石にひっぱられて
脳みそに食い込んだためだという。

もうひとつのコース

Posted on 7月 27, 2012

ディズニーランド開園当初、アトラクションの数も少なくスモールワールドも長蛇の列でフル稼動だったからコ-スを分離させてとにかく人を捌いてた。
今はもうそのコースは封鎖されてるけど、
「またきてね」

「もういくのか」
という子供の声が聞こえると噂になってた。

トイレの一番奥

Posted on 7月 26, 2012

トイレの一番奥のトビラの裏には、空間の歪みができるのだということを話している友人がいました。

使われていない時には、開いた扉は壁と殆どくっついていて問題ないのですが、誰かが入って扉を閉めている時に、それはつまり「開いている」状態なんだそうです。

最近出来たような、様式のトイレであればまだ良いのですが、問題は和式のトイレで、用を足す時にトビラに対して背を向ける格好の時は気をつけなければならないと言います。

和式のトイレにしゃがみこんで、「開いた」状態のトビラに背を向けている時に、視線を感じたり、何かが近づいてくる気配を感じたら、絶対に振り向いてはいけないと言います。

何者かが異空に引きずり込もうとしているか、何者かがこちら側に出てこようとしているか、そのどちらかだからです。

その時知らずに振り向いてしまうと、さまざまな奇妙な光景を目にしてしまうことになります。

この光景を見てしまうと、その後、霊とかその類の出来事に遭遇しやすくなってしまうそうです。

本坂トンネル

Posted on 7月 23, 2012

まだ年号が昭和と呼ばれていた頃の話です。

土曜の夜に暇だしドライブでもしよかって

男3人女1人の変則編成で静岡県の奥浜名湖にある、本坂トンネルってところへ行ったんですよ。

もちろん出るって話を聞いて物見遊山気分で。

そのあたりは珍走の人たちのメッカでもあるんで

深夜の山道でも車通りが多くてそんなに怖くないんですね。

そんで、まあ 紅一点のおねーちゃんとにかく怖がらせようってんで

適当に暗がり指差して「うおーアレはなんだー!」見たいに

馬鹿言ったりしながら現場に向かったわけです。

それで、なんだかんだ2時頃に現場に着いて

さすがにその時間帯では車通りもまばらというか

10分20分スパンでは何も走って来ず静かな場所なんですね。

とりあえず(車を)降りて歩こうぜ、ってわけでトンネル前に車を止めて

100Mくらいのトンネルなんですけど山奥でまったく明かりとかなくて

暗闇っつうより中に黒い靄が立ち込めた感じで

心なしか空気も寒く冷たく気のせいだろうけど邪悪な気が満ち満ちてって感じで

トンネルの先の出口だけがかすかに白くぽぅって明るいのかなって

そんな感じなんです

で、文章上手くないんで

くだけた語り口にさせてもらいますけど、まぁほんと怖いんですよ。

3歩先くらいからもう見えねーって感じなんで

男3人みんな10Mくらい入って、

だめだこりゃ怖くていけねーって走って戻ってきて、

まだこの時点ではみな笑う余裕があったんです。

紅一点はトンネルの出口でカーラジオ大音量でつけっぱなしにして

「もーいいよー帰ろうよー」って。

それで、みんな出口に戻ってどーするどーするって相談することに

それで紅一点が声がするっつうんですね、

獣とか物音でなくって意味はわかんない

だけれど人っぽい声がしたんだって。

まぁ心霊スポット行くのは初めてじゃなし

状況的にはありがちなケースなんですけれど

その子はいわゆる霊感ちゃんでなくって

極めてリアリストな子でしたから僕らもビビりましてね。

とりあえず怖がらせようなんつー初期目的なんてのは

そん時にはすでにとーにどっかいっちゃってますから

「バカヤローそんなことあるわけねえじゃんか!」って

とりあえず大慌てにダッシュで全員、車に戻って

窓ぴっちり閉めて「これで幽霊も入ってこれないぞ」

「アホ、幽霊は空気じゃないんだから油断すんな!」って

いま思えばネタみたいですけどそんときゃ真剣な会話で。

それで、とりあえずここまで来て帰るわけにはいかないだろうって

カーラジオ全開でとりあえずトンネル抜けるだけは抜けようよ、と

土曜の夜の若気の至りみたいなおバカな結論を出しちゃったんですね。

それで、いざ突入ってトンネルに数メートル入ったとこで

カーラジオが突然消えたんですよ本当にマジで

いや無音になるっつうんでなくて、それも怖いけれど、

いわゆるノイズっつうんですか

例のテレビ放送終ると流れる砂嵐みたいなザーとキーンが混ざったような

そこで女の子が「やーんまた声が聞こえるぅ」なんて言うんで

もうそこで全員、大パニックで。

「うおー、アクセル踏め!」「早く抜けろ馬鹿」って

自分は覚えてないんですけれど運転者の後の証言では

ヘッドライトが前を照らさずトンネルの天井照らしたなんて言ってましたね。

さすがに物理的にもそれは有り得ないと思うんですけれども。

運転手もいわゆるウロがくるっていうんですか、

足ガクガクでアクセルもロクに踏めない状況で。

そんで、みんながてんでに悲鳴あげつつ

体感的にはものすごい長時間をかけて

トンネルの出口にようようとたどりつき

「うおー、止まるなー」さっさとここから遠ざかるんだって。。

ところがそれでトンネルを抜けたとたんにね。。

さっきから周りを覆っていた黒い靄のようなものがぱっと晴れたんですよ。

ほんともうきれいさっぱりに、

あ、さっき思ってたより周りぜんぜん明るいじゃん、て。

空気が変わるっていうんですか、

いきなりモノクロからカラーの世界に戻るみたいに。

そこに丁度、ほんっと丁度その直後に

当時全盛を誇っていた田舎珍走の一団がブォーって走ってきたんですよ、

その時ほど彼らの爆音を頼もしく思ったことはないっていうか

何でトンネル抜けるまで彼らの接近に気付かなかったのか

もしかして自分たちは異世界に取り込まれていたんでないかってのは

そん当時、思いもしませんでしたが。

しかもまあ、そのはしってきた珍走のリーダーが

僕らの中学の同窓で、オイなんだおまえら何やってんの?って

声かけてきて一気に周りの空気が横浜銀蝿化したってボケはさて置くとしても

まあ、その夜は当然のようにそんなトンネルなんか引き返さず

なんとか人心地もついたってことで

浜名湖をぐるっと廻ってドライブインでのんきに飯くって

紅一点のおねーちゃんは家に送り届けて

運転者の家まで戻ったのが明け方頃。

それで、ここからがいかにも嘘くさくてありがちで

本当に言いたかなかったから

今まで飲み会とかネットでも話したことがなかったんですけれども。

そのときの車、まぁジープだったんですけど

鳶の息子の所有で 現場とか平気で乗ってくんで

埃まみれ泥まみれで汚れがべったり付いたような

ドロドロの状態になっていたんですね。

擦ると絵でも描けそうなくらいに。

それで朝、

うおー、バカバカしくもエキサイティングな夜のドライブだったぜって

若気の至りに苦笑しながらみたいな気分で車を降りてみたんですが

その車の汚いボディにですね

子供が書いたみたいに拙い筆致で◎や△、□のような記号が

いや、もーちょっと複雑な甲骨文字っつうんですか?

古代の象形文字みたいなの、もちろん読めないんだけれど

あきらかに意図や意思を持って書き込まれたって気配ありありな

そういう明らかに人為的な文字が引掻いたようにびっちりと

ドアからトランクから天井に至るまで刺青みたいに。。

まずはどう感じたかと言えば耳なし芳一ですね。。

ほんと全身埋め尽くさんとばかりな嫌な波動や執念感じたっつうですか

もう生理的に気持ち悪くて「うわー、なんじゃこりゃー」って

その時はもちろん驚いたんですけれども

もう朝だし眠いしハイだし疲れていて面倒くさいこと考えたくなくて

要するに驚かなかったことにして

自分さっさとそのまんま家帰って寝ちゃったんですけれどもね。

それ以降、その4人のメンツの誰一人として

ことさらな恐怖体験や不幸に遭ったという話は聞きませんし

怪談というほどの話ではないのかも知れません。

火傷

Posted on 7月 23, 2012

他人から聞いた話でも、本で読んだ話でも、ありません。私自身の実際の体験です。

今から12年前の7月の始めでした。私の家のお墓は、昭和11年に、曽祖父の死去後に、祖父が建てたお墓で、古くて、小さかったので、父が、祖母の3回忌を前に、お墓を建て替える事になり、工事は、1日で、終りました。
その間、家族では、私だけが、墓石屋さんと、お墓に居て、私は、お墓が完成する迄、代々の遺骨を半紙に包んで、両腕で抱く様にして、持っていました。
お墓が完成して、抱いていた遺骨を、お墓へ納めて、帰宅しました。
ところが…!?
帰宅後に、夕食を食べて、入浴した時、両腕の遺骨に触れていた部分が、赤く成っていました。
翌朝、起きて、あまりの事に驚きました。両腕の遺骨に触れていた部分が、火傷した様に水膨れが酷く、痛くて、ズボンの横のポケットに手を入れる事が、できない位に成っていました。
慌てて、病院へ行き、診察を受けましたが、医師「熱湯でもかけない限り、有り得ない!?」と!!
結局、3週間も、両腕を、お風呂へ入れる事も、できない重傷でした。
今は、完治しましたが、両腕共、火傷の跡は、今も、ハッキリ残っています。

お墓の建て替え工事中、家族の中で、1人だけ、お墓に居て、遺骨を、両腕で抱く様にして、持っていて、当日の夜から、赤く成って、翌日から3週間も、お風呂に両腕を入れる事ができない重傷の火傷を、経験しました。
1番最近の遺骨ですら、火葬後2年間以上経過した遺骨を抱くだけで、火傷だなんて、不思議な事です。

ベランダの女

Posted on 7月 22, 2012

962 :本当にあった怖い名無し:2010/01/29(金) 23:01:31 ID:gADae/VV0
投稿させていただきます。

前から洒落怖をよく見ていた俺だが、最近まで一度も怖い経験をしたことがなかった。が、最近ついに経験してしまった。
あまり怖くはないかもしれないけど、投稿だけはしておこうと思う。
その日は大学の友人と就職活動について相談をするために、大学の近くに一人暮らしをしているAの家に集まることになった。
んで、集まったのは語り部の俺とA、それとBの男3人、C、D、Eの女が3人。

集まってから、しばらくは鍋を囲みながらそれぞれの就職活動について話をしていたが、やはり大学生。
集まれば当然騒がしくなってくるし、酒も入ってくるってなことで、最終的にはただの宴会になってしまった。
しばらくして、B、C、Eが寝てしまい俺とA、Eの3人で酒をチビチビと飲んでいた。
そのあともたわいのない話をしていたのだが、ふと気がつくとAがベランダに出るためのガラス戸の外を気にしだした。
最初は、そっちにCが寝ていたので「こいつ、Cに気があるのか」とニヤニヤしていたのだが、どうも違うらしい。
落ち着きなくソワソワとしだしたかと思ったら、ついに震えだした。
「ヤバイヤバイ」と顔面蒼白でつぶやき続けるAを見て、さすがに様子をおかしく感じた俺とEは彼に事情を説明するように求めた。
すると、彼はポツリとつぶやいた。

続きます

963 :本当にあった怖い名無し:2010/01/29(金) 23:09:15 ID:gADae/VV0
>>962の続き

A:「見てる」
俺:「は?誰がだ?」
俺はベランダの外を見たんだけど、誰もいない。
周りの民家の明かりが静かにともっているだけなのだ。
でも、Aの震えはどんどんひどくなっていく。
E:「俺君。誰かいるの?」
俺:「いや・・・、誰もいないと思うんだけど」
そういって、俺はベランダのガラス戸を開けようとした瞬間、
A:「やめろ!!」
Aが初めて見せる表情で、俺を怒鳴りつけた。
このせいで、寝ていた連中も全員目が覚めてしまい、まるで俺とAがケンカでもしたかのような雰囲気になってしまった。
俺:「なぁ、俺にはだれもいないように見えるんだが。お前には何が見えているんだ?」
わけがわからないので、イライラし始める俺の肩をCが叩いた。
C:「俺君。今日はここに泊まろう」
俺:「はぁ・・・?」
C:「いいから。他のみんなも絶対に部屋の外に出ないでね」
B:「はぁ?俺、終電が近いし・・・」
C:「だめ。今日はここに泊って。A君、いいよね?」
Aは静かにうなずいた。
不満を垂れるB、DにAを任せると、Cは俺とEを台所に連れて行った。
事情を説明してくれるようだった。
C:「あのね。ベランダの窓のところに女の人がいる」
俺:「・・・、はあ」
E:「冗談でしょ?」
C:「ううん、なんていえばわかるかな・・・。貞子、いやカヤコみたいな女の人。凄いこっちを睨んでる」
俺はここでやっと状況をそこそこ理解し始めた。
つまり、洒落怖の状況が自分に降りかかってきたということが。

続きます
965 :本当にあった怖い名無し:2010/01/29(金) 23:12:38 ID:gADae/VV0
>>963の続き

俺:「つまり・・・、霊、なのか」
C:「うん。でも、そんなにヤバいのではないと思う。ほっとけば消えるでしょ」
俺:「Aに憑いてるわけではないんだな?」
C:「たぶんね。私たちがここで騒いでいるから見に来たのかもしれない」
とりあえず放っておけばいいとのことだったが、今誰かが外に出ていけば おそらくソイツは外に出たやつに憑いてしまう危険が高いとのことだったので、ここに泊まれということらしい。
Eは半信半疑みたいな顔だったが、それでもAのさっきの様子を見ているからこの話を信じたようだった。
部屋に戻ると、BとDは暇そうにTVを見ており、Aは布団にくるまっていた。
俺:「まだ見ているのか」
C:「うん」
仕方がないので、AとCには布団で寝てもらうことにして、残りのメンバーでトランプでもすることにした。
だが、いつのまにやら眠ってしまったのだった。
次に起きたのは、誰かの大きな悲鳴が聞こえたからだった。
飛び起きて隣を見ると、Cがベランダのガラス戸を指差し、ガタガタを震えているではないか。
ぱっと、そちらを見ると。
ガラス戸に、まるでヤモリのように四つん這いで張り付いた女の姿が今度は俺にも見えた。
凄まじいほどの殺気というか、なんというか、とにかく念のこめられた瞳が俺を見つめていた。
すでに他のメンバーも起きていて、この状況を見つめていた。
人間、許容範囲を超えると何もできなくなってしまう。
みんな、ポカンとしたままジッと窓のヤモリ女を見つめていたが、その女が窓のガラスに頭突きをかます「ゴンッ」という音で、
ハッと我に返った。
967 :本当にあった怖い名無し:2010/01/29(金) 23:14:52 ID:gADae/VV0
 何かしなくては。そう思って、立ち上がろうとした瞬間、Dが叫びながらドアに走り出していった。
ヤバい!今開けられたら、こいつが中に・・・。
そう思って、止めようとした瞬間。
ドアがまるで大男にでも殴られたかのように「ドカン!」と大きな音を鳴らした。
そのせいで、Dはドアの前で腰が抜けてしまったようで、その場で漏らし始める始末。
放心状態のBをなんとか叩き起こし、Dを部屋の中央まで運ぶと、みんなで机をどかし、部屋の中央に固まり、そのまま朝まで過ごした。
その間もずっと窓に女は張り付いたまま。ドアもガンガン音が鳴り続けていた。
次の日、Aは当然部屋を出て少し遠い実家に帰って行った。
結局、何が原因なのかさっぱりわからず。
あの霊の正体もわからなかったが、後日、Cが予測を話してくれた。
曰く、俺や他の連中はわからなかったが、この部屋の周りにたくさんの霊が集まっていたらしい。
おそらく彼らは私たちがうらやましかったのではないか、とCは言っていた。

駄文、長文に付き合ってくれてありがとう。

蛇口恐怖症

Posted on 7月 19, 2012

495 :本当にあった怖い名無し:2011/02/05(土) 22:27:31 ID:cRzp5GMfP
俺は蛇口恐怖症
でも昔は蛇口が大好きだった
実家の風呂にある蛇口は普通より大きなタイプで映る面積がでかいから
物心ついた頃からいつもいつも歪んだ顔を見て楽しんでいた

目を巨大化させたり、七福神みたいに額を伸ばしたり
歪んだ顔はちょっと怖いなと思いながらも、湯船に浸かるといつもそれ
その習慣は高校生になり実家を出るまで続いた
それこそとり憑かれたように遊んだがいつまでも飽きなかった
実家から出て数年、昔から続けていた習慣であるにも関わらず
帰省してもそんな記憶すっかりなくしていたのだが
この前実家に帰って風呂に浸かっていたらふとその遊びを思い出した
昔と顔形も変わったよなあと蛇口に顔を向けた
映った顔は歪んでいなかった

ギョッとした

そうだ、うちの家の蛇口はでかいんだ
普通の蛇口と違ってそんなに歪んで映るわけがない

なぜ、じゃあ今まで俺が遊んでいたあれは何なんだ何だったんだ
思わずわわわあああああ!!みたいな声をあげながらお湯を両手でバシャバシャとやった
なぜか風呂から飛び出す選択肢は浮かばなかった
ひとしきり潜ったり暴れたりしたあと顔を拭い蛇口見た

顔は歪んでいた

当たり前だ、蛇口はいくら大型でも円筒形をしているんだ
顔は歪んで映るに決まってる
さっきと見てる場所が違うのか…いや同じだ
さっきより冷静だった
冷静に原理を解明しようとしたが無駄だった
もう暴れたりしなかった
本当に血の気が引いてクラクラした

それ以来蛇口が怖くてたまらなくなった
蛇口をふと見た瞬間全く歪んでいない表情の無い自分の顔が
映るかもしれないと思うと今でも背筋が凍る