とにかくわんわんわんわん泣いていた私。

Posted on 12月 01, 2013

7: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2002/06/29 15:52:00
祖母が他界(病院にて病死)した時の話し。
臨終に立ち会った私(当時リア工)は、ベットに横たわる祖母の遺体を見て
ショックと悲しさでわんわん泣いていました。
あまりお見舞いにいも行かなかったし、とか、
小さい頃たくさん優しくしてもらったのに、とか、色々な思いが入り交じって
とにかくわんわんわんわん泣いていた私。
その場に立ち会った親戚達も一様に涙ぐんでいました。
そんな時、私の背中をポンポンと叩く手が。振り向くと、母(祖母の実娘)が
にこやかに微笑みながら、天井を指差し、
「ほら、おばあちゃんが見てるわよ。なんでそんなに泣くの?って」
「ほら、おばあちゃんに向かってバイバイしなさい」
そう言いながら、天井に向かってにこやかに手を振る母。
…昔からちょっと変わっている所があったけど、母のその振る舞いに、
立ち会った医師も含めて親戚一同なごんでしまった。
病室で遺体を囲みつつ、天井に向けて手を振る私ら親族一同…

後日、「あの時、本当におばあちゃん天井にいたの?」と尋ねると、
母は「そうよ。みんなが泣いているのを見て心配そうにしてたのよ」と
笑顔で語ってくれました。
見送る側として、多少の後悔(もっとお見舞いに行けば良かった、とか)が
あったので、ちょっと癒された気持ちになりました。
嘘でもホントでも、サンクス母。

理想の老夫婦

Posted on 10月 07, 2013

424 :本当にあった怖い名無し:2011/04/29(金) 07:58:27.59 ID:aXpOgUEW0
久しぶりに書き込もう。
怖さなんて微塵もない上に短い話だけど…
ちよっと過去の話。
ハードな部活をやってた俺は、終電で帰ることがたまにあった。
俺の降りる駅は、そこが終点になることもあれば、その先の駅が終点になることもある駅。
終点の時は寝ちゃっても駅員さんが起こしてくれるんだが、
そうでない時は行き過ぎた上に帰りの電車がなくなって、
恥ずかしながら親に車で迎えにきてもらってた。

で、その時も電車の中で熟睡してたわけだが…
俺の降りる駅に着いた時、誰かに起こされたんだ。
起こしてくれた人の方を見やると、人の良さそうな老夫婦がいて、
「◯◯駅ですよ~」
って言ってくれた。
慌てて礼をいう俺を見てニコニコ笑いながらその夫婦は電車を降り、
俺も当然急いで電車を降りた。

電車を出た後、老夫婦に改めてお礼を言おうと思って結構探したんだが、
どこにもいなかった。
降りるタイミングは2、3秒しか変わらなかったはずなのに…
不思議なのはそれだけじゃなかった。

おれの乗ってた電車は、そこが終点ではなかったんだ。
事実、電車の外から中を見たら熟睡してる人はちらほらいたし、
電車の電光掲示板?にも次の駅の名前が出てた。
俺は老夫婦にあった記憶なんてなく、初対面のはずだ。
なのに、何故あの夫婦は俺の降りる駅を知ってて、
さらに起こしてくれたのか…未だにわからん。

あの時の老夫婦の顔は未だに覚えてて、たまに思い出したらなんかほっこりするんだよなぁ…
本当に人の良さそうな、理想の老夫婦って感じだったんだよ。

私の産まれるずーっと前に亡くなった従姉妹

Posted on 8月 27, 2013

11: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2002/06/30 16:22:00
イイ話ってゆーか、切ない話なんですけど・・・

私の従姉妹の事です。
と言っても、私の産まれるずーっと前に亡くなった従姉妹
ですけど。名前をMちゃんとします。
ある晩、いつもはすぐに寝付くMちゃんが、その夜は
いつまで経っても眠らなかったんだそうです。それで、一緒に
寝てたMちゃんのお母さんが「どうしたの?眠れないの?」とか
聞いたら、ただただじーーーっとお母さんの顔を見つめてたんだ
そうです。不思議には感じたものの、そのままお母さんは眠って
しまいました。そして、夢を見たそうです。すっごく高い高い
空に、一匹の龍がずうっとずうっと昇っていく夢。ほんとに
ずーーーっと高いところに昇っていく夢だったそうです。

そして次の日、Mちゃんは交通事故で亡くなってしまいました。
Mちゃんは、辰年生まれだったそうです。

Mちゃんが亡くなったのは30年以上前で、この話を
おばちゃん(Mちゃんのお母さん)に聞いたのは結構最近
なんです。でも、本当にはっきりその夜のことは覚えている
んだそうです。Mちゃん、すごいしっかりした子だったらしい
けど、自分の運命もわかってたのかなぁ・・・

私が小学生の時の同級生にNちゃんという、体が弱くていつも入退院を 繰り返している女の子がいました。

Posted on 8月 09, 2013

10: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2002/06/30 14:13:00
私が小学生の時の同級生にNちゃんという、体が弱くていつも入退院を
繰り返している女の子がいました。
病名は先生も特にみんなに伝えなかったので知りませんでした。
6年生の3学期、入院中のNちゃんに「みんなで卒業しようね」とクラスのみんなで手紙を書きました。
卒業式の日を間近にしたあるひの3時間目のこと、私は窓際の席だったのですが、
急に光が刺してきてまぶしくなってカーテンを閉めようとしたらその光が
空に向かって伸びて行きました。
友達も目撃していて、「今の見た?変じゃない?」と話していました。
すると校内放送で先生が呼ばれて先生が職員室に行くと、泣きながら教室に戻ってきて
それにおどろいた男子が「先生、どうしたの?」と聞くと
「たった今Nちゃんのお母様から電話で、さっきNちゃんが亡くなったそうです」
みんな呆然としていて、中には泣き出す子もいました。

私と友達は、さっきのあの不思議な光はきっとNちゃんで、みんなに別れを言いに きたのかなぁと思いました。

俺はこの1カ月、4年前のさつき姉ちゃんと過ごしていた。

Posted on 7月 26, 2013

172: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:48:46
小学1年生の秋の話。

母が実家に戻らざるを得なくなり、
超ド田舎に引っ越した。

小学校までは5kmぐらいあって、
地区ごとに生徒用のバスが走っていて、
俺もそれに乗っていた。

初めて乗った日。
俺は一番家が遠いから、バスでは最後は1人だった。

「ありがとうございました」

そう言って、バスを降りるのがルールだと、
同級生や年上の人から言われていた。

バス停から家までは、1kmほどだった。

「ちょっと」

女の子の声が聞こえた。
振り返ると、坂の下に制服を着た女の子がいた。

173: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:49:03
超ド田舎で転校生なんて珍しかったから
たくさんの人に話しかけられた。
また話しかけられたなぁ、と思ったが、うれしかった。

「今日からよろしくお願いします」

母が口を酸っぱくして、
地区の人にあったら言いなさい、
と言われていたので、ちゃんと言った。

「引っ越して来たんだね」

制服を着た女の子は俺に近づきながら言った。

「うん、そうだよ」
「どこから、来たの?」
「横浜!」
「へえ、そうなんだ」

女の子とは途中まで一緒に歩き、
家の近くにある別れ道で別れた。

174: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:49:26
次の日の帰りも、バス停からしばらく歩いていると、
昨日、女の子が話しかけてくれた場所でまたあの女の子に声をかけられた。
同じように坂の下で、笑顔で手を振ってくれた。

この日は何を話したかは覚えていないが、
自己紹介をしたような記憶がある。

女の子の名前はさつき。
Y中学校の二年生だ。
当時の俺は中学校名とか言われてもよく分からなかったが、
地元の中学校だろう、と思った。

さつき姉ちゃんとは帰りの時だけしか会えなかった。
不思議と、朝は見かけないのだ。

ある日、朝も一緒に歩こうよ、と言った。

「そうね。じゃぁ、明日の6時45分にあっこの別れ道に集合ね」

バスが来る時間が7時20分だったから、
いつも早くに家を出なければいけないのだ。

家族には、さつき姉ちゃんのことは話さなかった。
幼稚園の時、女の子から好かれた時に母からかなりからかわれたので
言いたくなかった。

175: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:49:50
約束の6時45分。
いつも俺はこの時間には家を出るので
特に怪しまれることはなかった。

さつき姉ちゃんは既に待っていた。
確かこの日は小雪が舞っていて、とても寒かった。
俺はかじかんだ手をすりながら歩いた。

「寒いね」
「うん、さつき姉ちゃんは寒くないん?」
「温かいと思えば温かいのよ」

多分この時、こたつを頭に思い浮かべた。

「うーん、そうかなぁ」
「そうよ。私はいつもそうやって我慢してるの」

ちらっとさつき姉ちゃんの手を見た。
白い手だったが、俺の手みたいに赤くなっていなかった。

「雪、積もるかなぁ」
「優人君(俺の名前)は、横浜から来たんだよね?」
「そうだよ」
「じゃぁ、雪はあんまり見れないわね」
「そうだよ」
「ここは冬になると家ぐらいにまで雪が積もるの」
「そんなに!?」

母からそんなことを聞いていたことを同時に思い出した。

そんなこんなで、バス停に着いた。
まだバスは着いていなかった。

「私は、バスには乗らないの」

さつき姉ちゃんが急にポツリと言った。

「え?」
「ううん、ちょっとね」
「今日は一緒に乗ろーよー」
「そうね、いつかね。…あ、バスが来たわ」

俺はバスに乗って、
さつき姉ちゃんに手を振った。
さつき姉ちゃんは笑顔で振り返してくれた。

176: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:50:07
「誰に手を振ってるんだい」

運転手のおばさんがバスを出発させながら言った。

「あのお姉ちゃんだよ」
「お姉ちゃん?」

運転席からは見えないのか、と思ったが
特に何も聞かれなかったので、座席に座って寝た。

177: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:50:33
次の日の朝。
さつき姉ちゃんはいなかった。
帰りに理由を尋ねると、黙ったままで怖かった。

帰りだけでもいいや、と
思ったので特に追求しようとは思わなかった。

さつき姉ちゃんと会ってから1か月ぐらい経った日。
運転手のおばさんがバスでこんなことを聞いてきた。

「ゆう君、この前手を振ってた人って髪の長い女の子かい?」
「そうだよ」
「その子の名前、”瀬川さつき”って子かね?」
「うん、さつき姉ちゃんだよ」

この時、初めて名字を知った。
そういえば、母が「隣の瀬川さんがねぇ…」とか、
よく世間話をしていたので、その家の人なんだ、と思った。

「見たのかい?」
「見たって?」
「だから、瀬川さんを、だよ」
「うん、そうだよ」
「今も見えるかい?」
「見えるというか、会ってるんだよ、おばさん」
「…あぁ、そうだね」

その日の夕方、
さつき姉ちゃんに、あの運転手のおばさんのことを話した。

さつき姉ちゃんは頷いただけで、
その日は何もしゃべらなかった。

178: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:50:50
家に着くと、お寺の人が玄関にいた。
俺を見つけるなり、家の窓からあの運転手のおばさんが出てきた。
※行きのバスの運転がおばさんで、帰りは違うおじさん。

「ボク、さつきちゃんと会ったそうだね」

お寺の人が玄関で聞いてきた。

「そうだよ。さっきも一緒に歩いたんだよ」

ほらねぇ!と運転手のおばさんが俺の家族と、
おじさんおばさん(瀬川さん夫婦)をはやしたてる。

「ホ、ホントにさつきに会ったのかい…?」

瀬川おばさんが涙ながらに言った。

「うん」
「ゆう君、さつきちゃんはね、その、、、」

運転手のおばさんは言葉をつまらせた。

179: 大人になった名無しさん 2011/08/08 15:51:06
「さつきは、もういないんだよ」

瀬川おじさんが言った。

「4年前、死んだんよ、交通事故で」
「え?」

そのあと、お寺のお坊さんからお祓いを受けたと思う。
瀬川さん夫婦も、うちの家族も、運転手のおばさんもお祓いを受けた。

そのあと、いつも一緒に帰る道に塩をまいたり
お経を唱えたりした。

さつき姉ちゃんは4年前、病気で死んでいた。
俺はこの1カ月、4年前のさつき姉ちゃんと過ごしていた。

当然、次の日から、さつき姉ちゃんが現れることはなかった。

私の彼は病気で2年前に他界してしまいました。

Posted on 7月 16, 2013

44: あなたのうしろに名無しさんが・・・ 2002/07/08 14:55:00
それじゃ1発。
私の彼は病気で2年前に他界してしまいました。
彼は30代の頃に奥さんと死別してしまった人で(年喰っててスマソ。汗)
亡くなった奥さんをとても愛していた人でした。
「夢でも幽霊でもいいから出てきて欲しいのに、出てきてくれなかったなあ・・」
と言っていたのをよく覚えています。
その彼が、生前元気な頃に私に
「俺が死んだら必ずOOのところに出てきてあげるからね。俺、そういう能力あるんだからね」と笑いながら言っていました。
私は、彼の奥さんへの想いを知っていたから、笑って頷いていました。
で、彼が亡くなって数ヶ月したある深夜、私が寝ていると
私の耳元で誰かが私の名前を呼ぶのです。はっきり聞こえました。
目を開けて部屋の中を見まわすと誰も居ない・・・
でも、呼んだ声ははっきりと覚えていたので、ぼうっと考えていると
愕然としました。私を呼んだその名前の呼び方は、
他の誰も呼ばない、亡くなった彼が私を呼ぶときの呼び方だったのです。
姿は見えなかったけど、確実に彼だと確信しました。
「本当に約束、守ってくれたんだなあ・・・」
人の思いって、本当に残るのかもしれません。

亡くなった当初、お墓参りに行くたびに帰る時聞こえてきた「OO、ありがとう」の声も
深夜の訪問も、今はありません。
私に新しい彼ができたからかな・・・と思っていますけど。(w
そういえば、もうすぐお彼岸だ。久しぶりにお墓参りに行ってこようっと。

僕のお母さんですか?

Posted on 6月 20, 2013

61: (‘A`) 2009/02/17 21:25:35
「僕のお母さんですか?」
登校中信号待ちでボーっとしていると突然となりの男が言った。
当時私は20歳の大学生、妊娠・出産経験は無いそれに相手は明らかに30を超えていた、
ビックリして「ひっ…人違いです」と答えると相手はその答えが以外だったかの様な反応
で何でそんな嘘を付くの?と言った表情だった。その反応に私が驚いた。
信号が青になると私は急いでその場を去りました。こんな事を言っては失礼だが障害者っ
ぽい雰囲気で、ガリガリで目はギョロッとしていてよれよれのシャツに肩から黄色いポシ
ェットを下げていた。これが彼との最初の出会いでこの後数年に渡って何度も彼と遭遇し
ました。
その日から彼は毎日その場所で私を待っていて、必ず「僕のお母さんですか?」と聞くの
だ、「違います」そう一言言えば去って行ってくれるので気味は悪いが「警察」と言う程
でもありませんでした。
しかしいつの日から大学にまで現れる様になり私は彼にきつく怒鳴りました二度と現れる
なとか気持ち悪い、とかそんな事を言った気がします。
それからは現れる事も無く、東京の大学を卒業して実家へ戻り1年が過ぎたとき東京の友人
から久々に電話があった。
「あんたのストーカー男こないだ大学の近くで合っちゃってさぁ「お母さんはどこですか?」
って聞かれて、恐くて逃げちゃった」と言う内容でした。
その話を聞いても「ああそんな男もいたな」ぐらいにしか感じず、こっちには関係ないと思
っていたのに、次の年の母の日、玄関に萎れたカーネーションが置かれていました。
私は瞬時にあいつだ!?っと思い恐くなって父に相談し警察に行ったが相手に去れません、
被害と言った事件もなかったので陶然と言えば陶然なのですが私は不安で仕方がありません
でした。

62: (‘A`) 2009/02/17 21:26:00
そして数カ月が経った雪が積もる夜の事です、私は街の歩道を歩いていました突然車がス
リップし玉突き事故に巻き込まれたのです。一瞬意識を失い次に気付いた時は車と倒れた
木の隙間でした体中が痛くて身動きがとれず声を上げても、周りは騒々しく誰も私に気が
ついてくれません。隣では火も上がっていてもう駄目だと思ったとき「おか~さ~ん、
おかあさ~ん」あの男の声がしました、私は思わず「ここ!!助けて!!ここにいるの!!」
叫びました彼も事故に巻き込まれたのか血まみれでした、雪を掻きわけ私を引っぱりだして
くれた彼を改めて見ると彼の方が重傷に見えとても痛そうだったのに彼は私を見て笑って
「お母さんですか?」と聞きました、私は何とも言えない気持ちになり「…うん……うん」
とうなづきぽろぽろと涙を流しました、涙を拭い顔をあげると彼の姿はそこにはありません
でした。ほんの一瞬で消えたのです。
それっきりもう何年も彼を見ていません、いったい彼が何だったのかは分りませんが幽霊と
言う物ではないとは思うのです…
雪が降ると時折思い出します、名も知らぬ息子の事を。

数年前、同級生が病気で亡くなりました。

Posted on 6月 13, 2013

いい話かわからないけど。
数年前、同級生が病気で亡くなりました。
亡くなる数週間前に同窓会で久々に会い「また、ごはんでも食べようね」と
話したばかりの出来事。御葬式に出て、顔を見ると、安らかな寝顔のようでした。
次の日、会社から帰宅する途中、ある歯医者さんの前を通ると、ふっと傍らに
人の気配が。なんだか、「あぁ、亡くなったあの子だ」と思い、ちっとも怖く
ありませんでした。むしろ、守られているような、そんな感じ。
その日以来、数ヶ月間、その歯医者の前を通ると「あの子」が傍らにやってくる
感じが続きました。当時、私も大病をし、療養を終えたばかりだったので、「あの子」
が「頑張れよ」と励ましてくれていたような気がしてなりません。

Posted on 3月 11, 2013

俺の妹さ、俺が17の時死んだのよ。今からもう8年前。
まだ6歳でさ。末っ子で、男兄弟ばっかだから、兄貴も弟も猫かわいがりしてたね。
でも、元々病弱でさ、ちっちゃくてさ。
でも、めちゃくちゃ可愛くてさ、ちょっとしたことでも、泣くんだよ。
「兄ちゃん、兄ちゃん」って。いっつも俺の後ついてくんの。
街にあるケーキ屋のショートケーキが大好きでさ、一週間に一回ぐらい、バイト代で買ってやってた。
食ってるとき「おいしいー」って笑う妹が、とっても可愛くてさ、すっげぇ可愛くて…

妹が発作で倒れたって聞いて、俺、学校からバイク飛ばして中学校で弟拾って即効病院に行った。

色んな機械つけて、妹は寝てた。
おかんとばあちゃんが「もうだめだぁ…」って、なんかじいちゃんに拝んでるし。
「シノを連れてかんといて!お願いや」って、じいちゃん、妹生まれてすぐに亡くなってる。
シノを抱くことなく逝ってしまったじいちゃんは、死ぬ間際まで「シノを抱っこしたいなぁ」って言ってた。
俺が行って「シノ!シノ!!」って呼ぶと、意識が戻った。

「にーやん、あんねー、シノ、ショートケーキ食べたいん」
「いっぱい買って来てやるから死ぬな!寝るな!おきてんだぞ!」
って、俺はケーキ屋からあるだけのショートケーキ全部買ってきた。
でも、妹死んじゃったよ。
俺がショートケーキ買って来て、病室のドア開けると、妹が笑ってて、
「買ってきたぞ!シノ、食って元気出せ!」
って、一口食わしたら、
「おいしいー…ありがと、にいや」
って、笑って目を閉じてソレっきり。
すぐに、ピー―――――って、機械が。電気ショックとかやっても無駄だった。

棺おけに入るときに、気に入ってた、おかんが作ってやった紺色の、フリルのいっぱいついたドレス着てた。
ばーちゃんが作ってやったお手玉もいれてやった。
お気に入りのテディベアも入れてやった。
俺、一年ぐらい立ち直れんかった。
壁にさ、誕生日に妹がくれた「にーやん達の顔」って絵があってさ。
まだ六歳だから下手糞でさ、でも、兄弟で笑ってんの。
俺と一番上の兄貴の間で、カチューシャ付けた妹が笑ってる絵。
もう、ソレ見るたびに泣けて来るんだよ。

でも、我が家でな、ちょっと不思議なことが起きるようになったのはそれからなんだ。
夜中に、ばーちゃんの部屋から声がすると思ったら、ばーちゃん(ボケてなくて、霊感あり)が、
「あぁ、じーさん、紫乃連れてきてくれたん。そう、その服気にいっとんのな、あぁ、そうかそうか、これて嬉しいか」
障子の隙間から見ると、ばーちゃんが笑ってんの。相槌まで打ってさ。
テーブルにお茶とジュースまで出してさ。
妹の好きな、地元の古い店が作ってる瓶のサイダー。
俺、ついついばーちゃんの部屋あけちゃった。
そしたら、ばーちゃん、慌てもせずにさ「ヒロトー、じいちゃんとシノがそこに来とる、挨拶せぇ」
って、俺にまでお茶出すし。
「これ飲んだら、かえるとこまで帰りんさい」
って、ばーちゃんは笑ってた。

まぁ、それくらいは序の口。

おかんが台所で、弟のおやつにホットケーキ作ってたら、作っといた一皿の、一枚の半分だけが無くなってんだって。
歯型ついてて。どう見てもシノの口の大きさでさ。
「あの子、ホットケーキも好きやったからなぁ」
って、ばーちゃんもおかんも涙してんの。
あとは、家に居るときに、シノの声を聞いたことは、全員ある。
おとんが、「きっと、この家が好きで出て行かないんだろう」って言ってたな。

で、就職するからって東京で一人暮らし始めた。
その頃、好きな女もできて、告白しようか迷ってた。
ある日、夢ん中、妹とよく行った公園で、二人でベンチに座ってた。
「にーやんは、あの人すきなの?」
おかんが作ってやったフランス人形みたいなドレス着てさ、妹が笑ってんの。
向こう側のベンチに、俺の好きな人が座って、本を読んでて、それを指差しながら。
「うん」
って、俺が答えると、
「大丈夫、シノが何とかしたげる」
って笑ってた。

んで、しばらく経ったある日さ、その女の人から告白されてしまった。
それから、そのまま今に至るってわけで。
結婚して、しばらく経って、実家に、シノとじーちゃんの墓参りに行った時、墓前でさ、俺の奥さんが言うんだよ。
「そういえばね、不思議な事があったの」
「なに」
「あなたに告白する前にね、不思議な子にあったの。
新宿で買い物してたら、ちっちゃい女の子に声をかけられてね、紺色に白いフリルのドレス着てて…
でね、『おねーさんは、にーやんのこと好きですか』って言われたの。
『にーやんってだれ?』って聞いたら、『大丈夫ー、おねーさんは、にーやんのお嫁さんになる、うちのにーやんもおねーさんの事好き』って言って、どっかに消えちゃったの。でね、その子が居なくなった後、不思議なんだけど、あなたの顔が頭に浮かんだの」
「…シノ…」
しか、思い当たる所は無い。
そのことを、嫁に話すと、嫁は「まさかー」って笑ってたが、実家に戻って、茶の間に飾ってある、妹の写真見て、
「この子!!」って、驚いてた。
あぁ、シノがくっつけてくれたんだ。

で、またしばらくして、嫁が妊娠。
でも、ちょっと危なかった。
ある日、病院で、嫁の看護しながら、眠っちまった。
そしたら夢に、またシノが出てきた。
「にーや、おとーさんになるの」
「そうだね」
また、公園だった。今度は俺の横に、腹が大きい嫁が座ってた。たまごクラブ読みながら。
「シノ、にーやの子供、守る」
って言って、
嫁も、「お願いね」って言ったら嫁の腹の中に入ってっちまったよ。
むしろ、消えたの方が正しいのか。
目が覚めて、朝、嫁にその事を話したら、嫁も、同じ夢を見てたらしい。
で、嫁も「お願いっていったら、おなかン中入ってっちゃった」って笑ってて…

無事、生まれました、我が子。

健康な、女の子です。今年三歳になります。
しぐさが、妹に似てます。
笑い方とか、喋り方とかね。あと、性格とか、好きな物とか嫌いなものとか。
っていうか、妹の生まれ変わりだろうな。
っていうか、俺、親ばかになりました。
麻雀も、パチンコもやめたし、家にも早く帰るようになったし。

俺の実家に帰ると、もう、皆、猫っ可愛がり。
ばーちゃん大興奮。
おやじ、初孫の為にデジカメとデジタルビデオカメラ買いました。
おかん、連れてくと離しません。

とても元気で、いたずら盛りの我が娘、元気に育てよ。
まぁ、平和です、我が家。

絆創膏

Posted on 11月 21, 2012

922 :本当にあった怖い名無し :2006/05/13(土) 17:33:47 ID:y/W9Z0850
こんなスレがあったんだ。俺の思い出。
幼稚園のころ、ころんでひっかき傷つくって泣いてたら同じクラスの女の子に絆創膏をもらったんだ。
金属の箱に入ったヤツ。5枚ぐらいあった。「全部あげる。無駄使いしちゃだめよ」って。
家に帰っておふくろに「絆創膏?ケガしたの?」って言われたんで剥がしてみせた。
ケガなんてどこにもなくなってる。不思議だったけど絆創膏のパワーだと信じた。

何日かして朝御飯のとき自分のお気に入りの茶碗にヒビが入ってるのを発見。
ガキの浅知恵だよね。ヒビに絆創膏はってみたんだ。
・・・・・・夕飯のときにはがしたら直ってた。
手押し車にアヒルがついてるおもちゃ。アヒルの首が取れちゃったんだけど
絆創膏はっておいたらやっぱり直った。

大切に使わなきゃ、とさすがに事の重大さに気づいた矢先、うちの猫のヤーヤが車にひかれた。
残ってた絆創膏全部はって、毛布をかけて幼稚園休んで看病した。
泣き疲れて寝ちゃったんだよね。ヤーヤに顔をなめられて目を覚ました。
治ってたんだ。傷なんか痕すら残ってない。明日幼稚園いったらミヤちゃんにお礼言わなきゃ。
「絆創膏くれてありがとう」って。

幼稚園行って気づいた。ミヤちゃんなんて女の子はいない。
絆創膏をもらった時以外に彼女をみたことなんてなかった。
なのに僕は彼女をみたときミヤちゃんだとなぜだか思った。

そういえばヤーヤを産んですぐに死んでしまった母猫もミヤだった。