夏休みに家族旅行へと出かけた時の話だ 旅行先ではコテージみたいなとこに泊まったんだが、部屋を見渡して俺は帰りたくなった

Posted on 6月 6, 2015

夏休みに家族旅行へと出かけた時の話だ

旅行先ではコテージみたいなとこに泊まったんだが、部屋を見渡して俺は帰りたくなった
トイレを出てすぐの洗面台のところが合わせ鏡になってたんだよ
何か嫌じゃん
まぁそんな個人の意見が通用するはずもなく、其所に泊まった

事件はその夜に起きた…

そんなときに限って夜中にトイレに行きたくなるもんだ
嫌な予感はしていたが、案の定俺はトイレへとたった
半分寝ていたからか、恐怖は全く感じられなかった

俺は用を済ましトイレから出ようとした所で、異変に気付いた
ドアから「こん、こん」とノックをするような音が聞こえたのだ
外には虫が多かったし、部屋の中にもたくさん入り込んできていたので
それらがドアにぶつかってるんだろうと思い、ドアノブに手をかけた
その時

「ドンドン」

音は、誰かがドアを殴りつけているように変わった

家族だったら何か言ってくるはずである
「ヤバい、逃げなくては」
そう思ったものの、出口はそのドア一つのみ
そんな所から出られるはずもなく、恐らく10分ほど閉じこもっていたのであろう
それほど時間がたてば「何か」もいなくなっているだろう

そんな考えが甘かった

トイレから出ると洗面台、急いで手を洗って寝ようと蛇口を捻った
手を洗い終え、水を止めた所で、何を思ったか顔を上げてしまった
前にも述べた通り、其所には合わせ鏡がある
俺はその鏡像の中の鏡の一つに違和感を見つけてしまった

怖くもあったが、その時は好奇心が勝ってしまった
何が映っているのか確かめようとしてしまったのである
何がいるのか見極めようと目を凝らしてみた
どうやら赤い服をきた女性のようだ
顔は髪で隠れてしまって見えなかった
10秒ほど睨んでいると、鏡の中の女性に変化が起きた
同時に俺は逃げ出そうとしたが、体が硬直してしまっていて出来なかった
それは瞬きをした瞬間、鏡の中を一つ、コッチへと移動してきたのである

気のせいかもしれない。いや、きっとそうだ。そうに違いない。
そう思い直し、もう一度見直した。また一つ近づいて来ていた。
やはり、瞬きをした瞬間にだ。
「ヤバい、このままだと…」恐怖が蘇ってきた。
逃げようとしても体は動かない。声はあげられない。
暫くそうしていると、急に体が動くようになった。勿論、そのままベッドへ直行。その後眠れぬ夜を過ごした。

朝になって家族が起き出してきたときに、夜中にトイレに来たかを一応聞いたが、答えはNO

あのまま体が動かなかったら、俺は一体どうなってたんだろうか?


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