彼と出会ったのは中学生のときだ。身長は僕と同じくらいだが、やけに細くて頼りない感じだった。

Posted on 12月 15, 2016

彼と出会ったのは中学生のときだ。身長は僕と同じくらいだが、やけに細くて頼りない感じだった。
彼は体育の時間になるといつも見学だ。教師も了解しているようで、特に何も言わない。
ワケありなのか・・・ 僕は思いきって彼に直接聞いてみた。「どうしていつも見学なんだ?、怪我でも
してるのか?」 すると彼は笑いながらこう答えた「走り出すとなかなか止まらなくてね・・・」
意味が分からなかったが、「へー」と言って納得してみせた。

高校は別々で彼のことはすっかり忘れていたが、ある日、新聞で彼の名前を見つけた。
なんと高校生男子1万メートルの県記録を作ったらしいのだ。「凄いじゃないか」、僕はぜひ祝福したいと
彼の高校に向かった。陸上部はちょうど練習中で、僕はこっそり見学させてもらった。彼は走っていた、
ずっと走っていた。いつまで走るのか・・・
「よーし 止めてやれ」小太りの男がそう声を出した。2、3人がかりでようやく止める。
「大丈夫なのか?」 僕は彼のもとへ急いだ。意識がもうろうとしているようだ。
僕は小太りの男につめ寄った。「どういう事だ。こんなになるまで走らせて!」
小太りの男は何も言わず去っていった。意識が戻った彼に「どうしたんだ 説明してくれ」と聞いたが
「大丈夫、大丈夫」の一点張りだ。

僕は社会人になった。彼はどうしているのだろう・・・ 彼の行方を探偵に捜してもらった。
彼は精神科病院に入院していた。驚いた僕はすぐその病院に向かった。
彼の病室に入った時は本当にショックだった。何も映ってないテレビをただ眺めていた、
もう目が死んでしまっているようだ。足にはそれぞれ3キロほどの重りが付けられていた。
掛ける言葉も無くただ呆然とした僕はお見舞いのフルーツを置いて帰ろうとした。
その時、彼が僕に気づいた。数秒の沈黙の後、彼は僕の方を見つめこう言った。
「ようやく止まることができた」とね。

殺伐とした空気のなかケータイ&文才0ですが小学校の時の話を一つ

Posted on 12月 13, 2016

殺伐とした空気のなかケータイ&文才0ですが小学校の時の話を一つ

私が通っていた小学校には屋上がありました
まぁ何処の学校にも屋上はあるんですが、大抵は立ち入り禁止になっていて入れないようになっているはずです。
この小学校も事故予防という名目で屋上への扉にはいつも鍵がかかってました
ただ気になるのは鍵は一つでは無く2つ掛っていたという事

一つはドアの鍵
もう一つは取っ手に鎖がぐるぐる巻きになって壁から出ている棒に結んであり、その上から南京錠がかけてありました

こんな物があると小学校生ですから当然学校の7不思議に入れて
あの扉は違う世界に繋がっているだの
お化けが住んでるから開けたら連れて行かれるだの…
とにかくたくさんの噂が立っていました
この頃私はあまりそういう話は好きでは無かったのですが
マンガの告白シーンなどで屋上が使われているのを
見たことがあったので興味はありました

3年生になった年の夏休み…7月26日
小学校のソフトボールの大会まで1週間と少しだったので、
夏休みだったのですが学校のグラウンドを
特別に使わせて貰って練習をしていました
とは言え小学生のクラブですから昼には練習は終わりです
用具片付けの当番だった私と友達A・B(仮)を残して他の人は皆帰ってしまい学校に残っているのは私達3人と数人いる先生だけになりました

片付けと言っても用具を先生の所に返して倉庫に持って行く手伝いをするだけだったので20分ほどで終わり教員室のプリントに返却のチェックを入れて貰ってすぐに帰る事になりました

校門まで出た所でAが夏休み前から上履きを置き忘れている事を思い出してちょっととってくるから一緒に来てくれないかと言ってきます
私は全然気にしなかったのですが、Bはほとんど誰もいない学校に入って行くのが嫌だったらしく固くなに付いて行くのを拒みました
別に付いていく人は一人いれば十分なのでBは校門に残して2人で教室に戻る事になりました(私の小学校は教室の前まで土足です)

誰もいないとは言え別に昼間の学校に何かが化けて出る訳でもないだろ~とAとふざけながら3階にある教室まで2人で上履きを取りに行きました

教室前までは話が盛り上がっていたのですが帰りになると独特な静けさに話が弾まなくなり階段の手前の教室辺りでは完璧に沈黙してしまいました

その時、急に階段の上から急にブァ~と風が吹きこんできました
ココは3階…つまりこの上は屋上
つまりあの開かないハズの扉があいている

この事に気付くのに3秒ぐらいかかりましたがAも同じ事を考えていた為に2人ともすぐに次の考えに移りました

屋上に行きたい

誰も行った事のない屋上に行けばヒーローになれる!!この時にはそれしか考える事はできずAと2人で階段をかけ上りました

確かに屋上はあいていました
鎖をとめていた南京錠とドアを閉めきっていた鍵が2つとも外されていてドアは全開
夏の眩しい光が差しこんできていて明るくなっていました

思わずイェイとハイタッチしてそのままAと半ば競争する感じで屋上へ走りこみました

都会の方で4階ならば低いのですが私は田舎に住んでいたので遠くまで見える景色がとてもキレイでした
屋上に吹く風は夏なのに涼しくて湿っぽさを感じさせません
オィ…あそこ…
Aにつられてグラウンドを見るとBが一人ポツンと立っています
2人とも完璧にBを忘れていた事に気づいて慌てて新展地から戻ろうとしました

しかし閉めた筈のないドアが何故か閉まっています
屋上のドアは重そうな扉だったので閉めたらドスンと音がするはずなのにその音も皆無でした

多少怖くなってドアを開けようとしたのですがドアノブが回りきりません
まるで鍵が掛っているみたいに…
Aと代わってみたのですが結果は同じ…
完璧に閉じ込められたのです

何で何で何で何で何で……

2人は怖くなって大声でBに助けを求めました
Bは最初は訳が解らなかったみたいでしたが次第にこっちの必死さが解ってきたらしく
先生に助けを求めに行きました

どれだけ待ったかはわかりません…ほんの数分だったらしいのですが先生が助けに来るまで物凄く長く感じました

おーい大丈夫か!!
ソフトボールの担任の先生が来てくれました。助かった…
しかし、そう思ったのもつかの間先生は一向にドアを開けてくれる様子はありません

ドンドンドン!!と強くドアを叩いてばかり…
その内音はガンガンという大きな物に変わっていき最後にはドーンと体当たりするような音へと変わって行きました
明らかにおかしい音に2人とも大泣きしながら震えあがっていました

バーンと言う表現が一番正しいでしょうか
ドアと2・3人の男の先生が一緒に屋上になだれこんできました
そこまでで私の記憶は途切れています

後から聞いた話だと
助けに来た時にはドアだけでなく鎖のほうまで施錠されていてなおかつ鍵は教員室から出ていなかったそうです
しかもドアの鍵を開けようとしても鍵穴が回らず開けられなかったため仕方なくBが他の先生を呼びに行って体当たりでぶち破ったという事でした

一体何でこんな事になったのか皆目見当がつきません
でも閉じ込められた恐怖でいつおかしくなり飛び降りて死んでいたかもわかりません

ここからは私の推測ですが仲間を探して迷う子供の霊は学校によく集まるそうです

大学の友達から聞いた話だけど…自動車事故にあって鞭打ち症になったAさんは、 仕事もできなさそうなので、会社を一週間ほど休むことにした。

Posted on 12月 03, 2016

大学の友達から聞いた話だけど…自動車事故にあって鞭打ち症になったAさんは、
仕事もできなさそうなので、会社を一週間ほど休むことにした。
Aさんは結婚しているが、奥さんは働いてて、昼間は一人だった。
最初の数日は気楽だったが、さすがに3日目くらいになると暇をもてあましてきた。
それでも、どこかへ出かけるには体がつらいので家でじっとしていなければならなかった。
そんなある日、お昼も過ぎた頃、ぼんやりとテレビを見ていると、上の階の部屋からドスンドスンと
音がして、子どものはしゃぐ声が聞こえてきた。
学校が休みなのかと、いぶかしく思ったけれど、気にもとめなかった。
そして翌日も昼頃から子どもの声が聞こえてきた。どうやら上の家には子どもが2人いるようだ。
Aさんが住んでいるのは、大規模なマンション住宅地だが、昼間は意外とひっそりとしており、
子どもたちの声は階下のAさんのところにもよく聞こえた。
しかし、うるさく感じることもなく、むしろ退屈さと団地の気味の悪い静けさを紛らしてくれるので、
ありがたかった。

そして翌日、暇をもてあまし、昼食を作る気もうせたAさんはピザを注文した。
30分ほどでやってきたピザは、思ったより量が多く、Aさんは結局、まる一枚残してしまった。
普通なら奥さんのために、とっておくのだが、ふと階上の子どもたちのことを思い出し、
親切心も手伝ってAさんは、上でに持っていってやることにした。
Aさんは自分の真上の部屋に誰が住んでいるのか知らなかったが、呼び鈴を押した。
気配を感じたが、応答がない。もう一度呼び鈴を押した。のぞき窓から見られているような気がした。
かすかに「どなたですか…」という声がドアのむこうからした。
Aさんは、階下のものであること、ピザがあまったのでもらってほしいことを、話すと、ドアがかすかに開いた。
家の中はやけに暗かった。
5センチほどのすきまから女性が顔を半分のぞかせた。女性はひややかに言った。
「ありがとうございます。でもいりません。」うす暗くて顔の表情がよく見えない。
Aさんは急に自分が場違いなところにいるような気がしてきたが、もう一度、わけを話し、子どもたちにあげて
くれるよう頼んだ。

ドアのすきまからなまあたたかい空気が流れてきた。
嫌なにおいがする。ふと、女性の顔の下に、子どもの顔がふたつ並んだ。
ドアはほんのわずかに開いたまま。
2人の子どものうつろな目がこっちをじっと見ている。
三人の顔がたて一列に並んでいる。
「じゃあ…そう…いただくわ」Aさんはドアのすきまにピザの箱を入れると、すっと真横から
手がのびてきてうけとった。
3つの顔はドアのすきまからAさんを見つめている。「ありがとう…」かすかな声が聞こえた。
Aさんはそそくさと退散した。気味が悪かった。何かが違和感が頭の片隅にあった。
子どもの顔が脳裏に焼き付いている。顔…背中がぞくぞく震えだした。

…顔、ならんだ…足早になる。

一刻もあの家から遠ざかりたかった。エレベーターがこない。

…ならんだ…縦に…
ボタンを何度も押すがいっこうに来る気配にない。
非常階段にむかう。ひどく頭痛がした。吐き気もする。

非常階段の重い扉をあけるとき、Aさんは背中に視線を感じた。
ふりむくと、10メートルほどむこうの廊下の角に、3人の顔があった。
ドアのすきまから見たときと同じように、顔を半分だけだして、うつろな目で、こちらを見つめている。
冷え冷えした真昼のマンションの廊下にさしこむ光は、3人の顔をきれいに照らし出した。
Aさんは首周りのギブスもかまわず階段を駆け下りだした。
普段は健康のためエレベーターを使わずいっきに4階まで階段を駆け上がることもあるAさんだが、
地上までがとほうもなく長く感じられた。

…縦にならんだ顔…ありえない……からだが…ない…

そして、顔のうしろにあった奇妙なものは…頭を…支える…手…

そのあとAさんは近くのコンビ二で警察を呼んでもらった。
警察の大捜査によれば、Aさんの階上の家では、その家の母親と子どもの死体がふろおけの中からみつかった。
死体には首がなかった。

首はのこぎりで切断されており死後3日ほどたっていた。
その日のうちに、夫が指名手配され、やがて同じ建物内で隠れているところを
逮捕された。母親と子どもの首もその男が一緒に持っていた。
男が発見されたのは、彼の家ではなかった。
警官が血痕をたどっていったところ彼が隠れているのを見つけたのだった。
警察によると、彼はAさんの家の押入れの中にひそんでいたそうだ。

ある日の放課後、弓道部の備品を預けようといつもの使っているコインロッカーを開けた。

Posted on 11月 29, 2016

ある日の放課後、弓道部の備品を預けようといつもの使っているコインロッカーを開けた。
ロッカーの中を開けて見るなり驚いた。中にタオルにくるまれた赤ん坊が入れられていたのだ。
もう死んでいるらしく瞼はかたく閉じられていて、身動きしない。脈を取ってみたが赤ん坊の冷たい手首からは何も伝わってこなかった。
警察に届けようかと思ったが面倒くさいのでやめた。これから、塾があるのだ。
事情聴取なんかに付き合っていたら勉強が遅れてしまう。
色々考えた挙句、駅の裏に位置する公園の池に捨てることにした。
私はあの池の魚たちが好きなのでえさをあげようと思ったのだ。
きっとあの赤ん坊の遺体は魚に食べられるだろう。
一週間ほどたった夜、私はあの赤ん坊のことを思い出し、ふと公園に立ち寄って見る事にした。
池のほとりで黒い水にゆたう月の美しさに見入っていると、異臭とともに何か小さい小型犬のようなものが
池から這い出て来た。

よく見ると、あの時私が魚たちに与えた赤ん坊である。
生きていたのだろうか。いや、そんな筈がない。確かに赤ん坊は死んでいた。
ということは・・・これは、あの赤ん坊のゾンビなのだろうか?体のどこも腐ってはいないが。
と、あの赤ん坊が私の足元に尋常でない速さで擦り寄り、からすのような妙に甲高い声で囁いた。
「ママ」
どうしたことかこの赤ん坊は私を母と思い込んでいるようである。
少し戸惑ったものの、怪物とはいえ、慕われて悪い気はしない。
私は夜も更けた頃に家を抜け出して公園へ行き、あの赤ん坊と散歩するようになった
散歩といっても公園から外へ出ない。
私は赤ん坊と凍て付く冬空の中、冷たい輝きを放つ星を見たり、
針葉樹林の匂いを嗅いだり、
東屋で即興で作った詩を赤ん坊に聞かせたりした。
赤ん坊は私といる時、とても楽しそうだった。

赤ん坊と時間を過ごすようになってから1カ月が過ぎる頃、私はあのロッカーの前でうなだれている女を見つけた。
20代後半のうらぶれた貧しそうな女で、ぼさぼさの髪の毛をゴムでゆわえ、筋張った体に趣味の悪い派手なワンピースを身にまとっていた。
大方、あの子の母親なのだろう。今更、後悔しても遅い。あの子は既に私のものなのだ。
あの子もあんな醜くやつれた女よりも私の方が母で嬉しいはずだ。
私は優越感を抱きながら家に帰り、あの子に名前をつけてあげようと思い立った。
あの子は女の子だ。私の名前「橘 冬華」から一文字とって「橘 美冬」などどうだろう。
あの子は冬に生まれたので調度良い。あの子はものが食べられるようになるだろうか。
もしそうなったら私の得意料理である、ビーフシチューと、クランベリータルトを食べさせてあげよう。
翌日、私は驚愕と悲しみを味わう事になった。あの女が公園で死んでいたのだ。
腹を美冬に食い破られて。美冬も死んでいた。警察は美冬を獣とも動物とも認定することができず
美冬の死体は、大学の研究室に送られることになった。
私にはわかる。美冬は母の腹の中に帰ろうといたのだ。
あの公園の池より快適な場所へ。私より大切な人の所へ。
美冬は私よりあの人を選んだのだ。美冬は母親に会えたのだ。これで良かったのだ。
私はその日の夜、何年かぶりに泣いた。

俺の地元は田舎で車道から逸れるとすぐ森とか林って感じになってる。

Posted on 8月 15, 2016

俺の地元は田舎で車道から逸れるとすぐ森とか林って感じになってる。
で田舎の方に住んでいたことのある人ならわかるだろうが
そういう場所にはよくエロ本が捨ててある。
厨房の頃のある夏の日、俺も学校が終わった後に友達と二人
自転車でそのブツを探しにいった。
そこは普段車の通りも少なく、ましてや森の中となると
誰もいない。
俺らは好都合と思いブツを探し始めた。
しばらく探し続けていても中々状態のいいのは見つからなかった。
探しに行った事のある人ならわかると思うが
そういう場所に捨ててある本ってのは湿ったりしてて
拾って帰るのをためらうような状態のものが多い。
そんな時友人が俺のことを呼び止めた。
「おい、誰かいるぞ」
その呼びかけにびっくりした俺は情けないことだが
「ひぃぃっ!」
と声を上げてしまった。エロ本探しなんかしてることが女子なんかにばれたら
とても恥ずかしくてたまらない。
俺は焦って辺りを見回した。すると友人が俺の肩を叩いてある方向を
指差した。俺らがいる場所より更に奥のほうに確かに誰かがいた。
遠くてよくは見えないが背格好から判断するに俺らより大分年上の
男であるように思えた。雰囲気から察するに20代くらいに見えた。
俺らの方に来ないところをみると別に注意しに来た訳でもなさそうだった。
「あいつもエロ本探しに来てんじゃねーの?」
と友人が軽口を叩いた。俺もそんなとこだろうと思い再びブツ探しに戻る。
またしばらく探していると友人が
「さっきあいつがいた辺りに行ってみねー?
もしかしたらあいつが捨てにきたのかもしれないし」
というのでさっき男がいた辺りに俺らは歩いていった。
友人の予測どおりそこには数冊のエロ本が捨ててあり、状態もよさそうだった。
「ラッキー、確かにお前の言ったとおりだったな」
そう言って俺らはその数冊を二人で山分けして家に帰ることにした。

俺らは自転車を停めていた車道の待避所?みたいなところまで戻ってきて
そこで友人と別れた。もう辺りは大分暗くなっていた。
その時にはもう帰ってエロ本を見ることばっかり考えていた。
自転車に乗ってふと今までいた森を見るとさっきの男がまだいるように見えた
「あいつ、まだ何やってるんだ?」
少し不思議に思ったが特に気にせずwktkしながら家に帰った。
家に帰って自分の部屋に戻ると、早速戦利品の確認を始めた。
あったのを適当に拾ってきて中身もよくチェックしてなかったので
あまり期待もしてなかったのだが中々使えるようだった。
そうやってその中の一冊のページをパラパラとめくっていると、何か違和感があった。
メジャー?なタイプのエロ本はグラビアの部分と漫画の部分に分かれている。
そのグラビアの部分が何かおかしかった。
不思議に思った俺はそこでページをめくるのを止めた。
そしてそれを見て俺は思わず声を上げてしまった。
そこに写っている女優の顔の目の部分に穴が開いていた。しかも無数に。
恐らく針か何かとがった物で突き刺してあったのだろう。
そしてその次のページは張り付いていた。透けて見える女優の体部分が何か赤い。
血のようである。
しかし気持ち悪かった俺はそれをはがす気にはならなかった。
その張り付いていた部分のページには何故か自分と同じ歳くらいの女の子の写真が
挟まっていた。カメラのほうを向いていないので盗撮か何かかもしれないと俺は思った
そしてその写真にも目の部分には無数の穴が開いている。
さすがにその本を持っておく気にはならず、次の日また捨てに行こうと思った。

そうしているうちに塾に行かなければならない時間になったので、戦利品の確認をやめ
塾に行くことにした。準備をして玄関から出て行くと俺の家からすぐのとこにある
電柱の影に男がいた。近づかなかったのでよくはわからないが
さっき森にいた男ではないかなと思った。あの男が本を捨てたのだろうか。
怖かったのでさっさと自転車に乗って
俺は塾へと向かった。
10時頃に塾を終えて家にたどり着くと、電柱の影に男の姿は無かった。
俺は一旦家の庭に自転車を停めて、もう一度家の周囲を確認することにした。
よく見回してみたが見える範囲に男の姿は無かった。
考えすぎかなと思い、家に戻ろうとすると不意に声をかけられた
「あの本良いでしょ?」
俺がビビッて振り返ると真後ろにその男が不気味な笑みを浮かべて立っていた。
足音も聞こえなかったので油断していた。腰が抜けそうになったが死に物狂いで
家へとダッシュすると、急いで鍵をかけた。
その夜は恐ろしくて、クーラーも無くて暑かったが
家の窓を閉め切ってカーテンも閉めて布団にうずくまっていた。
そして次の日、友人に昨日のこと話したが、友人はそんなことはなかったと言った。
しかし怖かった俺は友人について来て貰い
元あった場所に本を捨てた。(不法投棄スマン)
その日からその男を見ることは無かったが、あの日以来俺はエロ本を拾いに行ったことはない。

私のもの

Posted on 11月 30, 2015

64 57 2005/09/26(月) 23:04:39 ID:HjFKsXMe0
この話は僕が5歳位の時から、現在17歳まで悩まされてる夢の話です
ここの方々なら信じてくれる人が居るんじゃないか?と思い、書かせて頂く事にしました。

その夢を初めて見たのは幼稚園に通っていたころだと思います…
幼稚園の帰り道、いつもなら母が来るはずなのに僕は一人で帰っていました、
帰り道の途中、知らない女の人(髪で顔は分からない)が現れて「私のもの…」
と言いながら大きな包丁で僕に斬りかかって来ました、僕は避ける事も出来ず
自分の血で女の白い服が赤く染まるのを見ながら意識が薄れていくだけでした、
そして女は僕の死体(?)を引きずりながら「私のもの…」
ここで夢が覚めました。

それからです
同じ女が登場する夢を2ヶ月に1回くらいのペースで見るようになりました、
とは言っても毎回殺され方が異なって、目覚めた時に痛みを感じるくらい生々しい夢で
した。[どんな内容か書いたらキリが無いので省略します]
小学校に上がった頃『このままじゃいつか本当に殺されるんじゃないか?』と思った僕は
祖父や親の知人に頼んで剣道と空手を習い始めました、自分の身を守るためなので、
真剣にやってそれなりに強くなったと思います…。
その間も女の夢を同じペースで見続け、その度に殺されていました。

65 57 2005/09/26(月) 23:08:00 ID:HjFKsXMe0
続きです

しかし小学校高学年あたりから夢を操れるようになったんです、操れると言っても
自分が思う物を出せたりしたくらいですが…。
そして小6の時あの女の夢を見ました、場所は夜の港で誰も居なく僕一人でした
すると女が突然目の前に現れ海に落とされました、最初はパニックで上に上がろうと
必死になっていたら爪が剥れ手が血まみれに…そこで目の前の海面から女が浮いてきて
両手で僕の顔を掴み(挟み)ニヤニヤしながら「私のもの!私のもの!」
この時初めて女の顔が見えました。
僕は心の中で『海燃えろ!』と唱え続けました、
そして女の顔面を空手パンチで殴り『俺は死なない!』と叫んで海に火を点けました
想像どおり海と女と僕が燃えました、女は奇声をあげ僕の左頬を引掻いて消えました。
それと同時に夢が覚めたんですが、左頬に引掻き傷があり血が出てました。

それから女の夢を見る事は無くなったんですが、上手く女性と付合う事が出来ず
交際(古いスカ?)しても何だか怖くて長続きしませんでした…。
そんなこんなで高1になり、仲良くしてもらってた1つ上の先輩に告白されました、
でも自信が無くてお断りしました、しかし先輩は納得いく理由を聞かせてと…
夢の事や今までの交際の事などを話しました、すると先輩は「私は大丈夫だから」と…
先輩の押しと可愛さに負けてOKしてしまいました…
そして現在高2、彼女と付合い始めて1年ほどになります、今まで何も変わった事はあり
ませんが、彼女が「○×(←僕の名前)は私の物だよ♪」とか言うと今でもゾッとします。

毎朝鏡を見ると頬の傷跡が残っているので[あの女の夢]を忘れる事は無いと思います。

連れてきた

Posted on 9月 03, 2015

395 :【1】:2011/09/12(月) 18:45:47.91 ID:b/cXq5yF0
これは俺の話です
母親と姉に霊感があり、俺も小さき時まで霊感があったそうです
現在俺は31歳で、5年前ぐらいの出来事です

当時、仕事を辞めるか辞めないかで悩んでた俺は
地下鉄に乗りながら、一人で家に向かってました
人も少なかったので、一番端に座ろうと優先座席に座って本を読んでたんです

途中駅に停車し、発射し始めた時、何か肩が重くなりいきなり肩がこってきました
それと共に吐き気を感じ、気持ち悪くて本を読むどころではありませんでした

なんだこの気持ち悪い感覚は、と思いながらも目をつぶって到着まであと10分ほど
我慢しようと思い、座り続けていました

ふと周りを見ると、同じ車両には3~4人しか乗っておらず
隣の車両は、連結部を挟んだ真横に女性が座っているのが確認できただけでした

396 :【2】:2011/09/12(月) 18:50:53.11 ID:b/cXq5yF0
>>395続き

隣の車両に座ってる女性が、なんとなく気になり
横目でチラっと見てみると、頭の中に「生きてる人間じゃない」という考えが浮かび
急に恐ろしくなって、次の停車駅で降りました

なぜか電車に乗るのが怖くなり、残り4駅ぐらいの距離をタクシーで帰ることにし、
個人タクシーに乗り、家へと向かいました

そのタクシーの運転手に
「兄ちゃん、疲れてるなぁ。顔が青いよ」とか言われても
吐き気が凄くて、「えぇ、仕事が忙しくて・・・」と返すのが精一杯で、
そのうち、家に着き料金を払い家に入りました

家に着くなり、姉が「おまえ、なに連れてきてんの?」と言ってきました

397 :【3】:2011/09/12(月) 18:55:14.53 ID:b/cXq5yF0
>>396の続き

急に恐ろしくなった俺は、ひざがガクガクなり玄関で座り込んでしまいました

姉「ちょっと動くなよ」
姉「お母さん、タケシ(仮)が変なの連れて帰ってる」

母「え・・・、ほんとだ。タケくん、どこからおかしかった?」

俺「地下鉄乗ってた時から・・・」

母「連れて帰っちゃったね、とりあえず塩まくから、待ってて」

俺「・・・・」

母親は台所から持ってきた塩を俺の体にまいて、
小さい小皿を持ってきた上に塩を盛って玄関においてた

少し気が楽になったのか、足にも力が入りとりあえずリビングに上がった

399 :【4】:2011/09/12(月) 18:59:40.33 ID:b/cXq5yF0
>>397の続き

とりあえず、座ってると生姜とかが入った塩辛いスープみたいなものを母親が作ってきた

母「これ、飲んで。効くから」

俺「・・・うん・・・」

母「今日はとりあえず、寝なさい」

俺「わかった」

その日は、そのまま布団に入って、緊張が解けたのかすぐに眠りについた

覚えてないんだが、たぶん怖い夢か何かを見て、ハッと目が覚めて喉が凄く乾いてることに気づく

時間は0時前で、リビングには電気がついていた

まだ姉が起きてたみたいだった

400 :本当にあった怖い名無し:2011/09/12(月) 19:03:52.68 ID:b/cXq5yF0
>>399の続き

姉を横目に台所に行って、お茶をコップ一杯に入れてすぐに飲みほした

姉「ちょっとおいで」

俺「ん、眠いんやけど」

と、言いつつも姉の強さはいつも安心できるのでソファーにもたれかかって座る

姉「私は、はっきり見えんかったけど、お母さんははっきり見えてたみたい」

俺「何がおったん?」

姉「なんかね、上半身だけの女の人だって」

俺「・・・ガクガクブルブル・・・怖がらすなや、ねーちゃん!!!」

姉「ちゃんと聞いて。あんたが幼稚園の時のことやけど、あんた憑かれたことあるんよ」

402 :【6】:2011/09/12(月) 19:07:33.22 ID:b/cXq5yF0
>>400の続き(400に名前【5】入れ忘れました)

姉「その時、大変やったみたい。私小4ぐらいやったから少ししか覚えてへんけど」

俺「何が大変やったん?」

姉「あんたに元々憑いてるのがおって」

俺「意味分からん」

姉「だから、あんたには元から近くにおるねん」

俺「・・・分かりやすく・・・」

姉「・・・とりあえず、元々憑いてたのが色々と引きつけるらしくて、幼稚園の時にあんた危ないのに憑かれたんよ」

俺「危ないの?」

姉「あんた幼稚園の時、友だち怪我させたんよ。それもその危ない奴のせいらしいけどね」

403 :【7】:2011/09/12(月) 19:11:42.08 ID:b/cXq5yF0
>>402の続き

姉「で、○○神社あるやろ?あそこの神主さんとおかあさん知り合いで、
  あんたに憑いてる危ないの祓ってもうたんよ。」

俺「全然知らんねんけど・・・」

姉「そりゃそうやわ。んで、元々憑いてたのも祓ってくださいってお母さんがお願いしてついでに祓おうとしたらしいねん」

姉「でも、元々おったのは、祓えんかったらしい。理由は忘れたけど」

俺「ってことは、まだおるん?」

姉「そんな悪いやつじゃないらしいけどね。」

俺「元々の憑いてるのって、お母さん見えてるん?」

姉「たまに見えるらしいよ。さっき初めて聞いたけど。でも、ここ最近見てないんやって」

404 :【8】:2011/09/12(月) 19:17:47.25 ID:b/cXq5yF0
>>403の続き

姉「お母さん話してたけど、その元々のが何かのきっかけでおらんようになってあんたの体憑きやすいから連れてきたんや。って。」

俺「どうしたら、ええの?」

姉「なんか、今度の土曜日にでも神社連れて行くって」

俺「そんなん聞いたら、寝られへんやん」

姉「死なへんから、大丈夫」

俺「く・・・・くそブス」

みたいなやり取りをして、次の土曜日に神社でお祓いしてもらった
神主さんは、「ごっついの連れてきよったな」とか「あん時の子かぁ。大きなったなぁ」とか言ってた

後でよくよく考えると、電車に乗ってた時の隣の車両にいた女がついてきたんかなと。
よく考えたら、下半身見えへんかったなぁと。
停車駅ってことは、飛び降り自殺か何かした人なんかなぁと。

その件以来、毎年お参りをして常にお札を持ち続けてて、見たり憑かれたりという話はありません

以上です
長くなってすみません

占いの勉強

Posted on 4月 03, 2015

721 :1/4:2011/05/23(月) 21:28:33.58 ID:asPA9V9i0
55を書いた者ですが、宜しければまた一つ。

先生の所で占いの勉強を始めてから、暫らくした頃だと思う。

占いの勉強と言っても、脱線して雑談することが多かった。
その話の流れで、俺は学校にムカつく奴がいる、みたいなことを口にした。
誰だって、学校や会社に腹の立つ奴はいるよね。
そんなことを愚痴ってたんだ。
それで俺は冗談半分で、先生は呪いの掛け方を知ってるの?と聞いた。
さてね、と先生が、はぐらかした覚えがある。

出会ってから、今年で7年目になる。
その間、今まで先生は人を呪うな、とは一言も戒めなかった。
その代わりに人を呪い殺したらどうなるか、例の冥律を絡めて教えてくれた。
人を呪わば穴二つ、の諺は決して偽りではない、と。
他者を呪って害した場合、どうなるか考えた上で決めなさい、とね。

じゃあ、俺はなぜ呪いが、呪術なんて物が存在するのか、その時に聞いたんだね。
人を不幸にし、自分も不幸にしてしまう呪術なんて、無い方が良いに決まってる。
けれども実際は、それを後世に伝えているじゃない、と。
すると、それは違うよ、と先生は言った。
例えば術式というのはね、陰陽五行説が深く関わってくる、と。
これらを勉強していると、自然に呪いの仕組みも分かってくるそうだ。
君だって、勉強してれば、いつかは分かってくる、と。
例えば呪術に精通している道士の方々も、望んでそれを勉強したわけじゃない。
道士だって全員が聖人君子じゃないし、中には使う人もいるけどね。
そして道士も含めて占術、風水、易学などを極めようとしてる人達は大勢いる。
そんな人達もまた、呪術の仕組みに当然気付いているだろう。
大抵の人は極めようとする道に専念して、呪術に縁が無い人生だけどね、と先生は笑った。

722 :2/4:2011/05/23(月) 21:29:06.13 ID:asPA9V9i0
なら、呪いを極めようとする人は居ないの?と俺は聞いた。
先生は難しい表情を浮かべたと思う。
そして、居ない事は無いね、と答えた。
但し、この道の学問は実践をして、始めて身につく。
占術は実際に人を見て鑑定し、風水も実際に地形を見て鑑定、といった感じにね。
そうやって、自分のスキルを高めて行くんだ。
だから、呪術もまた人を呪って始めて身につくんだよ、と。

しかし、呪術は冥律に叛くことに他ならない。
人を呪えば呪うほど、術者自身の寿命が削られていくと思って貰っていい。
何かの道を究めようとすれば、多くの時間が必要だ。
だから呪術の道は、他と違って極めるのが非常に困難だね、と。
そのような事情により、呪術を極めんとする人は短命だ。
普通の人は、決して手を出さない。

しかしだね、と先生は重たくなった口を開いてくれた。
若い頃、とある国で呪術を極めた者が2人いたという噂を耳にした。
そこはとても呪術が盛んな国でね。
貧しい人達が身を立てるため、呪術に走ってしまうんだ、と。
それこそ、大勢の術者が呪術に身を捧げ、志半ばで潰えていくのに。

そして先生は言った。
今まで自分は占術を極めた、いわゆる達人と呼ばれる方々とお会いしてきた。
そのような方々は、一種の悟りを開いており、普通の人間とは違って見えたね、と。
自分も先生のこと、普通の人間と思えないんだけどね。
じゃあ、呪術を極めた人は、どんな存在になると思う?と聞いてきた。
呪術に長けているというレベルではない。
呪術を極め、人間としての一線を越えてしまった者が2人いたんだ、と。

723 :3/4:2011/05/23(月) 21:29:27.59 ID:asPA9V9i0
これも日本では無い国で起こった本当の話。
その国の農村を訪れた先生は、ある老人から話を聞いた。
自分が子供の頃、同年代の子供達が血を吸われて死んでいる事件が起こった。
朝になって親が気付いたら、子供が干乾びて死んでいたという。
その翌日にも一人、また次の日にも、と事件は立て続けに起こった。
家族達は泣き叫ぶが、誰が犯人なのかなど全く見当もつかない。
すると年寄りの一人が、村の周りの山や森をくまなく探索するよう命じた。
これは呪術の一種であり、術者は近くの暗い場所に潜んでいる、と。
そして山狩りが始まり、程なくして洞窟に男が一人隠れているのが見つかった。
男は洞窟の中で奇妙な儀式をおこなっていたという。
子供を殺したのはこの男に違いない、と村人達から殴り殺された。

年寄りが言うには、この男は呪術を極める最終段階に入っていたと。
この呪術大成の為に49日間暗闇にて、毎晩子供の生き血を吸う呪術を続けなければならない。
しかし途中で見つかってしまい、結局は怒りを買った人々から復讐されて終わる。
では、この49日間の呪術を成し遂げたらどうなるか?
殆どの者達は失敗したが、最低でも2人は成功したと記録には残されているそうだ。
ここまで来た術者は、もう人間とは呼べない存在だね、と先生は教えてくれた。
何なのと聞く俺に対し、魔人だね、と答えてくれた。
魔人なんて言葉、冗談のように聞こえるが、先生は大真面目だった。
人間以上の力を持つと同時に、寿命が無くなってしまうんじゃないかな、と。
その身体は刃や銃弾を通さず、不死になってしまう、と。
信じられないけど、道教にはタオチャン??という失伝した術式がある。
その中国語、半分忘れてしまったけど、確か、そんな言葉だった。
その術式だと、身体を刃で切りつけられても無傷、軽症で済むと。
呪術を極めた魔人は、この系統の術式を完璧に習得しており、外的な攻撃を受け付けない、と。
この場合は、道教のそれを遥かに越える術式なんだろうね。
そして、いとも容易く人を呪い殺せる、と。
仮に、こんな魔人と敵対してしまったら、どうにもならない。
術式に長けた台湾の道士の方々でさえ難しいだろうね、と。

724 :4/4:2011/05/23(月) 21:29:53.89 ID:asPA9V9i0
そしてこの話の締めに、先生は僕に問いかけた。
なぜ、そこまでして、そんな人達は、呪術を極めようとするか分かるかい?と。
占術や呪術は、歴史上の人達を例に見ると、大きな挫折を経験して極める場合が多いんだ。
例えば日本には昔、有名な易学者がいてね、その人も投獄されたりしたんだよ。
だからこそ、悟りを開いたような易を立てることができたかもしれない、と。
何かしらに対する大きな絶望と挫折。
それを経験した人は、才能を越えて術式を極めてしまう場合がある、と。
だから、この呪術を極めて魔人となってしまった人も、
そうするだけの理由、つまりは、そんな人生を歩んできたのではないか、と。
人間を止めても巨大な力が欲しい、という過酷な人生だね。

また、国によっては、日本人では想像もつかない悲惨な生活があるから、と言った。
どれだけ懸命に働いても、勉強しても報われない生活。
その日に食べる物さえこと欠く貧困。
そこまで追い込まれた人達の選択肢は、本当に少ない。
悲惨な環境もまた、魔人を産み出す理由の一つだね。
呪術が発達する国というのは、その国情に問題があるんじゃないかな、と。

そして、自分は平凡な日本人で本当に良かった、と先生は言っていた

忘レタ頃ニ気ヲ付ケロ

Posted on 3月 25, 2015

173 本当にあった怖い名無し New! 2006/04/03(月) 00:13:21 ID:RiOboerwO
中学生のとき友達2人、私でお泊り会した。

私ら仲良しグループは、そんときの泊り会メンバーと泊り会に来れなかった子・ユカ(仮名)で構成されてた。ユカはおとなしくてうじうじした子だった。

それはおいといて、泊り会とかでさ、なんか女同士って話し込むと嫌いな奴の話になるじゃん。
そのなかで友達の1人が、『ユカって正直だるくない?』と愚痴をこぼしはじめた。
それにつられるようにさ、もう1人もユカの愚痴をこぼしだした。
私もそれを聞いてるうちにユカに対する変なイライラした感情がわいてきた。
それから私らはユカはだるい奴、きもい、つか何でいつもうちらとおるわけ?とかずっとユカの悪口を言っていた。

174 本当にあった怖い名無し New! 2006/04/03(月) 00:14:43 ID:RiOboerwO
そんときだよ。私の携帯が鳴った。親から。
『ついさっきユカちゃんが…』

事故で死んだ

私が他の子に言うと、はじめは冗談だろって顔してたんやけど、私の泣き顔を見て信じた。

気分が悪くなった。つい先程のことを必死で心の中で謝った。

それから私らは泣き疲れていつのまにか寝た。

175 本当にあった怖い名無し New! 2006/04/03(月) 00:16:59 ID:RiOboerwO
ガンガンガンガガガッ

窓をたたく音が聞こえて私は目が覚めた。

ガンガンガガガガッ

ガガガッ

音がしてはやみ、の繰り返しだった。私はめっちゃ怖くなって2人を起こした。『はよ起きて!』
でもその子らが起きてもまた音はする。

ガンガンガガッガンガン

もう気が狂いそうで。
私はユカだ、と思った。

『ユカ許して!!!』

私はひたすら叫んだと思う。友達も泣き叫んでいた。
そしてたたく音がやんだ。
『許してくれた…』

私は勝手にそう思い込んでいた。すると友の机のほうから物音が。

ガガガガガガガ

なにかひっかくような音。もうだめだと思ったそのとき、今思えば気絶したんだと思う。

176 本当にあった怖い名無し New! 2006/04/03(月) 00:17:50 ID:RiOboerwO
気付けば朝の8時だった。
私らは窓にびっしりついた手形をみて凍り付いた。そして、今度は自分たちの愚かさに気付いて本気でユカに謝った。

でもユカが残したのはそれだけじゃなかった。
友の机のうえに、コンパスが突き刺さっており、その横にカクカクした文字で

オ前ラ呪イ殺ス
忘レタ頃ニ気ヲ付ケロ

と書かれていたのです。

葬式にはいけなかった、こわくて。後日、ユカの家にいって仏壇の前でもう一度謝った。それから一応、お祓いにも行った

忘れようにもわすれられないはなし

温泉

Posted on 3月 20, 2015

母と娘が旅行に行った。
娘はもうすぐ嫁ぐ身、最後の母子水入らず。
ありきたりの温泉宿で特徴は海に面した・・・それだけ。

部屋に通されるとやる事がない。
駅から続く温泉街の土産物屋はだいたい覗いて来たし、夕食までにはまだ時間があった。
そこで二人はお風呂に行く事にした。

「この先の廊下を行くとあります。今でしたら丁度夕日が綺麗ですよ」
女中さんはそう言って忙しそうに戻って行った。
言われた通りに進むと一本の長い廊下に出た。
左右にはバーや土産物屋が並んでいた。
そこを通り過ぎて行くと、廊下は右に曲がっていた。
その正面には『男湯』『女湯』の暖簾が。
中から音は聞こえない。ふたりで満喫出来そうだ。

支度を済ませ浴場に入ってみると、案の定誰もいない。
「うわー、素敵ねぇ」
娘は感嘆の声を挙げた。
正面は全面開口の窓、窓に沿って長方形の湯船。
その窓の外には夕日に光る一面の海。
二人は早速湯船に入った。

娘は湯船の右奥が仕切られているのに気付いた。
1メートル四方程の小さなもの。
手を入れてみると、飛び上がるほどの熱い湯だった。
「きっと足し湯ようなのね」
母の言葉で娘は途端に興味を失った。

風呂は全く素晴らしいモノだった。
湯加減、見晴らし、なにより二人きりの解放感。
窓と浴槽の境目にはちょうど肘を掛けるくらいの幅があった。
母は右に、娘は左に、二人並んでたわいもない話をしていた。
ゆっくりと優しい時間が過ぎて行く。

続く。

644 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 17:42

続き。

その時、母は突然悪寒を感じた。
自分の右の方から冷たいモノが流れて来るのを感じたのだ。
普通ではない、なぜかそう直感した。
あの熱い湯船の方から冷たい水が流れてくる等ありえない。
それに視線の端に何かがチラついている気がしてならない。
急に恐怖感が涌いて来た。
それとなく娘の方を見てみる。

母は血の気が引く思いがした。
娘の表情。これまでに見た事のない表情。
しかも視線は自分の隣を見ている。
口はなにかを言おうとパクパク動いてるが、声は出ない様子。
母は意を決して振り返って見た。

確かに誰もいなかったはず。
また、後から誰も入って来てはいないはず。

が、自分の右隣には見知らぬ女がいた。
しかも自分達と同じ姿勢で肘をついて外を見ている。
長い髪が邪魔して表情まではわからない。
しかしなにか鼻歌のようなものを呟きながら外を見ている。

「おか、あさん、その人・・・」
娘はようやく声を絞り出した。
「ダメ!」
母は自分にも言い聞かすように声を挙げた。

続く。

646 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 18:03

続き。

母の声に娘はハッとして口を押さえた。
そう、別の客かも知れない。
そうだとしたら、あんな事を言うのはとても失礼な事だ。
けど。
誰かが入って来たなら気付くはず。
ましてや自分達のすぐ近くに来たなら尚更だ。
やっぱりおかしい。
そう思って母の方を見ると、さっきの女はいなくなっていた。
しかし母に視線を合わすと、今度は洗い場の方を指指している。
そこには。

出入口に一番近い所で勢いよく水をかぶるあの女。
何杯も、何杯も、何杯も、水をかぶっている。

娘は鳥肌が立った。
正に鬼気迫る光景だった。
母の顔色も真っ青になっている。
「もう出ようよ」
小さな声で母に呟いた。
「けどもしあれなら、失礼になるんじゃ」
母も気が動転しているようだった。
「それに」
母が続ける。
「私、あの人の後ろ恐くて通れない」
そう言う母は恐怖からなのか、少し笑みを浮かべていた。

続く。

647 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 18:24

続き。

母のその一言で娘は気を失いそうになった。
自分も同じ、恐くて通れない!
「じゃ、どうするの、助け呼ぶ?」
「だから普通のお客さんだったら・・・」
そう答える母にもわかっていた、あの女は異常だ。
第一あれだけ勢い良く水をかぶってるのに、水の音が聞こえ
てこない。
「こわいよ、どーするの、ねぇお母さん」
娘は半泣きになっていた。
「とりあえずここで知らんぷりしときましょ」
母はそう言いまた外を見た。
私が動揺してたんじゃ・・・自分に言い聞かせながら。

不思議だ、さっきは水の音なんて何一つ聞こえやしなかった
のに、背後からはザバーッザバーッと聞こえてくる。
娘は気付いてるのだろうか?
問うてみるのも恐ろしく、身を強ばらせるばかり。
その時。
突然水をかぶる音が止んだ。
娘にも聞こえていたようだ、止んだ瞬間に顔をこちらに向け
て自分を呼んでいる。
娘は泣いていた。

続く。

648 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 18:42

続き。

けどお互いに顔を見合わせるばかりで、振り返る勇気がない。
ただただ出て行く事を望むばかり。
そのまましばらく時間が過ぎた。

「出て行ったみたい」
母は娘の方に視線をうつした。
娘は静かに下を向いていた。
ただたまにしゃくりかげるのが聞こえる。
「ほら、もう大丈夫だから、ね、もう出よう」
母の優しい声に諭され、娘はゆっくり顔を上げた。
よかった、心の底からそう思い母の方を見た。

母の後ろ。
熱い湯の入った小さな湯船。
そこにいた。
髪の長いあの女。
熱くて入れるはずなんかない湯船の中に。
湯船一杯に自分の髪を浮かべて。
顔を鼻から上だけ出して。
娘を見て、ただじーっと見つめて。
そしてニヤリと笑った。

「ギャー!」
娘は絶叫して母にすがりついた。

続く。

650 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 18:59

続き。

母は娘が何を見てしまったのか知りたくなかった。
寄り添う娘の肌は冷えきってしまっている。
「出よう、おかしいもの。歩けるでしょ」
そう言いながら娘を立たせた。
早く、早く。もどかしくなる。
水の中がこんなに歩き辛いなんて。
それでもなんとか湯船をまたいで洗い場に出た。
娘は顔を覆ったままだから足元もおぼつかない。
出てしまえばもう大丈夫、突然安心感が涌いて来た。
母は最後に湯船を返り見てしまった。
そこには。

あの女が立っていた。
長い髪から水をポタポタ垂らしていた。
下を向いたまま立っていた。
窓一杯のとこに立っていた。

ここで母はまた背筋を寒くする。

立てるはずなんてない。
窓と湯船の境には、肘をつくのがようやくのスペースしか無
いのだから。
浮いてる?
そう言えば女の体は微かに揺れている気がする。
湯煙でよくわからない。

母も叫び声を挙げてしまった。

続く。

651 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 19:14

続き。

二人は駆け出した。
体なんか拭いてられない。
急いで浴衣を身に付けると、自分の持ち物もそのままに廊下
に飛び出し一番手前にあった寿司バーに駆け込んだ。
「なんかいる!なんかいるよ、お風呂に!」
娘は大声で板前さんに叫んだ。
最初は怪訝そうな顔で二人の話を聞いていた板前さんも、次第に顔が青冷めていった。
「その話し、本当なんですよね」
「こんな嘘付いたとこでどうにもなんないでしょ」
娘はバカにされた様な気がして思わず怒鳴りつけてしまった。
それに母も続けた。
「私も確かに見てしまいました。本当です」
母のその一言を聞いた板前はどこかに電話を掛けた。

しばらくするとここの女将さんらしき女性がやって来た。
すこし落ち着きを取り戻した母子は、なにか嫌な事があった
のだな、と直感した。

続く。

653 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 19:43

続き。

女将さんは軽く挨拶をするとゆっくり話しはじめた。

5年程前、一人の女がこの旅館にやって来た。
髪の長い女だった。
なんでもここで働きたいという。
女将は深刻な人手不足からか、すぐに承諾した。
しかし女には一つだけ難点があった。
左目から頬にかけてひどい痣があったのだ。
失礼だが接客はして貰えない、それでも良い?女将は聞く。
構いません、女はそう答えてこの旅館の従業員となった。
女はよく働いた。
それに顔の印象からは想像出来ない明るい性格であった。
ある時女将は女に痣の事を聞いてみた。
嫌がるかと思ったが、女はハキハキと教えてくれた。

ここに来る前に交際していた男が大酒飲みだった事。
その男が悪い仲間と付き合っていた事。
ひどい暴力を振るわれていた事。
その時に付けられた痣なんです、女は明るく答えてくれた。
そんな生活が嫌になって逃げて来たんです。
そう言う女の顔は痣さえなければかなりの美人だったらしい。

それからしばらくして。
この旅館に三人のお供を引き連れた男がやって来た。
そしてある従業員に写真を突き付けた。
「こいつを探している」
あの女だった。
もちろん「知らない」と答えて追い返した。
しかし小さな温泉街、きっとわかってしまうに違いない。
そう考えた女将は方々に手を尽くして女を守った。

続く。

655 名前: チキン 投稿日: 2001/04/30(月) 20:24

続き。

しかし女は恐怖で精神が参ってしまった。
あんなに明るかったのにほとんど口を聞こうとしない。
女将は心配したが、女は大丈夫と言うばかり。

ある日、定時になっても女が出勤して来ない。
電話にも出ないし、部屋にもいない。
結局どうにもならないので無断欠勤という事にしてしまった。
ところが。
「大変、女将さん大変よ!」
何事か、従業員に連れられて向かったとこは風呂場だった。
そこに彼女はいた。
窓の外、向かって右に立つ大きな松の枝に首を吊っていた。
急いで降ろしてやったがすでに死んでいた。
悲しい事に、おそらく女は死ぬ前に髪を洗っていたようだ。
自慢のタネだったのだろう。
まだシャンプーの匂いが漂っていた。

不吉だという事でその松は切り倒された。
髪の巻き付いた長いロープと一緒に寺で燃やして貰った。

「・・・それで彼女がぶら下がっていた場所というのが、お客さんが、その『何か』をご覧になった場所だったんです」
女将さんはそう言いながら母の目をみつめていた。

以上、知り合いに聞いた、私が一番恐い話です。
生き人形、マイナスドライバー、鹿島さん、この辺もヤバイけどやっぱり一番ヤでしたね、この話が。
フロ入る時「女が鼻から上出してたら・・・」とか思ってた。
本とかでも読んだ事無いし、おそらくネタではないかと。
長くなってスマン!