俺はバツイチで一人娘がいる。

Posted on 5月 5, 2015

俺はバツイチで一人娘がいる。
ある女性と知り合い、恋に落ちた。
たった一つを除き、非の打ち所のない女性だった。子供嫌いという以外は。
俺は娘がいる事を言い出せないでいた。
だがこんな女性には二度と出会えないかもしれない。
意を決した俺は幼い我が娘を、家からほど近い落ちたら二度と死体は上がってこないと
言われている自殺スポットの崖に投げ入れた。

俺たちは晴れて結婚することが出来た。
幸せの絶頂だった。
数ヶ月後妻は妊娠、出産した。
子供嫌いのはずだが、自分の子供はやはり違うらしい。育児にも問題ないようだ。
ある日あの自殺スポットに行きたいとせがまれた。
俺は反対したのだが、景色はいい場所なのであまり強く反対できず、後ろめたさも有り、折れるしか無かった。
妻は娘を抱き、俺は後からついていく。
崖の上まできた。
振り返った妻はニッコリと微笑み、抱いていた娘を崖に投げ入れた。
「な、なんてことするんだ!」
「だってあなた、子供嫌いなんでしょう?」


Categories: 未分類


Comments are closed