研修医時代、しかも働き始めの4月です

Posted on 5月 24, 2017

研修医時代、しかも働き始めの4月です。(日付まで覚えています)
おりしも世間はお花見+新歓シーズン真っただ中。 浮かれすぎてべろんべろんになって、救急車でご来院いただく酔っ払いで、深夜も大忙しでした。
ちなみに、ある意味洒落にならないことに、前後不覚の酔っ払いは研修医のいい練習台です。
普段めったに使わない太い針で、点滴の練習をさせられたりしました。 一応治療上、太い針で点滴をとって急速輸液ってのは、医学上正しいのも事実ですよ?
でも、血行がよくて血管がとりやすく、失敗しても怒られず、しかも大半は健康な成人男性というわけで、 上の先生にいやおうなしに一番太い針を渡され、何回も何回もやり直しをさせられながら、 半泣きでブスブスやってました。
普通の22G針は、研修医同士で何回か練習すればすぐ入れれるのですが、 16Gという輸血の為の針になるとなかなかコツがつかめず、入れられる方も激痛…
でも練習しておかないと、出血で血管のへしゃげた交通事故の被害者なんかには絶対入らないわけで。
(皆様、特に春は飲みすぎには注意ですよ!)
話を戻します。
その日の深夜、心肺停止の患者が搬送されてきました。 まだ本当に若い方で、医者になりたての若造は使命感に燃え、教科書通りに必死に蘇生を行いました。
しかし結局30分経過したところで、ご家族と連絡をとった統括当直医の一言で全ては終了。
その方は、(自分は知りませんでしたが)今まで何回も自殺未遂で受診していた常連さん。しかもいわゆる『引き際を抑えた見事な未遂』で、ギリギリ死なない程度でとどめていたようです。
しかし今回、運が悪かったというのか自業自得というのか… だいぶ薬のせいで心臓が弱っていたらしく、(推測ですが)まさかの心停止。
駆けつけた知人という人も、固定電話から救急車は要請したものの、到着時にはその場におらず連絡不能。
状況から事件性が否定できないため、警察に連絡。 検視が行われることになりましたが、『たまたま大きな事件があったので朝まで引き取れない』とのこと。
家族と連絡を取る時、やむを得ず故人の携帯を見て連絡をとりましたが、あっさり蘇生中止を希望。
『生前、家族全員をさんざん振り回し、借金を負わせ、みんなが疲れきって病んでしまった。
 自殺が最後の希望だったろうから、頼むから逝かせてやってくれ』と…。
死亡確認後、改めて連絡しましたが、 地方に住んでいて、今晩は引き取りにも付添にもいけないとのことでした。
最後に携帯から電話をしていた(おそらく通報者でしょう)異性の知人にも連絡をとりましたが、 『今までまとわりつかれ、逃げようとすれば自殺未遂をされて疲れ切っていた。 家族でも友達でも何でもない。もう関わりたくない』
と泣き声で通話を切り、その後はつながらず…。
暗澹とした気分になりました。最初の社会勉強でした。
結局「遺体をどうしようか」という話になり、もう一度話は警察へ。 誰かが面会に来た時にすぐ会えるようにという配慮から、『隔離室』に安置することとなりました。
この隔離室、少し説明しにくいのですが、救急の一番奥まったところにあります。 手前から診察スペース(ウォークインの診察室と救急車受け入れ)があり、処置のスペースがあります。
私たちはだいたい、この処置スペースと診察スペースを行き来しています。 さらに奥に経過観察用のベッドが10台あるのですが、そのさらに突き当りにあります。
カーテン付きのドアで仕切られていて、救急室のベッド側と廊下2か所から出入りできますが、 どちらも施錠できます。(以前知らない間にホームレスが入っていたりしたことがあったので…)
正しい使用方法はインフルエンザの患者の点滴などですが、今回はそこに入っていただこうというわけです。
空調も別になっているので、その部屋だけ最低温度に設定してクーラーをかけ、施錠しました。
ショックを受けていた自分も、すぐにまた怒涛のように運び込まれる酔っ払いの相手をしているうちに、 その患者のことが頭から抜け落ちて行きました。
それがだいたい11時ごろ。
異変が起きたのは、深夜1時半ごろでした。
観察用ベッドと隔離ベッドは、先ほども言ったように近いとはいえ少し離れているので、 各ベッドに一つずつナースコールがあり、鳴らすと『エリーゼのために』が流れます。
意外と音が大きく、救急全体で聞こえるので、
だいたい看護師さんが誰か手を止めて、ベッドのところに行ってくれます。
(しょうもない要件ばかり何回も言ってると、何もしないこともあるみたいですが)
しかし、悲しいことに看護師よりも研修医の方が立場が下で…あとは察してください。
というわけでぱっと板を見に行くと、観察室のランプがチカチカ。 何も考えずにナースコールを取って、「どうしましたか?」と言った瞬間、 後ろからぱっと別のドクターが切ってしまいました。
(ちょうど壁についてる固定電話みたいになっています)
「え・・・」
「お前良く見ろ、隔離室だぞ」
「あっ・・・え、あのー、酔っ払いが忍び込んでる、とか?」
「鍵は俺がかけた」
そういってポケットから鍵を出す上級医。
「そして今も持ってる。あとは聞くな、考えるな。こういうことも、たまにある」
そして鍵を戻してぼそっと、
「ただの故障だ、厭な偶然、それだけだからな」
もうそのあとは怖くてしかたありませんでした。 しかし自分がやらかしてしまったせいでしょうか、その後ベルが鳴る鳴る…。
ひっきりなしにエリーゼのためにがガンガン流れます。 そのたびにめんどくさそうに受話器をガチャギリする上級医。 しかしベルはひどくなる一方でした。
♪ミレミシレドラ~…、のメロディーが流れるのですが、 途中くらいから、こちらが切らなくても勝手に途中で切れるのです。
ミレミシレドミレミシレド、みたいな感じで。最後はミレミシミレミシミレミレミレ…みたいになってましたね。
明らかにこちらをせかしていました。 私と同じく入りたての看護師さんもいたのですが、彼女は完全に腰が抜けて泣きながら座り込んでいたし。
そして、「おい!うっせーんだよ!!さっさと行ってやれやゴルァ!!!!」と空気の読めない酔っ払い共。
中にはオラオラ言いながら隔離室のドアを蹴るDQNまでいて、ちょっとしたカオスでした。
そんな中、一人不機嫌オーラを立てていたのは師長さんでした。 とうとうしびれを切らした彼女は、ツカツカと受話器のところに行ってさっと取ると一言、 「 黙 っ て さ っ さ と 死 ね ! ! ! ! ! 」
救急中にしっかりと声が響き、ぱたりと途絶えたナースコール。 理解したのかしないのか知りませんが、空気をやっと読んでくれた酔っ払い達。
くるりと振り返った師長さんは、それはそれは、頼もしいとかじゃなくて純粋に恐ろしかったです。 「 仕 事 し ろ ! 」
その後は馬車馬のように働きましたとも。 酔っ払いはいつも居座ってしまって返すのに苦労するのですが、皆様本当に理解が早かった。
腰を抜かしていた看護師さんはその後、
「ICUで死ぬ間際の人が氷をポリポリ食べていて、その音が耳から離れない」
と言い残して辞めて行きましたが、師長さんいわく「軟弱もの」だからだそうです。
女社会、子供を5人育て上げ、なおかつ893やDQNのやってくる救急外来をあえて選ぶ、そんな猛者。 今でも心底恐ろしいです。
あと、心当たりがあっても、この話はあまり広げないでくださいね。 特定されたら…考えたくないですから。

家が商店だったから、子どものときからよく店番やらされていたけ

Posted on 5月 24, 2017

家が商店だったから、子どものときからよく店番やらされていたけど。常連のお客さんが、買い物にきた翌日とか、一週間後に突然死ぬってことが、ある年、続いた。
そのとき、死相って、なんとなくわかった気がした。
母親が三度めに入院したとき、今度は生きて退院できないんだなとわかって
悲しかった。一ヶ月後に死んだよ。
それで最近、鏡をみるたび・・・・、やっぱりやめとこうか。こんな話。実話じゃシャレにならんでしょ。

何年か前、妹(当時小学校低学年)自然にふれあう生活を体験する合宿に行ったんです

Posted on 5月 24, 2017

何年か前、妹(当時小学校低学年)自然にふれあう生活を体験する合宿に行ったんです。自然にふれあうって言ってもすべて人工的に作ってある場所なので、私の家からは車で10分くらいでした。
合宿1日目が終わる夜、妹から電話がありました。「もうホームシックになったのかな~」と思って話を聞いてみると、「ずっと何かに見られてる」って言うんです。
妹と母親、そして私は、昔から霊感が強いというか、感じやすい体質なので妹がウソを言ってるんじゃない、というのはわかりました。
その日は忙しかったのもあって様子を見に行けなかったので、次の日に母と私で様子を見に行くのを約束しました。
次の日の夜、その場所に行ってみました。夏なのに、すごく鳥肌がたってるんです。まだ見てないのに恐怖を感じたのは、この時が初めてでした。
山道みたいになってるんですが、どんどん中に入っていくと、突然視線を感じたんです。
その方を見てみると、細くて、色の白い、半分透けている女がこっちを見ていました。
ほんとに怖くなって逃げ出してしまったんです。母と車に戻ったんですが、エンジンがほんとにかからないんですよ。
車は動かない。でも女が近付いてくる気配がする。ほんとにパニックでした。
「あぁ~!!もうそこまできてる!車に乗ってくるかもしれない!」って覚悟して目とギュッと閉じました。ペタペタ・・・ペタペタ・・・ペタペタ・・・っていう音がしだしたんです。
目を開けてみると、さっきの女が車のフロントガラスに手形をペタペタとつけていってるところでした。ほんと何もできなくて、しばらくじっとしていたら女も消え、車もエンジンがかかるようになりました。妹の事なんて忘れて、逃げるように家に帰ってきたんです。
それから、すぐ知り合いの霊媒師さんに頼んで(最初からこうすれば良かったんですけどね。)みてもらう事になったんです。
その2日後、私が最初に女を見た場所から、白骨死体がでてきたんです。死体を見つけて欲しかったのか、道連れにしたかったのか、分かりませんが、怖かったです。

何気なく耳を澄ますと、屋上で子供が何事か騒いでいるようだった。

Posted on 5月 23, 2017

ある男がハイソなマンションのベランダで、優雅に紅茶を堪能していると、上の方から声がした。何気なく耳を澄ますと、屋上で子供が何事か騒いでいるようだった。
「うるせーな」
男はそう思って無視しようとしたが、大声で叫んでいることもあり、話の内容が勝手に耳に入ってくる。
「…でよ。猫って高いとこから落ちても大丈夫なんだってよ」
「すっげー!すっげーよ、猫。タマが着地するとこみてー!」
(おいおい、馬鹿ガキ。)
(ここは七階建てのマンションだぞ?)
男が上を見ようとして身を乗り出した瞬間、物凄い悲鳴のような鳴き声がドップラー効果を残して下に消えていった。
グシャ。
下ではちょうど暇な主婦たちが井戸端会議をしていたから、それは大変な事になった。
悲鳴と怒号。屋上からは兄弟喧嘩の声。男の午後は不愉快なほど壊されてしまった。
それから少しして警察がやってきたが、男は不貞寝を決め込んだのでその後どうなったかは知らないでいた。
しかし翌日から、夜になると猫の鳴き声が聞こえるようになった。
人が泣いているような、悲鳴のような、そんな鳴き声。
それが夜中続くと、マンションの住人は猫の祟りだと騒ぎ出した。あの兄弟が原因不明の高熱で入院すると、罰が当たったと言う噂が出た。
そして、その噂を怖がった他の子供達までもが体調を崩し始めていた。
しかし、それでは終わらなかった。
猫の鳴き声はやまず、その鳴き声がするたびにマンションの子供達が熱を出すようになったのだ。
子供達が熱を出すたびに、救急車が呼ばれるようになったのもこの頃。子供達は一様に、「猫が…」と、うわ言を言うらしい。
近隣からは、いつからか『化け猫マンション』と言われる始末。高価なマンションである事に対しての、やっかみもあったかもしれない。
だが、その噂は広まり、マンションからは引越しが相次いだ。
管理組合は止む無く、御祓いを行う事に決めた。男は珍しさもあって参加したが、坊さんが真っ青な顔をしていたのが印象的だった。
その坊さんは織○無道のようなイカツイおっさんだったが、マンション前に来た瞬間、顔色が変わった。
男はちょうどその瞬間を目にしたため、余計に印象に残ったのかもしれない。
他の人も「具合の悪そうな坊さんだね」などと話していたことから、男の錯覚では無いはずだ。
御払いは何事もなく済んだ。
しかし後日、その坊さんが交通事故で死んだと新聞に載っていた。
事故の日付けは、あの御払いの日だった。
寺に戻る途中に前方不注意のトラックに轢かれたのだという。トラックの運転手は、坊さんが飛び出してきたと証言しているらしいが、真相はわからないままである。
このマンションで入院した子供の家族は例外なく引っ越している。男はさして大事には至らなかったように思えた。
しかし、あの兄弟は、とうとうこのマンションには帰ってこなかった。
いや、正確にはもう退院できないと言われているらしいのだ。
あの時の原因不明の高熱によって、脳に障害が残ったという話を男は管理人から聞いた。
あの御祓いが効いたのかどうか判らないが、今では入院騒ぎは無くなっている。
しかし、男は今でも時々猫の鳴き声を聞くと、今度は何処の子供が病院に送られるのか?と、ふと思い起こすのだという。

祖母が危篤との知らせを受けて、親戚が集まりました

Posted on 5月 22, 2017

祖母が危篤との知らせを受けて、親戚が集まりました。田舎の小さな病院なので、大人数いても居場所に困るため、祖父と伯母を病院に残して祖父母の家に待機することになりました。
家に着いたらもう真夜中でした。父は、飼っている犬が放って置かれてかわいそうだからと田んぼ道を散歩に連れて行きました。
と、10分もしないうちに真っ青になって戻ってきて、布団にもぐりこんでしまったのです。
翌朝、私と妹は6時に叩き起こされ、曽祖父(祖母の父)の墓 (田んぼ道から山に入ったところに1基だけ建てられている)に連れて行かれ、お参りをさせられました。
家に帰ってから理由を教えてもらいました。
前の夜、散歩に行ったときに、曽祖父の墓の入り口のところで犬が突然お座りをしたまま動かなくなり、綱をひっぱったところ「わしはお前の子供に会っていない」という曽祖父の声が聞こえたんだそうです。
父は小さい頃曽祖父に育てられたので、声を覚えていたそうです。確かに私たちは、そのお墓にお参りしたことがありませんでした。
その日から祖母は奇跡的に持ち直し、今でも健在です。

僕の親友の小学校時分の話

Posted on 5月 21, 2017

僕の親友の小学校時分の話。
今から二十年も前のある日。両親が共働きだった彼は、学校から帰ると一人、居間でテレビを見ていた。
しばらくすると、玄関の引き戸が開く音がするので母親が帰ってきたと思った彼は、驚かせてやろうと居間の入口の引違い襖のそばにしゃがみ、足音がよく聞こえるようにと襖に耳を押しつけて母親を待ちかまえた。
足音は玄関をあがり、板敷きの廊下を居間に向かって近づいてきて彼が身を潜める襖の前にきた。
しかし、その足音は入口まできたものの、襖を開けようとしない。おかしいと思った彼は外の様子をうかがおうと、いっそう強く襖に耳を押しつけた。 すると
……ガリ……ガリ……ガリ…。
廊下の向こう側からゆっくりと爪で襖をひっかく音がする。驚いた彼はしばらくその場で硬直したが意を決して襖を開けると、ものすごい勢いで廊下を玄関に向かって走るハイヒールの音だけがした。 そうだ。
その後彼は自宅で幾度と無く女の幽霊(?)に悩まされることになる。作り込みいっさい無しのほんとの話。

リサイクル

Posted on 5月 20, 2017

駅のホームにあるベンチに座り、電車を待っていたときだった。隣に赤ん坊を抱いた女性が座った。
子供が好きなので、ついつい子供のほうに目がいってしまう。赤ん坊を見ようとしている自分に気づき、母親の女性が話しかけてきた。
「これね、実は私のバッグなの」
そう笑いながら赤ん坊が着ている服をめくると、お腹にはジッパーがついていた。言われてみれば、赤ん坊の目玉はガラス玉のようだ。
「すごーい、本物の赤ちゃんかと思いました。よくできていますね」
感心して女性に言った。
「ええ、これ作るのけっこう難しくて時間がかかるんですよ。だけどこの質感はお店では見つからないし、リサイクルが好きだから」
彼女は笑顔でそう答え、バッグをなでた。こっちが黙ったままでいると電車がちょうど来て、彼女は電車に乗りこんだ。
「リサイクル…?」
自分も電車に乗るはずだったのだが、ベンチに座ったまま去っていく電車を見送ることしかできなかった。

今も継続中なんですが、ある女性の霊に纏わりつかれています

Posted on 5月 20, 2017

今も継続中なんですが、ある女性の霊に纏わりつかれています。お祓いもしてもらいましたが全く無意味でした。
霊に憑かれたいきさつを今から書きますが、誰かいい方法があれば教えてください。お願いします.
僕は小さい時から空手をやっていて、21になった今でも続けていて、試合も出ています。
去年の4月くらいに、試合が終わった後、
帰り際に一人の女性に話しかけられました。
「すごい派手な試合しますね~。面白かったです.」
身長も体型も平均的な、ちょっと今時の感じの同年代くらいの女の子。こっちは必死でやっているのに、「面白かった」という言葉にすこしムッとしたものの、「そうですか。どうも。」と言って少し話した。
それからその子は、どこで知ったのか僕の出る試合にはいつも観戦しに来るようになった。
去年の10月頃、ある大会で優勝することができた。その子(以後K)もやはり見に来てくれていた。
表彰式も終わって、色々な方に挨拶もして帰ろうと思った頃、Kがまた駐車場のところで待っていた。
「おめでとう! かっこよかったよ!」と興奮気味に話しかけてくる(すでにタメ口)。
「あぁ、この前の。ありがとう。」と僕も返す。少し話して、「お祝いがてらご飯でもいかない?なんか用事あるかな?」と言われたが、「ゴメン。いつも嫌がって見に来ないんだけど、彼女いるから。」と断った。
その子はそうなんだ、と残念そうに言ったが、こう続けた。「その子の事は、本気で好きなの?」そういわれて、またちょっとムッとした。
そりゃ仕事柄(クラブのバーテンダー)ちょっと派手な髪してて遊んでる風に見られることもしばしばある。
だけどほとんど面識のない女の子にいきなりそんなこと言われるのは心外だ.僕は気を悪くしつつも「そりゃ本気で好きだよ。だからゴメン。」と返した。
するとその子は「じゃあ電話番号とかメアドもダメ?」と言われたんで客足を増やしたかった僕は店の名刺を渡し、「街によくビラ貼ってあるし、興味のあるイベントがあれば連絡して。」と言ってその子と別れた。それが間違いだった。
それからKから毎日のように電話がかかってきた。店にも毎週末来るようになった。どんなジャンルの音楽の時でも。
店に来て、踊るわけでもなくカウンターで僕が酒を作るのをじっと見ているだけ。正直僕は居心地が悪かった。
そしていつも電話や店で聞かれるのが「彼女とはどう?」だった。
ある日僕の家で彼女と居る時、Kから電話がかかってきた。「今○君(僕です)のマンションの下にいるんだけど、今日泊めてくれない?」 と言われ、僕は当然「は!?」と言った。
彼女は僕の家なんか知らないはずだ。彼女も不穏な顔で見ている。「なんで家知ってるんだ」と聞くと、「この辺りで友人とケンカして、車を下ろされた。でトボトボ歩いていると、僕の乗っている車があった。ナンバーも一致している」という。
僕はその時ようやく「この子はちょっとおかしい。」と思い始めた。
「普通に無理。しかも今彼女いるから。アシがないなら家まで送る。」と言った。
それを聞いていた彼女が、「誰?」と聞いてきたので誰?と聞かれ、僕は「ほらいつも店にくるって言ってたあの子」と小声で返した。
毎日電話がかかってくることも彼女には普段から話していた。束縛も全然しないし僕が浮気しないことも十分悟っている彼女も、さすがに動揺し、「切って」と合図を出す。
「ゴメン待っててくれる?掛け直す。」と言い、電話を切った。彼女は「どうなってんの?」と不機嫌そうに聞いてくる。僕は全部話した。
それを聞いて「その子おかしいんじゃないの!?あたしが下言って話してくる」といい僕の静止も振り切りマンションの下に降りていった。
彼女はお嬢様な育ちの娘さんだったが、痴漢やストーカー対策の為僕が空手を教えだしてからめきめき上達し、多少気も強くなった。しかしここまでとは。
僕も遅れて下にいった。彼女とKが話していた。
彼女「どういうこと?彼女居るって聞いたんでしょ?」
K「いや、帰れなかったんで・・・。いないと思ったし・・.。」
彼女「いないければいいってもんじゃないでしょ。泊めてとか。」
K「○○君優しいから、いいかなっと思って・・・.」
彼女「いいわけないでしょ!おかしいんじゃないの!?」
彼女が切れた。
その後色々言われて、Kは半泣きで
「ごめんなさぃ・・・・」と言った。彼女が僕と一緒に車で家まで送るといったが、
彼女は「親に迎えに来てもらいます。ごめんなさい。」
といって歩いていった.
ここからかな、雲行きが怪しくなっていった。それから1週間位した頃、彼女から仕事中に電話がかかってきた.
「いつもなら仕事中に電話なんかかかってこないのに何かあったのかな」
と思い、電話に出た。彼女は「腕切られた・・・。血がとまんないから救急車呼んで病院いる。」と言った。僕は仕事が終わってすぐに病院に行った。
彼女は手首の5センチくらい下から肘にかけて7、8センチくらい切られていた。「誰にやられた!!?」と言うと、泣きそうな声で「160センチくらいの女・・・。」
Kだと確信した。僕はその時多分鬼のような顔をしていたと思う。すぐに電話してKのところに行って、会った.「どうしたの?」と何もなかったように言うK。
「俺の彼女の腕切りつけたの、お前だな」というと、「知らない」と言った。しかし「嘘つくな。調べれば分かるぞ。」と言い睨んだら、「だって・・・」と言って黙った.やっぱりKがやっていた。
K「だってあの子むかついたから・・・。」僕は呆れた。「むかついたから!?そんなことで人切りつけんのか!」と怒鳴った.
するとKは「あたし○○君のこと好きなの。だから嫉妬で頭混乱しちゃって・・・。」 「ふざけんな!お前頭おかしいんじゃないのか!僕も怒りで乱暴な口調になっていた.
するとKは驚く事に「あの子と別れてあたしと付き合って」と言い出した.
僕はまた呆れた。そして「なんなんだお前・・。もう俺にもあいつの前にも姿現すな。」
「警察には言わないでおいてやるけど、次変な行動したらただじゃおかないからな」と言って去ろうとすると泣きながらKが「あたしの事嫌い・・?」と言った。
僕は振り向かずに「気持ち悪い。顔も見たくない。」と言ってその場を去った。その2日後、Kが自殺した。僕はその翌日Kとよくいっしょに来ていた友達からその話を聞いた。
Kは自分の部屋で眠剤やクラブで仕入れたであろうドラッグを大量にチャンポンして服用して死んでいた。
Kの部屋は無茶苦茶に荒れ果てていたらしい。Kの死を聞いた翌日、変な夢を見た。 KとSEXをしている夢。Kは気持ち悪いぐらい満足そうな恍惚な顔をしていた。
するといきなり目の前が暗くなって「死ぬってSEXより気持ちいいよ。」と聞こえた。そこで目が覚めた。僕は我ながら「なんて夢見てんだよ・・。俺はアホか」
と思ってうなだれた。目が覚めたのは仕事より6時間も前、再び寝ようと思ったが寝つけなかったので、しばらく部屋のサンドバックを叩いていた。
すると、トイレからゴボゴボゴボッ!!と激しい水音が聞こえ、次の瞬間バァン!!!と凄まじい音が玄関のドアから聞こえた。
「なんだ!!?」と思って玄関のドアを開く。誰もいない。ドアには大男が殴ったかハンマーで殴ったような跡があった。
「誰だ・・!!?」と思ってマンションの下まで降りた。しかしそれらしき人はいない。「誰かに恨み買うようなマネしたか・・・?Kの友達・・?」
等と考えつつ部屋に戻ろうとした。が、ドアが開かない。というより、ドアノブが強い力で押さえられている。
力には相当自信がある。が、びくともしない。
「誰だ!開けろよ!!」と怒鳴った。すると力がふっと抜けて、ドアが開くようになった.警戒しながら玄関に入る。
「どんな奴だよ・・・。見つけたとしても勝てんのか・・・?」と考えていた.空手のみならず格闘術全般にかなりの自信はあった。それでも不安があった。
とりあえず部屋を見渡し、トイレ、風呂、ベランダを調べた。1ルームマンションだ。もう隠れるところなんてない・・・。
ベランダから逃げたのか?そう思い部屋に戻るとサンドバッグがグラグラ揺れている。
「なんで揺れてる?」と思った瞬間、急に強烈な嘔吐感や立ちくらみがして、膝をついてしまった。
前を見ると揺れるサンドバックから異様な程の埃が舞っている。加えて頭痛もひどくなり、意識を保つのも困難だ。
「なんだこれ・・・やばい・・。今さっきの奴が来たら・・。」と思い玄関に鍵を閉めに這って行った。
玄関にはKがいた。キャミソールのような下着姿だった。Kは僕を見下ろしている。とても冷たい目だった。
僕はゾッとしながらも「なんだよ・・・。幻覚か・・・?」と無視して玄関の鍵を閉めようとした。すると力がふっと抜け、玄関に仰向けに倒れてしまった。
Kが僕に顔を近づける。「動け!クソ!体動け!」と必死に意識を保ち体を動かそうとするが、動かない。Kの手が僕の顔を撫でる。
しばらく撫でられ、次は顔に顔を近づけてくる。顔中、そして首を舐め回す。 認めたくないが、全身の力が抜けてもうどうでもよくなってしまいそうな感覚になってしまう。
なにを考えたのか、顔を舐めているKと目が合った僕は「・・・・なんか言えよ。」と言った。Kは少し笑って行為を続けた。
「やばい。このままじゃやばい。」と思って
体中の力を振り絞って「ああああああああああ!!!!!」と吼えながら僕は上体を起こした。
Kの姿は消えていた。体も言う事を聞いてくれた。「・・・・なんなんだよ・・・・。」と言いながらドアにもたれ崩れる。
するとドアの向こうから
「ムカつく」と言う声がはっきり聞こえた。
「なんなんだよもう・・・・!」と思いながらドアを開けた。誰もいない。
これが1月頃の話。これから一か月くらいは地獄だった。分かりました。
次の日、彼女にこんな事話して不安にさせるわけにもいかず、一番信頼できる人、彼女の父親(オーナー)にこの事を話した。
「夢じゃないのか?」僕は「あれは夢じゃないですね。」と言った。オーナーは「んーー・・・。」と困った顔をしていた。
それを見て、「まぁ、もう大丈夫だと思いますよ。うん。大丈夫です。」と話を終わりにした。
それから5日後、休日だった僕は深夜、走りに出かけた。10キロくらい軽く走って、そろそろ折り返そうかと思っていると、急に背中を蹴られたような衝撃が走って、僕は前のめりに手をついた。
「誰だ?」と思って後ろを振り返ると、誰もいない。というか人気のないところだ。だれもいるはずがない。
「・・・?」と思って前を見ると、10メートルくらい先に、小柄な男が立っていた.「こいつじゃないよな・・?」と思いつつもここを早く離れようと思い、その男に声をかけた。
「あの、なんか変な男がこの辺りいるみたいなんで、早く離れましょう。」反応がない。心なしかすこし揺れている。
「あの・・・」と近寄るとその男はドラッグでキまったような顔をしている。片目がほとんど閉じて片目が半開きで白目を向いている。
さすがにギョッとした。僕はそのままその男を通りすぎて走った。すると急に左腕をとんでもない力でにぎられた。振り向くとさっきの男がいる。
ものすごく痛い。腕が握りつぶされそうだった。
「なんだよ・・・!はなしてください・・・!」男は反応がない。表情も変わらない。
僕はやむを得ずその男の脇腹に蹴りを入れた。男は「ぎぁぁぁぁぁぁ!!」と叫んで脇腹を押さえて倒れ足を狂ったようにバタバタさせている。
「まずい」と思い「すいません!大丈夫ですか!?」と近づくとまた強烈な力で、左腕の同じ箇所を握りつけてくる。僕はびっくりしたと同時にその男を右手で殴りつけた。
男は言葉にならないような叫び声をあげ倒れる。「なんなんだよもう!!」と思いながら猛スピードで走って逃げた。 気がおかしくなりそうだった。
腕をつかんできた男から逃げてマンションにようやく戻ってきた。部屋に戻り「クソ・・・・」と言いながらベッドに倒れこむ。
気を紛らわそうと思い、彼女に電話して気を紛らわせようとした。幸いまだ起きていて、しばらく話した。
話していると、またトイレからゴボゴボゴボッと音がして、ドアを強烈な力で叩く音がした。「何の音!?」彼女が驚いている。
「・・・変な奴がいるのかも。ゴメンまた後で掛け直すから.」といった。
「ちょっとやだ危ないって!!鍵かけて部屋でいなよ!」彼女がいうが、
「大丈夫。」といって切った。もちろん大丈夫じゃない。
でも鍵をかけて部屋でいてなんとかなるもんじゃないというのはなんとなくわかった。僕は玄関に向かい、ドアを開けずに言った。
「Kちゃんか?」返事はない。構わず続けた。
「やっぱ俺を恨んでんのか・・・。」やっぱり返事はない。
急にまた気分が強烈に悪くなる。立っているのも辛い。「話できないのか?前みたいな行動だけじゃなにがしたいのかわかんねぇよ」
返事はないが、続ける。しかしもう立っていられない。「俺を殺したいのか」もう目を開くのもやっとだ。
「俺は死ねない」「俺死ねない」意識を保ちながら、何度も言った。するとKの顔(ちょっとおかしかった)だけがぱっと目の前に現れ目を見開き、「なんで」 とはっきり強めに言った。
心臓が止まるかと思った。俺は絶叫しそうになった。「・・・・・っっ!!!」と絶叫を堪えて、Kから目をそらさなかった。
5秒くらい睨み合った後、Kの顔がふっと消えた。最後に恐ろしい形相をして。体に力が入った。だんだん気分も良くなり立ちあがり、「色々やんなきゃなんねぇ事があるからだよ!!」
と僕はドアに怒鳴った。完全に気が滅入っていた。彼女に電話をして「大丈夫だった?」と泣きそうな声の彼女に「あぁ、酔っ払いだった。」と返すと「よかった~・・・。」と安心した声を漏らした。
内心「全然良くねぇよ・・・・。」と思いながら「心配しすぎだって~。」と返した。その夜、またKとSEXする夢を見た。
前と同じ気持ち悪いくらいの満足そうな恍惚な顔をしている。今度は目の前が暗くならずに、「死ぬって気持ちいいんだって。」と言われた。
その後また目の前が暗くなって、「好き」という声が聞こえた。そして目が覚めた。「うるせぇよ・・・」と言葉が漏れた。
恐怖と怒りで胸くそが悪かった。とりあえずKの怨念は洒落にならないと思ったので、僕はクラブ関係者で霊に詳しい人に話をきいてもらった。
その人はKを知っている。
「あ~あの子完全に○○にベタボレだったもんねぇ。」と言っていた。今まであった奇妙な体験、夢の話まで全て話した結果。「お祓いしよう」ということになった。
お祓いとは結構凄いもので、かなり効果はあるらしい。僕はすぐ紹介された神社でお祓いしてもらった。神主さんに「なにか霊に最後に言いたいことはないか」と聞かれた。
僕は「すまない」とだけ伝えて欲しい。と頼んだ。「成仏した。」と神主さんに告げられ安心した僕はその晩家に帰って彼女とゆっくりしてた。
でも心の何処かでKに対する罪悪感もあったのかもしれない。それがいけなかったのか、Kは成仏していなかった。彼女が突然、「いたい!なにすんの!?」と叫んだ。
僕は何もしていない。「今針かなんか背中に刺したでしょ!」と怒っている。「なんのことだよ?どこ?」背中をみた。押しピンが刺さっていた。
家着のトレーナーごしだったのでそれほど深くは刺さっていないようだ。次に彼女は「なんか吐きそう・・・・気分悪い・・・。」と言い出した。
「まさか」と思い僕は立ちあがろうとした。が、足に力が入らない。そういえば僕も気分が悪い。次の瞬間、2度にわたって聞こえたドアを殴りつける轟音がバァン!!バァン!!バァン!!と何回も聞こえ出した。
トイレからはボコボコボコボコッ!!という水が沸騰するような音が聞こえた。「成仏してねぇじゃねぇかよ!」彼女「うぅ・・・・なんのこと?」僕はKが来たと確信した.
二人とも立つ事もできない。しばらくして彼女が「きゃぁぁぁぁぁ!」と激しい悲鳴をあげた。
布団をかぶりうずくまり、「ベランダ!!ベランダ!!」と叫んだ。ベランダを見ると、窓にべったり貼りついた人影が見えている。(曇りガラスだった)
Kか!?と思ったがシルエットは男のようだった。ピクリとも動かない。次にまた彼女が悲鳴をあげた。「何これぇぇ!!いやぁぁ!」と布団の中でじたばたしている。
「なんなの!?なんなのぉ~~~!!」と言い彼女は吐き出してしまった。たまりかねた僕は彼女を抱きしめ、「大丈夫だ。大丈夫。守ってやるから。」と言った。
僕は恐怖より怒りが沸いてきて、「いい加減にしろ」と言葉が漏れなんとか体を自由にしようと体に力を込め気持ちを落ち着かせた。動く。と同時にベランダの影が消えた。
彼女に「落ちつけよ」と言い残し玄関に走った。そしてドア越しに外に向かって、「ふざけんな!!消えろ!!誰がお前のもんになるか!!消えろ!!」と叫んだ。
「地獄に落ちろK!!つーか地獄に落としてやっからな!!」僕は狂ったように叫んだ。
その後彼女の方を振り返ると、うずくまっている彼女を真横で四つん這いになって見ている
Kがいた.
「やばい」と思い彼女の方に向かおうとした。その時、ドアの方から手が伸びてきて僕の服を掴んだ。
僕はその手を骨が折れるくらいに捻り曲げた。すると「ぎぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!」という嫌な叫び声が聞こえ、彼女の横にいたKがものすごい形相でこっちに向かってきた。
「なんだよ!!こいよ!!ぶっ殺してやる!!」と叫んで迎えうとうとした。
しかしその瞬間に目の前が真っ白になり、視界が回復すると目玉がおぞましい模様になったKがまさに目の前にいて、僕に抱きついた。
そして、僕の耳元で何かささやき、(聞こえなかった.)そして消えた。彼女はずっと泣いていた。
僕も怒りと恐怖と悔しさで、何年ぶりかの涙を流して、こぶしから血が出るまでトイレのドアを殴りつづけた。その日はそれからは何も起こらなかった。
二人とも落ちついた後、僕は彼女にKの怨霊が何回か出た事を告げ、「もうお前はこの部屋にくるな。」と言った。
彼女は「この部屋を引き払おう。出よう。」と言った。僕は断った。「ふざけんなよ。誰が逃げるか。」半ば意地になっていた。
それに、何処に逃げてもKは追ってくる事を確信していた。次の日、朝一番に神主に「成仏していない」と言いに行った。
ひとしきり謝られた後、一つおいて神主は僕に
「君はもう助からないかもしれない。」と言われた。
その日から3週間くらいは、毎日Kが部屋に来た。昼夜問わず。抵抗できる時は抵抗したが、完全に体の自由が聞かない時は顔中や首を舐めまわされたり、首をしめるマネをされたりした。
一度あきらめた時があった。もう無理だろうと。死を覚悟した。「・・・わかったよ。もう殺せよ。」と言ってしまった。
Kは俺の頬を撫でながら「・・・フフ。楽しい。」と言いながら立ちあがりドアの方に歩いていき消えた。 塩を置いてもお札を貼っても全く効果がなかった.
出雲神社には4月にお祓いをお願いしにいきました。確かにKが現れる頻度は落ちていましたが、「怨霊がついている風には感じない。」と言われました。
一応お祓いはしてもらいましたが。 まだKは部屋にも部屋以外にも現れます。2月始めくらいから、Kが出ることは頻繁には無くなった。
出てもたまに姿が見えるくらいで、何もされない。KとSEXする夢は良く見る。最後は「死の気持ち良さ」を呟かれて終わる。
Kが彼女を殺している夢も見た。俺が「それだけはやめてくれ」と叫ぶと、Kは狂ったように笑う。
その後男の声で「溶ける・・・溶ける~~」と言うのが聞こえた。目が覚めると大量の涙を流していた。
3月始め、Kの友達(Mとする)が狂った。うちのクラブで男がMを抱えてソファーに連れていった。カウンターからは見えないが、凄まじい奇声を発している。
カウンターを下の子に任せ、様子を見に行くと、目が飛び出しそうになるほど開いたMが叫んでいる。
その男に「タマ食ったか?」と聞くと、「多分・・・。幻覚のひどいやつらしいっす。新種らしくて。」
Mは「ぎゃぁぁっぁ!!助けてください!!もう嫌だァァァァァ!!」と叫び、たまに「K~K~ごめん~ K許して~」といい、直後「ごぉぉぉぁぁぁぁぁ」と低い叫びをあげ泡を吹いて気絶した。
僕が「おいM!M!!」と水をかけたりほっぺを叩くといきなり目を飛び出すほど見開く。そしてまた叫ぶ。
「殺される!!こ~~~ろ~~さ~~~れ~~~る~~~!!許してください~~・・・・」
「おいM!!俺が分かるか!!?」と言うが反応がない。 「だめっす。多分○○君も見えてないです」と男が言う。
救急車はまずいので暴れるMを抱えスタッフに車で病院に運ばせた。その3時間後、点滴で抗生剤を打ち一旦は落ちついたに見えたMだったが病院を脱走しビルからとび降りて死んだ。
僕は営業停止は覚悟した。しかしMから検出されたのは、合法の眠剤だけだった。眠剤だけではあそこまではならないはずだ。
Kが何か関係あるのかは分からなかった。僕は帰って、いるか分からないKに話しかけた。
「今日Mが死んだよ。一応友達だったんだろう。あいつはちゃんと成仏するかな。」
と言い、風呂に入り眠ろうとした。 
その時ベランダから
「カカカ」という老人のような低い笑い声が聞こえた。その日、知らない男女がMの死体を食ってる夢を見た。Kがいつもの下着姿で体育座りをして死んだような目をして眺めている。
そしていきなりこっちを振り向いた。1月に見たおぞましい模様の目をしていた。口は不気味な形に歪んでいる。  最後に「こういう子は楽なのよねぇ」と言っていた.。
どう言う意味なんだろう。楽に殺せると言う事か。
3月からか、Kの原型が次第に変わっていってます。4月から僕の前に現れる時は目玉がおぞましい模様な時が増えたし、今となっては髪の毛が若干抜け落ちている事があります。
木曜の深夜、来ました。
Kはもうほとんど原型がないくらい気持ちの悪い姿になっていました。あそこまで変体しているのははじめてでした。吐いてしまいました。
精神には自信があるつもりでしたが・・・
先ほど、小柄な男と会いました。近づかないようにしていた最初に遭遇した場所に何度も足を運んだ。
男は壁際にふらふら立っていた。こっちに気づいているのかどうかは分からない。もう男の顔は何度も見ている。間違いない。
実体はある。 相当な力だけどなんとかなるかもしれない。近づく。「お前は誰なんだ。お前に覚えは無いぞ」うつろな顔に話しかける
「~~~~~(聞こえなかった)だよ」 と言うや否や、襲い掛かってきた。多少虚をつかれはしたが左足で制止し右足で顎をはねあげる。人間冷静になると恐ろしい。
悲鳴を上げて男は転げまわる。僕は男の首を掴み「お前人間か?」と訪ねた。「ぎぃぃぃ ぎぃぃぃ」と言って暴れようとする。凄い力。浮かされそうだ。
たまりかねた僕は男の左肩を潰し力が抜けたところを左腕を間接と逆方向にへし折った。
けたたましい声が響き渡る。さすがにこんなところでも 人が来るかもしれない。また首を強く締め上げた。
泡を吹いて、もの凄い形相で僕を睨みつけている。「人間かどうかはもうどうでもいいか。殺してやる。」殺す気は無かった。
不意に僕の服の裾が引っ張られた。知らない子供がいた。目がKと同じ模様だ。男が何かしゃべった。向きなおすと、男もKと同じ模様の目だ。
唇や舌をひたすら噛んで血が出ている。右手が変な動きをしてた。子供は何かを食べている。黒いもの。「お前らはなんなんだ・・・・」と言うと、子供は走り去った。
男の顔が歪む。吐き気がするほど醜い。下を見ると失禁している。首を持つ手を離してしまった。
しかし襲い掛からず男が何かを言っている。顎と舌がボロボロなんで良く聞こえないが、一部確かに「俺らには関係ないのに」と言った。
「そうか・・・悪かったな。」と僕が言うと、男はゆっくりと立ち去ろうとした。「Kはどうなってるんだ」って聞いた。答えは返ってこない。そして男はどこかへ消えた.

この話は未成年の方はスルーしてください

Posted on 5月 20, 2017

この話は未成年の方はスルーしてください。
このお話は私が中学2年の時のお話です。 時期もちょうど今頃の夏休み。 AちゃんとBちゃんとCちゃんとでAちゃんの家でお泊り勉強会を することになりました。
その日私は、ただ勉強するだけじゃと思い
「稲川淳二の怖い話」の本を持って行くことにしました。 実はこの本は読書感想文のために買った、まだ未読の本。
Aちゃんの家で4人夏休みの宿題をこなしていました。 お互い分らない所は教え合いかなりはかどりました。
時間も随分たち、今日はもう勉強は終わりにすることになりました。 私は待ってましたと言わんばかりに「淳二」出しました。
そこでCちゃんそれだけじゃ詰まんないからと言って ある物を持って来ていました。
Cちゃんはオカルト好きで、よく休憩時間、教室でネットで見つけた 怖い話をしてくれるような子でした。
Cちゃんが持ってきてくれた物は
① ロウソク 5本
② ライター
③ 正方形の白紙
④ 白い粉 (たぶん塩)
C「ネットで怖い話をするときの魔よけ見つけた。」 と言っていました。
怖がりのBちゃんは
B「なんか怖いからやめよ?」
言いましたがAちゃんの
A「みんな居るから大丈夫だって」
の一言でしぶしぶ承諾しました。
その方法は、部屋の四隅にロウソクを立てて、
白紙の中央に赤ペンでトリイ?(神社の入り口の赤い門?)を書いて その上に盛り塩をしてロウソクを立てるというものでした。
5本のロウソクに火をつけ、部屋の電気を消して 私の向かいには火を付け終えたCちゃんが座りました。
いよいよ始まりました。 私は読書感想文を兼ねていたので、「淳二」を1話からじっくり朗読して みんなに聞かせました。
はじめはみんな真剣に聞いていましたが、4話目を過ぎた頃から
「あれでしょその話」「あ、知ってる」とか
茶々を入れるようになってしまいました。
そこでCちゃんが名乗りをあげました。 その話もネットで拾ったらしいお話。 その話は、オチがすれ違いざまの通行人が一言言うヤツ。
話も終盤にかかり、Cちゃんが
C「・・・こっちに向かってくる人が居ました。 すれ違う瞬間、その人は・・・
『呪ってやるぅぅぅぅぅ!!!!!!!』
Cちゃんが声を荒げてキメ台詞を言いました。
その瞬間でした。 Bちゃんの後ろのロウソクの火が消え、 私たちはいっせいに悲鳴を上げました。。
気が付くとCちゃんと私はAちゃんに抱きついていました。
A「・・・B・・B・ちゃん?」
Bちゃんは暗闇を背に盛り塩のロウソクを見つめていました。
A「Bちゃん!!」
Bちゃんがすーと顔を上げました。
その瞬間です
Bちゃんの後ろの部屋の隅からいっせいに
(ゴッゴッぎぎぎ~ゴッざざゴッゴッゴッぎゅぎゅぎゅ~ゴッゴッゴッ)
大勢が壁をたたく音、引っ掻く音がなりました。 再び私たちは悲鳴を上げました。 次の瞬間ドアが開きました。
Aちゃんの両親でした。 Aちゃんの両親は部屋の雰囲気を感じ取り 私たちの親を呼び、お泊り会は解散となりました。
その後、私は両親に外出を許してもらえず、彼女たちとは電話でのやり取りのみとなりました。
しかし、私はあの日のBちゃんを思い出すとBちゃんには 電話出来ず終いでした。
もちろん、AちゃんもCちゃんも。 出禁が解け、夏休みが終わり始業式、 Bちゃんは欠席しました。
その日、A・C・私の3人でBちゃんの家に行きました。 いくらピンポンを押しても誰も出てきません。
3人は諦め帰路につきまいた。
C「あ!!」
Aちゃんと私はCちゃんの指先を見ました。
白いカーテンの架かった2階の窓。
誰も居ません。
それから暫らくして、ホームルームで担任の先生が Bちゃんの転校をつげました。
そして、先生も親もBちゃんの行き先については 何も教えてくれません。
Bちゃんは何処へ行ったんだろうか・・・
今、思うと子供の頃の好奇心が恐ろしく感じます。 今、書いてて気が付いたことがあります。
白紙に書かれたトリイの向きがBちゃん側に向かって
入り口だったのではないかと・・

右腕と右足を無くした人の本

Posted on 5月 17, 2017

右腕と右足を無くした人の本
リアル厨房だった数年前に、近所の古本屋でマンガの単行本を数冊買って帰ったんです。
その時はあるマンガのシリーズを5、6、7、8巻みたいに通しで買ったんで、家に帰って古いのから順番に読み始めました。
それで2冊を普通に読み終わって、3冊目を手にとって、ペラペラめくってるうちに、段々と怖くなって来て、その本を持ってるのも嫌になり、厨房の時からしたら結構遅い時間(夜の12時ぐらい)だったにも関わらず家を出て、その本を近所の公園に速攻で捨てに行きました。
何故、急にその本を持ってるのも嫌になるぐら怖くなったのかというと、マンガでも小説でもああいうカバーがついてる単行本って、まず開くと、目次とかの前にまず何も無いとこがありますよね。右側にカバーが引っ掛かってて。その何も無いスペースに、変な事が書いてあったんです
初めの単行本を開いたところに
「痛い嫌だ信じられない嘘だ信じられない嘘だ痛いもう嫌だ嘘だ眠い嫌だ信じたくない眠い嫌だ痛い眠い嫌だ眠い…」
って延々と。
その時点で「うわ、気持ちわる」とか思ったんですけど、まぁ前に持ってたやつのイタズラだろ、とか思って大して気にせずに読み始めたんですが、マンガの中身は中身で、マンガに出てくる登場人物、というか、マンガの中の全ての人間の右腕と、右足が黒のマジックで、雑に、真っ黒に、腕と足の元の絵が全然見えなくなるまで塗り潰れていたんです。