最初はほんの出来心でした。

Posted on 6月 6, 2015

最初はほんの出来心でした。

きっかけは数年前にあった深夜番組のあるコーナーでした。

視聴者から取り寄せられる身近にあったおもしろい物などを投稿する番組で私も何か投稿してみたいと思い知恵をしぼってみました。
その結果とても名案が思い浮かび私は次の日板とロープを用意しました。板は看板のようにして「ご自由にお使い下さい」と書きました。
これだけなら公園にある水道などの看板同様ですがロープの先に輪を作り準備は完成です。

次の日公園まで車を走らせて人がいないのを見計らって森へ入りました。

そして三メートルほどの木にロープを結びその木の横に例の「ご自由にお使い下さい」の看板をたてました。
私はしばらくこの「作品」を眺めました。
そう…これは即席の絞首台なのです。写真を撮ろうとしましたが何かが足りない……そう…薄暗い森なのに妙に新しい看板。
とても違和感がありました。なのでしばらく放置して古さを見せることにしました。
もしかしたらそのあいだに善良な市民が見かけて不愉快な気分になり壊すかもしれないが私はそれでもよかった。
ただささやかな笑いがほしくて軽いノリでやったわけです。

それから忙しい日が続き私は作品のことを忘れていました。2ヶ月がたち例の深夜番組を見てるとふと思い出してその場に向かいました。
台風などもあり壊れた可能性があるのです。
森の中へと入り周りを探しました。記憶をたどればすぐに見つかりました。
それは2ヶ月前と同じ光景…古さを増して作品としては完璧です。しかし私はそれを写真におさめる気はありませんでした。

2ヶ月前と1つだけ違う光景…その作品のロープに人がぶら下がっていました。

髪の長さから女の人でしょう。向こうを向いているので腐っているかどうかもわかりません…ただピクリとも動きません。
それから数日間新聞にあの死体についてはかかれていません。あの死体は今でもぶら下がっています。私のした行為は自殺補助なのですか?今も私は新聞を見ながらあの死体を思い出しています。


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